遠い記憶に残ってる、幼稚園児の時の話。
保護者達が見守る中、園内で相撲大会が開かれました。
どういう形式だったかは憶えてないのですが、僕の対戦相手が僕より大きな体格の園児だったのを憶えています。
その相手と対峙した瞬間、僕は思いました。
「あ、無理…」
しかし取組は取らなくてはなりません。
「あ、私なんかが土俵にあがるなんてとてもとても!いやほんと恐れ多くて!いやほんと!ですので、相手さんが勝ちで結構でございますので!あ、私はここいらでドロンさせて頂きます!では!」
なんて言えるはずもなく、行司役の声が聞こえます。
「はっけよ~い…」
来る!
「のこった!」
と踏み出そうとした瞬間!
全身に、それまで感じた事の無い不思議な感覚がみなぎってくるじゃあ~りませんか!
君達がいて、あ僕がいる。
それは単なる感覚なのか、それとも神のお告げなのか、それとも黄金聖闘士が小宇宙を送ってくれたのか…
!
その不思議な力に身を任せようと意を決した恵畑!
てぃや~~~~っっっ!!!
とヒョイと一歩引いてみた。
するとこちらに突進した相手はバランスを崩し、その手は地面に。
その瞬間大人達の大歓声が響き渡り、次に大きな拍手がわき起こります!
その勝利によって、恵畑は「おヒョイさん」の称号を得たとか得ていないとか。
しかし、確実に得たものがあります。
「ずる賢さ」
さて、僕は、
球技というものが苦手です。
ボールを投げるのもキャッチするのも苦手なので、バスケやバレーはもちろん、野球やテニスや卓球のようにバットやラケットを使うのも苦手であります。
そんな僕の1番苦手なスポーツが、
ドッジボール。
投げるのが下手な為、相手に当てる事が出来ない。かと言ってボールを取るのも苦手なので、ただ逃げるのみ。
そんな苦手なドッジボールを克服しようと、恵畑はある必殺技をあみ出します。
その名も
必殺「気配消し」
気配を消すと言っても、ただ隅っこでジッとしてるだけではすぐに目を付けられてしまう。
なので、
味方チームの強い人の近くで「いかにもアクティブに動く人」を演じながら動きまわり、且つ強い人の後ろにまわる。
これをしていたら、あまり目立たず狙われません。
しかし、
狙われないという事は、最後の1人になる可能性大なわけで…。
ボールを取る事が出来ない恵畑は、最後の1人になって集中攻撃をただただ逃げまどう、という経験を何度もしています。
そんな球技苦手な恵畑ですが、この夏、とても熱中したものが。
「全国高校野球選手権大会」
バッティングセンターに行っても10球中1発かすめれば良い方な僕から見ると、あんな投げて打っては神業に見えます。が
そんな事よりも高校球児達の熱い戦いに、とてもとても感動しました。
明日は、智弁和歌山と智弁学園の「智弁対決」。
季節を感じる事がほとんど無い今、テレビを通してですが熱い夏の甲子園を見守ろうと思います。
そして明日は「ワンワンわんだーらんど」の放送日でもあります
NHK Eテレ
7:25~
17:00~(再放送)
なのですが、明日の高校野球決勝の放送が延長になると、再放送は中止になる可能性があるそうです。
どうぞご注意ください。
そして、わんだーらんどでお会いしましょう