お風呂は誰でも、泣くのにとてもいい場所だと思う。


湯船に浸かりながらも、シャワーを浴びながらも。


その名の通り、水が洗い流してくれる。


私は常々、男の人こそ沢山泣いて、感情を癒した方がいいと思っている。


昔は共感もなければ寄り添うことなんて出来ない男の人ってなんて冷たいんだろうと思っていたけど、そういう人が全く感情がないわけではないことも知って、


感情を抑えて、無視しまくっていると、泣けなくなっている人も多いんだなと知った。


心にどんどん、その泣けなかった涙の感情が溜まっていくだけ。


だけどもちろん外では泣けるわけはないのだから、そして家でも泣けないことが多いのだから、お風呂場はうってつけの場。


女性だって今の時代を生きていたら、泣くのを我慢している人だって沢山いる。


泣くのを我慢して、泣くのを堪える癖がついてしまっている人は、我慢しないほうが絶対いい。


トイレに行きたくなったらトイレに行くように、泣きたくなったら泣く。泣くのは自然現象なのだから。


涙活と呼ばれるのもあるくらい、科学的にもストレス発散として証明されているし、頭も心も身体もスッキリする。


誰の目も気にせず、思いっきり、涙と共に水が洗い流してくれる。


その海のような、大河のような、包み込まれる温かさが、また立ち上がる勇気をくれる。


そうやって涙と共に過ごした時間がなければ、人生を知ることはできない。


いつだってお風呂場は誰しもの味方。


今日はなんだか色々感情的になって、ポロポロ涙が止まらなかったから、あぁたくさん泣いて洗い流してしまおうと考えて、しばらく長湯していた今日の寝太郎。


おやすみ寝太郎。夢の中でもお風呂でたくさん泣いて洗い流そう。