誕生日当日の寝太郎。


心機一転、美容院に行くことにした。


高校生の時から数十年の付き合いの美容師さんなので髪を切っている間、気兼ねなくお互い色々と話す。


しょうもない世間話から、お互いの生活のこと、ふとしたキッカケで深い話になることもある。


お互いの人生経年を見てきているので、変化や成長に気付くし(それも毎日会っていたら気付かないのだろうが、たまに会うから気付きやすい)


それを聞いて、刺激になることも、しみじみすることも、結論私も頑張ろうという気になる。


そんな今日、久々に「なんか服の雰囲気変わったけど、そっち系も似合うね」と言われた。


実はそうなんだと話し始め、


ちょっと前に気付きがあって、今までは明るい色とか鮮やかな色の服をよく着ていて、でもそれは本当は暗い部分のある自分を明るく見せたい気持ちが無意識にあったんだな、とか、鮮やかな色を着ていたら人から褒められることが多かったからそれからきっと自分から寄せに行ってたな、とか、


明るい外側を纏って、明るく見せるのって簡単で、でも本当の意味で、健全な明るさと芯があれば、無理に明るい服ばかり着る必要はないな、そして「人から良く思われるように」というマインドだけで選ぶのも違うな、という心境になっていた。(もちろん、明るい色を自分の好きで着る分にはいいのだ)


だから内面が少し落ち着いたのに伴って、落ち着いた色味の服が今の気分だな、と思い最近そういった服を着るようになっていたんだ、と話した。


明るい色や鮮やかな色もそれはそれとして、そういう気分になった時また、着ればいい。


「どっちか」ではなく、「どっちも」ある私。


極端から、両方、つまり内側が統合されてきたのかな、と最近は思っている。


そしてカットが一通り終わり、気分転換になったなぁ、ありがとうございましたと言った時、


「昔はカッコイイ系のオーダーが多かったけど、最近は柔らかくて女性らしい感じが多いね」


と言われた。


実はその変化に自分でも気付いており、


昔は(特に20代の頃は)自分の持つ雰囲気にコンプレックスを持っていて、舐められたくない、の一心で、髪型もいま思えば服装も、外見だけはかっこいい系になりたかった(ただ単に尖っていた)


だけど歳を重ねて、内面の芯が出来てきたら、髪型もまた無理に強く見せることはないな、という心境になり、


その必要がなくなり、


元々自分の持つ自然体の雰囲気に戻ってきている気がする。


そんな話をしていたら、


「歳を取るのも悪くないもんだね」


という結論に至り、お店を出た。


誕生日に、そういう心境に至れて幸せだな、と思ったし、自分なりに頑張って生きてきたんだよな

と感謝が持てた。


帰りに催事で買った鯖寿司と太巻き、茶碗蒸しやサラダなどを食べ、食後には毎年楽しみにしているケーキをしみじみと味わった。


そうこうしているうちに疲れちゃって、昨日書こうかなと言っていた手紙は書けなかった←


まぁそんなもんか、と思いながら、お風呂で考える。


そんなにすぐに、寝太郎が親孝行で立派な出木杉君にはなれませんわな。


そんな自分も受け入れよう。と思った。


エスパーでも私の感謝の気持ちが両親に伝われーと思いながらぶくぶく潜った、今日の寝太郎。


おやすみ寝太郎。夢の中では親に感謝の手紙を書いてみよう。