墓の名前はゆる文字 | たまちの日常

たまちの日常

飲食店で働く52歳主婦です。
一日のしめくくりに思うこと、
なんでもないような日常、
毎日記録しています。

 

夕飯

 

● 豚しゃぶサラダ

 

● きのこソテー

 

● ごはん

 

 

 

 

 

 

これ一人前。

 

ほとんど野菜。

おろしぽん酢につけて

もりもりいただきました。

 

 

 

 

 

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昨日はお墓参りに大阪阿倍野へ。

 

 

古~い昭和な阿倍野ベルタの

地下一階に、昭和からほとんど

値上げしてないという寿司屋が

あることを知って、早速向かう。

 

「北海寿司」は長蛇の列。

80代のおじいちゃんおばあちゃん

が働いている姿が見える。小さい

お店やけど、SNSで人気になって

大変やろな~。。。

 

とか思いながら通り過ぎて、

そのへんのお店に入る。

 

 

 

 

鶏南蛮定食。1000円。

 

 

 

 

 

ほとんど衣、

ガリッと口の中が痛いような

油をたっぷり吸ったやつ。

 

豚汁は美味しかった。

 

 

 

 

向こうが見えないほど広大な墓地。

だけど、ひとっこひとりいない。

誰も来なくなっただろう雑草

だらけの傾いた墓もちらほら。

 

うちのお墓に刻まれた名前は、

なんでか分からないんだけど、

めちゃ下手。(笑)

 

確実に、プロが書いたんではなくて、

素人がそのへんのメモにさらっと

書いたような文字で、バランスも悪く、

丸くて妙にかわいくもある。いつも

掃除した後しげしげと眺めては、

おパパと2人で笑ってしまう。

 

ご先祖のどなたかがこのお墓をたて

ようとしたとき、この字を刻んで

くれと墓石屋さんに頼んだんだろう。

 

でも・・・なんで、このゆる文字?

 

 

大正時代のことはもう誰も知らない。

 

 

ご先祖さんに色んな人が関わり、

おパパどころかとっくのどこかの

時代で、血の繫がりでない名前を

継いできてるかもしれない。

 

それが面白いとも思う私。

 

 

 

 

 

お墓をきれいにして、

イバラの雑草に除草剤をまき

コケをブラシでこすり落とし

お花を生けて両手を合わせて。

 

亡き祖父に話しかけると、

爽やかな義理の祖父の顔が

浮かんでくる。

 

 

 

 

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今朝、実家の母から電話。

 

母の頭の中は家のことで99.9%

埋まっているであろう。一時間以上

同じような話をして、どっ、、、、

と疲れて、電話を切る。

 

 

あのユル文字の、

今の私の姓の人たちは、私たちに

お墓と義理祖父の優しい気配以外

なんにも残さなかった。

 

なんにも残さないっていいな。

 

私も子供たちに、そうありたいと思う。