Otaru Canal seen from Asakusabashi/5, Otaru City, Hokkaido.
Taisho Glass Tonbodamakan/1-1-6 Ironai, Otaru City, Hokkaido.
Otaru Shussemae Square/2-12 Sakaimachi, Otaru City, Hokkaido.
(Shadows of Japanese umbrellas falling to the ground)
Taisho Glass Gekkabijin/1-1-6 Ironai, Otaru City, Hokkaido.
Otaru Shussemae Square/2-12 Sakaimachi, Otaru City, Hokkaido.
(Japanese umbrellas hanging overhead)
The horizon of the sea of Japan seen from Otaru
2年ぶりに小樽へ行った。小樽は運河とガラス工芸で有名な個性的な観光地だ。同じ観光地でも、たとえば函館が明治期に入ってきた西洋文化のイメージだとすると、小樽は純和風な大正レトロのイメージだろうか。小樽運河は大正12年に沖合の積み荷を運びこむために建設されたが、戦後、港に埠頭ができたため不要となった。昭和41年に埋め立ての計画がもちあがり、反対派の市民活動と10年以上におよぶ議論の末、最終的に運河の半分を残すことになった。その後、小樽運河は年間800万人以上の観光客が訪れる一大観光地に発展する。埋め立てなくて、正解だった。小樽でガラス工芸品が有名になったのは、明治時代に行われたニシン漁の、ガラス製の浮き球がきっかけだという。運河とガラス工芸。思わずイタリアのヴェネツィアン・グラスを連想してしまう。それは偶然かもしれないが、そんなことも小樽に異国情緒を感じさせるひとつの要因になっているのかもしれない。