シャドーイング、リプロダクションに続き、今日はリテンションです。
シャドーイングは、モデルの音声のすぐ後ろを追いかけるようにして真似することで、リプロダクションでは、聞こえてきた言葉をそっくりそのまま繰り返す練習法でしたね。
今日のテーマ、リテンション(retention) には、記憶力という意味があります。
一文ずつ止めて繰り返す訓練から、徐々に、2センテンス、3センテンス、そして、文章の塊へと移行していきましょう。
聞いた情報を覚えているためには、リテンションという能力が必要になってきます。
ただ単に記憶するだけでなく、メッセージをできるだけわかりやすくまとめて、繰り返し、吐き出す訓練をすることで、英語力がとてつもなく飛躍します。
本来はモデルの音声を使って聞くのが原則ですが、次の文章をちょっと読んでみてください。読んだら、目を原稿から離して、声に出してみてください。
After you get your baggage, go through customs. If you have something to declare, go through the red exit. If not, go through the green exit.
いかがでしたか?全文問題なく繰り返せたら、かなりの実力の持ち主です。もし、無理だったら、一文ずつでかまいませんよ。CDの音をできるだけ記憶して同じようにおうむ返しするのがコツです。
脳の中に音が残るくらい何度も繰り返し聴くのもポイントです。何回口から出したかによって英語の進歩に違いが出てくるでしょう。
シャドーイングに加え、このリピーティング作業も、あなたの学習の中に組み込むと、英語達人への近道となります。結局はどれだけモデル音声を忠実に繰り返すかが、英会話の基本練習となります。