本日伺いました根岸町K様宅、新畳8畳。
先代からお世話になっている工務店さんの仕事です。
こちらの建物は築90年は経っているだろうと工務店の社長が教えてくれました。
現在の家主様が引っ越してきてから約60年経っているそうです。
玄関を入ると立派な屏風が出迎えてくれました。
その横で檜の一枚板に描かれた龍が睨みを利かせています。
応接間も拝見させて頂きました。
戸棚も窓枠も総て漆塗りでした。
廊下の船底天井も無節の一本の丸太でした。
これ程に贅を尽くした昔の建物はなかなか拝見できません。
驚いた事に家の中の造りはその当時のままだそうです。
とても勉強になりました。
奥様、快く撮影を許可して頂き有難うございました。
最後に仕事の話。
大変立派な仏壇の前の薄縁を頼まれました。
お線香の火が新畳に落ちて焦がさぬようにとの事だそうです。
薄縁はとても難しいのですが作っていて楽しいです。
作る度に課題が見つかります。
そして無事に新畳を納めて終了。
K様、本日は誠に有り難うございました。









