National Theatre/2012年7月24日~10月27日
原作:Mark Haddon
脚本:Simon Stephens
演出:Marianne Elliott
出演:Luke Treadaway、Niamh Cusack、Paul Ritter、Nicola Walker、Una Stubbs
★★★★★

Mark Haddon のベストセラー小説
『The Curious Incident of the Dog in the Night-Time』
の舞台化。

全公演ソールドアウトだそうで、
友人が早朝6時から並んで当日券をゲットしてくれました(感謝!)。

いやー、これは
舞台化、というよりは
原作の視覚化
という感じでありましたよ。
映画にしろ、お芝居にしろ
小説を原作にしたものって
原作からストーリーを借りた別モノ
という印象を受けることが多いのですが
これは原作と一心同体、とでもいいましょうか。

15歳のクリストファー少年は
アスペルガー症候群で数学の天才。
母親は亡くなっていて、父親と暮らしている。
ある夜、クリストファーはお隣の犬がガーデンフォークで刺されて死んでいるのを発見する。
シャーロック・ホームズ好きのクリストファー、
「よその家のことに首を突っ込むな」
という父親の忠告を無視して
犯人探しに乗り出す。
ところがこの捜査で思いがけない事実が明らかになって。。

原作ではクリストファーが
この殺犬事件の捜査を本にしようと
成り行きを綴るという形で物語が進みます。
クリストファーの言葉で語られるので
事情を知らなければ奇妙な彼の行動も
彼なりの理屈が通ってることが分かる、という。

このあたりを舞台でどう表現するのか興味津津だったのですが
クリストファーの書いた本を学校の先生が読み上げるという形にしてて
うまいこと行ってました。
ちゃんとクリストファーの心の動きを感じられましたよ。

客席から見下ろす舞台には
仕掛けがたくさん仕込んであって
作り上げた人の想像力に感服。

クリストファー役の Luke Treadaway、
素晴らしい演技でした。
つい目で追ってしまう何かがありますな、彼には。

いやー、もう1回くらい見たいわー。
原作、読み返してみよ。