東大合格者の勉強法を読んでいると、二つ共通していることがあります。
一つは勉強法をしっかり考えているということです。何を、どのような順番で、どの程度までやるか。そして、どのようなペースで、どのくらいの時期迄にやるかとういことがしっかり考えられていることです。
勉強の仕方と時間配分について、その全体像と方向性がしっかり意識されています。
しかし、これは日常の仕事の分野においては当たり前のように行っていることです。
その時の目標に合わせ、何を、どの様なやり方で、いつ迄にやり遂げていくか。
これは、受験勉強や仕事のことだけでなくすべてに通じる基本ですよね。
ところが、語学学習になるとこの辺がかなり怪しくなってくることが多いのではないでしょうか。行きあったりばったり的ではないにしろ、かなりその場、その場のなんとなくの練習をやったりやらなかったりのケースが多く見受けられます。
仕事で疲れてるから、学校の勉強やクラブが大変だから、その他いろいろな用事や付き合いで、なかなか学生時代の特に受験勉強の様には出来ないことが多いと思います。
しかし、そこのところを何とか工夫し、勉強方法と時間配分そして目標到達ラインを考え、強い意志と実行力で地道に努力することが上達には絶対に欠かせない条件となるでしょう。
このことは、青年期まで日本で過ごしつつも英語の専門家として名の知られた方々が皆提唱しているポイントでもあります。
松本 亨 氏 (NHKの英会話講座で長く講師をされた方)
東後 勝明 氏 (NHKの英会話講座で長く講師をされた方)
杉田 敏 氏 (NHKのビジネス英語講座で講師をされている方)
国弘 正雄 氏 (同時通訳の神様と呼ばれた方)
他にも多くの方がいろいろな学習法に関する本を著していますが、上にあげた方々はどのかたも英語学習の本質を説いており、地道な努力がいかに欠かせないかということを再確認できるので時間があればぜひ目を通してみて下さい。オーソドックスながらも多くの本質的学習法が整理できるはずです。