萩尾望都の諸作品のテーマと継承

萩尾望都の諸作品のテーマと継承

萩尾望都の諸作品の解釈とテーマやモチーフの継承について、萩尾望都作品論。


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このブログは、萩尾望都の諸作品のテーマやモチーフ(設定、構図)と、その継承関係に関して、論評、解釈するブログです。

 

私は、萩尾望都の諸作品には、「排斥」という根本的なテーマがあると考えています。
 

そして、萩尾作品の歴史は、各作品で発見した問題(テーマ、モチーフ)を継承しながら、「排斥」をなくすことができないかという根本問題の解決(ハッピーエンド)を追求した歴史だと思っています。


 

若い頃に読んで最も印象深かった作品が「スター・レッド」だったので、「スター・レッドの続編は書かれたのか」ということを入口にして始めたいと思います。

 

そして、個々の作品の解釈の前に、少し抽象的な文章になりますが、作品が描かれる様々な舞台・領域の中で、「排斥」という根本テーマが、どのような具体的なテーマやモチーフ、物語になるのかを書きます。


最後は、「バルバラ異界」を書いたことが、「ポーの一族」の再開のきっかけになっただとろう、ということで終わります。

「ポーの一族」が再開されたことはワクワクする出来事で、このブログを始めた一つの理由になっています。
そして、NHKの「100分 de 萩尾望都」や、萩尾望都の「一度きりの大泉の本」がつまらなかったことも…。

 

ちなみに、私は、萩尾望都マニアでも、マンガ・マニアでもありません。

萩尾作品もすべてを読んでいるわけではなく、取り上げる作品は、個人的な体験と興味に基づいています。

 

 

==目次==

 

<はじめに>

 

「スター・レッド」の続編は書かれたのか?

 

<テーマ、モチーフについて>

 

「社会」 における排斥のテーマとモチーフ

「家族」 における排斥のテーマとモチーフ

「個人の意識」 における排斥のテーマとモチーフ

「非日常」 における排斥のテーマとモチーフ

「愛」における排斥と解放のテーマとモチーフ

排斥のテーマのラディカルな意味と課題

少年愛とエロス論

 

<各作品について>

 

雪の子  ・精霊シリーズ  ・あそび玉

11月のギムナジウム  ・トーマの心臓

ポーの一族(旧シリーズ)  ・百億の昼と千億の夜

スター・レッド

銀の三角  ・一角獣種シリーズ
モザイク・ラセン  ・半神  
偽王(改訂)  ・ハーバル・ビューティ
マージナル 1  ・マージナル 2

海のアリア  ・イグアナの娘

残酷な神が支配する 1  ・残酷な神が支配する 2
バルバラ異界 1  ・バルバラ異界 2

ポーの一族(新シリーズ)  ・秘密の花園

青のパンドラ