このブログは、萩尾望都の諸作品のテーマやモチーフ(設定、構図)と、その継承関係に関して、論評、解釈するブログです。
私は、萩尾望都の諸作品には、「排斥」という根本的なテーマがあると考えています。
そして、萩尾作品の歴史は、各作品で発見した問題(テーマ、モチーフ)を継承しながら、「排斥」をなくすことができないかという根本問題の解決(ハッピーエンド)を追求した歴史だと思っています。
若い頃に読んで最も印象深かった作品が「スター・レッド」だったので、「スター・レッドの続編は書かれたのか」ということを入口にして始めたいと思います。
そして、個々の作品の解釈の前に、少し抽象的な文章になりますが、作品が描かれる様々な舞台・領域の中で、「排斥」という根本テーマが、どのような具体的なテーマやモチーフ、物語になるのかを書きます。
最後は、「バルバラ異界」を書いたことが、「ポーの一族」の再開のきっかけになっただとろう、ということで終わります。
「ポーの一族」が再開されたことはワクワクする出来事で、このブログを始めた一つの理由になっています。
そして、NHKの「100分 de 萩尾望都」や、萩尾望都の「一度きりの大泉の本」がつまらなかったことも…。
ちなみに、私は、萩尾望都マニアでも、マンガ・マニアでもありません。
萩尾作品もすべてを読んでいるわけではなく、取り上げる作品は、個人的な体験と興味に基づいています。
==目次==
<はじめに>
<テーマ、モチーフについて>
<各作品について>
・銀の三角 ・一角獣種シリーズ
・モザイク・ラセン ・半神
・偽王(改訂) ・ハーバル・ビューティ
・マージナル 1 ・マージナル 2
・残酷な神が支配する 1 ・残酷な神が支配する 2
・バルバラ異界 1 ・バルバラ異界 2
