表計算の数式を活用する vol.3(eBay出品手数料の計算) | eBay,Amazon.comなどで個人輸出のブログ

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皆さん、こんにちは。

今日のテーマは
「表計算の数式を活用する vol.3」
です。

前回は、eBay出品手数料の計算をパワーアップしました。

つぎは「eBay落札手数料」を計算してみます。


まず、Auction形式の落札手数料です。

図を見てください。

(図)表計算数式_落札手数料01-01.jpg
http://dl.dropbox.com/u/69793914/%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%95%B0%E5%BC%8F_%E8%90%BD%E6%9C%AD%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%9901-01.jpg


※eBay落札手数料ページ
http://pages.ebay.com/help/sell/fees.html#fvf_auction


Auction形式における落札手数料を計算するポイントは、
「手数料の上限が$100」
であることです。

このルールによる計算式はこれです。

(図)表計算数式_落札手数料01-02.jpg
http://dl.dropbox.com/u/69793914/%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%95%B0%E5%BC%8F_%E8%90%BD%E6%9C%AD%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%9901-02.jpg


=IF(A2="Autcion",
IF(ROUND(D2*0.09,2)>100,100,ROUND(D2*0.09,2)),
0)


この計算式で重要な部分は、ここです。

(図)表計算数式_落札手数料01-03.jpg
http://dl.dropbox.com/u/69793914/%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%95%B0%E5%BC%8F_%E8%90%BD%E6%9C%AD%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%9901-03.jpg


つまり、落札価格に9%をかけ算して、
その結果が$100を超えていたら落札手数料を「$100」に、
超えていなければその結果を使います。

ここで使っている関数は「小数点2桁への四捨五入する」ものです。

また、自分が作成した計算式が正しいかどうかチェックするために、
eBayの「手数料計算ツール」で検算してください。

http://pages.ebay.com/sellerinformation/news/Feecalculator.html#



最後に、
この計算式では「小数点2桁への四捨五入する」という関数を入れていますが、
多くの人はこれを入れていません。

その理由は3つあります。

1つ目は、落札手数料の計算に「四捨五入」が導入されていることを知らない。

2つ目は、セル書式の設定にて
「通貨」&「小数点以下2桁」
という設定をした方が簡単だから。

3つ目は、四捨五入による「金額差」が非常にわずかである。

3はOKですが、1と2はNGだと私は思います。

なぜなら、
「分かっていて、やらない」
のと
「知らないから、やっていない」
では大きく違うからです。


初めから厳密に取り組む必要はないですが、
「気が付いたタイミング」
で、ちゃんと取り組むことが大切だと思います。


ちなみに、セル書式の設定がNGなのは
「表計算の書式設定は、表面上の数字だから」
です。

つまり、セル書式で四捨五入を設定してあると
数式の計算結果が「4.491」となった場合の表示は「4.49」になりますが、
実際の値は「4.491」のままであるということです。

ですので、この結果を他の計算に使った場合、
4.491+4.491+4.491+4.491+4.491=22.455
となり、自分が予定していた結果である
4.49+4.49+4.49+4.49+4.49=22.45
とは違ってしまうからです。



タケ