ディクテーションのやり方 その5 | 世界とあなたを英語でつなぐ。英会話学習法アドバイス

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ディクテーションをする際の最後のポイントは、
答え合わせをする前に自分の書いた文章が文法的に正しいかどうか
確認するという点です。


前回の例文
“I have to get some eggs since I’m baking a cake tomorrow” の場合、
私の教えているレベルの生徒は
“I have get egg since I baking cake tomorrow”
などと書きがちで、have to
付いている to や、名詞の複数形 –s 、冠詞 a I’m の助動詞の部分などは
忘れがちです。

書き取れる単語というのは比較的長い単語で耳に残り易い名詞、動詞、形容詞、
副詞 (これらを content words と言います) になりがちです。
これでは意味は推測できますが文法的にきちんとした文章ではないですよね。
もし自分が書き取った文章がこの様な文章だった場合、ここで自分の持っている
文法の知識を使います。


まず英語は do動詞の have get がカンマもなしに隣どうしに並ぶ事は普通は
ありません (口語では I’ll go get something to drink” の様な例外もあります)。

また主語のすぐ後に動詞の ~ing 形が来るというのも普通はありません。
ですから確認の際に、ここはきっと何か違うんだろうと思うべき所ですね。
また基本的なルールとして、英語の数えられる名詞には冠詞の a theが付くか
複数形の –s が付きますよね。

これらは音も短く、強調される事はあまりないので
なかなか聞き取りにくいところです。
ですからこういった細かい文法のパーツも含めディクテーションの後に自分で
文法的にその文章があっているかを調べる事がとても重要です。