畳屋ユウイチ

畳屋ユウイチ

横浜で曾祖父さんの代から畳屋をしております。
趣味は神輿を少々。
そんな訳で宜しくお願い申し上げます、


い草の産地・熊本県八代市に【い草の刈り取り】作業に行って来ました。

この2年はコロナ禍の影響もあり断念していましたが、久しぶりの産地は強烈な暑さで出迎えてくれました。



受け入れ先は産地を代表する千丁町吉王丸の【小嶋新吾さん】。




栃木県大田原市の大野畳店・店主の君島さんと、1日遅れで合流した屋久島の中島タタミ店・店主の中島君と共に受け入れて貰いました。




作業内容は、早朝3時からの釜出し(乾燥機にかけたい草を出して袋に詰め保管庫に入れる作業)



その後朝食を摂り昼までの刈り取り



昼食後夕方近くまで休憩をし、4時頃から網上げ(い草が風で折れぬ様、短い内から網を掛けておき、その後の伸び合わせ網を上げて行き根の方まで陽が入る様にするのと、風で折れるのを防ぐ為。折れてしまうと後に傷になり製織できない)

この作業は人の背丈ほど成長したい草の中で行う為、まるでサウナ風呂にいる様な暑さです。

距離も100メートル以上あり,なかなか終らずこれが一番きつい作業でした。



そして夜は他の受け入れ先に行った仲間との飲みの作業🍺

久しぶりに仲間と飲む酒はとても美味でした。





小嶋さん御夫妻の人柄は、寡黙なご主人とお日様みたいに周りを明るくする奥さんで,掛け合いが絶妙で微笑ましく,とてもお似合いのお二人でした。





全作業終了後には豪華な食事までご馳走になりました。



小嶋新吾さん,みゆきさん,大変お世話になりました。

残りの期間ガミダシテ下さい‼️

「畳屋さん減ったよね」

最近良く言われる言葉です。
「どこに頼んで良いか分からない」とも…

先日ご依頼頂いた御宅は近所の表具屋さんの紹介で連絡下さいました。
実はこちらの若奥さんが私のブログ読者だそうで、推薦してくれていたところに表具屋さんから当店の名前が出たのが決め手になったそうです。

実にありがたい話です。



作業にかかった部屋はお茶室でした。



お点前をするのに重要な畳の目が欠けていたので、丈や幅の寸法を詰めたり出したりして仕上げました。



炉の空洞な部分に取り外しの効く簡易床も拵えました。



若奥さんの期待、表具屋さんの顔を潰しちゃいけないと気持ちを込めた分良い仕上がりになったと思います。



ありがたい仕事の話でした。