アニメ平家物語を楽しんだので、私の世代にとってはやはり人形劇『平家物語』かなと思い読了
私の平家物語像は、吉川英治先生の作品だったんだな〜
<書籍データ>
『大人が読みたい 平家物語 川本喜八郎の世界』
発行所:株式会社三栄
価 格:1,200円(税込)
サンエイムック 時空旅人別冊
2022年11月9日発行
本書について
私の世代にとっては、『平家物語』といえばやはり人形劇!!
ちょうど気がついたときには、つい最近の放送を後半しかみてなかったんですが、ムックで人形劇の世界観を楽しみました。
人形劇によるストーリー紹介だけでなく、川本喜八郎さんの人形への思い、その人形を操った人たちの苦労、人形劇『平家物語』のもととなった吉川英治さんの『新・平家物語』の特集、そして平家や源氏のゆかりの地の説明など、この1冊でかなり盛りだくさんの贅沢な内容になっています。
私の一番の感想は、吉川英治先生の『新・平家物語』を読んだことはなかったんですが、この本で私の理解は吉川英治先生によるものだったのだと分かりました。まずは『平家物語』を読み終えて、改めて吉川英治先生が、『平家物語』に加えて、『保元物語』『源平盛衰記』『吾妻鏡』などの作品を題材に生み出した『新・平家物語』を、そしてその吉川英治先生が他の小説の依頼を断わって7年間打ち込んだ 『新・平家物語』を読みたいと思いました。