冬眠していた熊や動物たちがとっくに動き始めても、夢から覚めません。
新緑が芽吹いてようやく寝太郎は目覚めました。
三年じゃないので、万年なので、いつ起きるか分からないのです。
冬に大好きだった猫の友達が亡くなり、ひとりでどう生きて行ったらいいだろうと途方に暮れた寝太郎は、自分が思っているよりずっと心にも身体にもダメージを受けていました。
もう寝てしまえっっ!っと脳が言ったのか身体が言ったのか。
回復するまで任せました。
暖かくなって、身体も休んだら、すこし元気になって、心もまた元気になる。
良かったね。
大切なもの以外、どうでもいいのさ。
猫以外の、その時は大切だと思っていた男の子がごちゃごちゃ言ってた気もするけど、
違うか。私がごちゃごちゃ言ってたような気もするけど←
全部夢の中。
夢から覚めたら、そんなことも忘れちゃう。
でも猫だけは、夢でも現実でもいいから会いたいな。
いつか正夢。
本当に大切なものだけ握り締めて、それ以外は手放して、風に吹かれて飛んでいく。
そしてまた夢を見る。
おはよう寝太郎。そしておやすみ寝太郎。
その繰り返し。
また風に吹かれてこの世界を生きるのさ。
おやすみ寝太郎。今日もよく生きました。
夢で友達に会いに行こう。
