みなさん、こんにちは!
今日のテーマは
--------------------------------------------
理不尽なクレームとネガティブ・フィードバック
--------------------------------------------
です。
eBayでセラーとして活動していると、
バイヤーさんからさまざまなクレームを受けると思います。
クレームの行き着く先は、皆さんもご存じの通り
「ネガティブ・フィードバック」
です。
私の場合、いままでに2回のネガティブ・フィードバックを受けたことがあります。
・関税の支払いに関すること
・荷物の到着にとても時間がかかったこと
今回は、2番目のネガティブ・フィードバックについてお話しします。
事件が発生したのは4ヵ月くらい前だったと思います。
11月の下旬くらいに注文があったドイツのバイヤーさんです。
荷物を発送したのは11月末でしたが、
12月の中旬を過ぎても荷物が届かないというメール(クレーム)をもらいました。
通常通り、
1.バイヤーさん自身に、郵便局へ電話してもらう
2.セラーとして、日本郵便へ調査請求する
という手続きをおこないました。
そして、クリスマスが終わった頃、
このバイヤーは私に「ネガティブ・フィードバック」を残しました。
クリスマスまでに届かなかったことが理由だと思います。
あなたは気を付けていると思いますが、
11月と12月は荷物の「配達遅延」が発生する確率が高いです。
通常の2倍くらいかかって到着することもあります。
ですから、私は、11月と12月に注文してくるバイヤーさんへ、
・クリスマスに間に合わないかも
・年内の到着は難しいかも
という内容の確認メールを送っています。
もちろん、今回のバイヤーさんにも事前に確認が済んでいました。
しかし、私はネガティブ・フィードバックをもらいました。
バイヤーさんの気持ちも分かりますが、
このクレーム&ネガティブ・フィードバックは理不尽だと思います。
というのも、このクレームの原因を作ったのは双方にあるからです。
・私は、クリスマスまでに届かないかもしれない商品を販売した
・バイヤーは、クリスマスまでに届かないかもしれない商品を購入した
つまり、双方ともリスクを負って契約したわけです。
そのリスクとは、
・クリスマスまでに商品が手に入らないリスク
・バイヤーが受け取りを拒否し、返品されて来るリスク
です。
実店舗での購入とは違い、荷物の輸送を伴う通信販売では
「遅延到着、不着、破損」というトラブル(リスク)が発生します。
これらリスクは、
「売り主と買い主の双方が、居ながらにして販売や注文ができる」
という利便性の代償だと思います。
話しは脱線しますが、
このリスクを考えるとき、私は、ヤフオクとPayPalの返金ポリシーを比較してしまいます。
ヤフオクにおける売り主の多くは、配達中の事故に「責任を負わない」ことを明記しています。
しかし、PayPalは返金ポリシーに、商品の到着までセラーが「責任を負う」ことを明記しています。
(eBayセラーでも、配達中の事故に責任を負わないことを明記している人がいますが...)
私は、PayPalの返金ポリシーが正しいと思います。
なぜなら、セラーがバイヤーから受け取った金銭は、
「商品の発送」というセラーの行為へ支払われた対価ではなく、
「受け取った商品」へ支払われた対価だからです。
今回のことで、通信販売のセラーとしてもう一つリスクを考えておくことが必要になりました。
それは、
「バイヤーから理不尽なクレームとネガティブ・フィードバックを受ける」
ことです。
このリスクは、セラーにとって永遠不滅のリスクなのかもしれません。
タケ