猟の先輩からキジ肉をいただきました。
キジ肉の炊き込みご飯が美味しいというので、挑戦です。
山の肉によく合うというゴボウとニンジン、キノコを買って来ました。
ゴボウはぶっといのを買いました。
何故なら。
前任地、帯広の隣町、芽室町のものが売られていたからです。
しかも一番安い値段で。
このゴボウの収穫作業も見にいったことがあります。
収穫のトラクターの彼方に、雪を抱いた日高山脈がくっきりと見えていました。
遠く離れた愛媛まで出荷されてたんですね。
まずはコメを研ぎます。
コメ一升に醤油一合なんだそうです。
コメは3合だったので、醤油は3分の一合弱です。
味にムラがあってはいけないので、この段階でよく混ぜました。
その上にマッチ棒ぐらいに切ったゴボウ、ほぼ同じサイズに切ったニンジン、ブナシメジを入れていきます。
最後に、キジ肉です。
キジ肉をくれた先輩猟師から、くれぐれも具を入れ過ぎないように、再三忠告を受けていました。
具を入れすぎると、具が重くて炊くときにコメが釜の中で回らないから、上手に炊けないんだそうです。
かといって、キジ肉の量を減らすと、キジ肉の出汁が出なくて美味しくならない。
ちょっとしたジレンマですよね。
今回はゴボウ、ニンジン、ブナシメジ、キジ肉の順に、それぞれうっすらと鍋の上面を覆うように入れました。
炊きあがってみると、ご覧の通り。
ご飯もいい塩梅に炊けたし、具材のそれぞれもいい感じに火が通りました。
さあ、食べてみましょう。
なんか違うな。
とても美味しいんだけど、ちょっと足りない。
味の深みのようなものが。
酒、またはみりんを入れると良かったかな。
それとも鶏がらスープの素とかを入れるべきだったのか。
美味しいんだけど、もう一声欲しいって感じ。
肉をくれた先輩は、1回目の炊き込みご飯は失敗すると言われてましたが、今回作ったものが失敗かどうかはわかりません。
120%の成功とはいえないだけです。
キジ肉はまだ残ってます。
もう一度作ってみます。