こんにちは、タケです。
今日のテーマは
「対応に困るバイヤー vol.7:購入取り消しの拒否」
です。
eBayでセラー活動をしている中で、対応に困るバイヤーの話をしています。
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事例7:購入取り消しの拒否
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eBayにおいて、バイヤーは「購入」と同時に「支払い」をおこなう必要はありません。
つまり、バイヤーやセラーにとって「購入=売買契約」ではないということですね。
別の言い方するなら「購入=カートに入れた」ということでしょうか。
すると、こういった問題が発生します。
“購入しても、代金を支払わない”
もちろん、購入と同時に支払いをしなければ「落札」にならないようにすることもできますが、
複数購入による組み合わせ送付を考えると、このオプションは使いにくいかもしれませんね。
すると、バイヤーは“落札したのに代金を払わない”という場面が必ず発生します。
こういった場合、セラーはeBayを通じて「未払い」を申請できます。
申請できる期間は、落札されてから「4日後~32日まで」です。
ちなみに、私の場合、支払期限を「落札後3日以内」としていますが、
eBayへ「未払い」を申請するのは落札されてから「1週間後」にしています。
というのも、1週間より早く未払い申請すると、
バイヤーから“お叱り”を受けることがあるからです。
さて、この未払いの申請については問題がないのですが、
バイヤーがこんなことを言ってくると困ったことが起きます。
“購入を取り消したいんだ!”
多くの場合、こうやってバイヤーが言ってくるのは、こちらが未払い申請した後です。
理由は、セラーの未払い申請が通ると、バイヤーに「Unpaid Strike」が記録として残るからです。
なので、バイヤーは慌てて、こう言ってくるわけですね。
そして、この場合、セラーとしては2つの選択肢があります。
1つ目は、バイヤーの要望を受け入れて「セラーによる購入取り消し申請」に切り替える方法です。
2つ目は、バイヤーの要望を受け入れず「未払い申請」を完結させる方法です。
良心があるセラーなら1つ目の方法を選択すると思いますが、ここに落とし穴があるわけですね。
というのも、セラーによる購入取り消し申請に切り替えると、
バイヤーがその申請を「受諾もしくは拒否」する権利を得るからです。
つまり、この購入取り消し申請はセラーからバイヤーへ“お願いしている”ような感じになるからです。
では、何が落とし穴かというと、この購入取り消し申請をバイヤーが間違えて“拒否”することがあるのです。
この拒否はメールで通知されるのですが、そのメールを受け取った時のショックはとても大きいです。
本当に“ガーン”という感じです。
なぜなら、購入取り消し申請をバイヤーが拒否すると、eBayの手数料である「FVF」が返還されないからです。
こうなると、FVFを取り返す方法をただ一つになります。
それは“eBayへ電話する”です。
このような困ったバイヤーへ有効な対策というは、今のところ見つかっていません。
なぜなら、eBayが“ヒューマン・エラー(人間のミス)”への仕組みを作っていないからです。
ということで、未払い申請した後にバイヤーが購入キャンセルを要望してきたときは、
セラーによる購入取り消し申請へ切り替えるかどうするか、じっくり考えてくださいね。
タケ