ホムセンなんかの1000円鋏。


一年使うには良いけど、切れなくなったら捨ててしまう。


どこのお家にも、当家にもある鋏。


大じいちゃんの形見分けのものですが、すっかり使わなくなりました。

一年何もしてない。



研ぎ自体は簡単なものですが、今回のモデルさんは余りに錆びてるので、まずは分解掃除から

例のものでこすります。
500円ちょっとで何年も使えるサビトール。汚れ落としだけで当家の岡恒は3年近く一度も研いでいない!
砂消しゴムみたいなもので、数分擦るとあら、キレイに。なるべく刃に近いところはこすりません。角度が狂ってしまいます。

それでも残る黒いポツポツが気になったので、今回は初の試みとしてお酢2倍希釈くらいに15分くらい漬け込みました。
※やらなくても良いかもしれません。

浮いたサビのようなものを再度サビトールで擦る。サビっていうか溶かしてるのかしら?

ここまでは酷いサビのハサミの話です。
そしてまだ、刃先は全く研いでおりません。キレイにしただけですね。

カシメねじを締めてハサミの状態に戻し、今回はコレを使います。

買ったきり2年近く使わなかったダイヤモンドやすり。
これで岡恒を砥ぐ動画を見つけたのですが、上記汚れ落としだけで岡恒がとがなくても切れるので、使う機会がありませんでした(笑)

ダイヤモンドヤスリですが、タイプとか形状が色々あるのですが、探したのは黒田社長さん動画と同じ両面フラットタイプ。Amazonで買えるかと思います。

形状ですが片面かまぼこ型をお持ちなら買い直す必要はありません。多分そんなに変わりません(笑)

このヤスリはフラットで1000番と400番が両面みたいですね。

ご覧の通り印字も汚くダブっていますが最大の問題はそもそも逆に印字してある!(笑)

ザラザラした荒そうな面が1000番となってました(笑)
何も知らないでお買い求めになる方は、トラップにお気をつけ下さい(笑)


使い方は簡単!

角度を合わせて3.4回なぞるようにスライドするだけ!(中々3回では無理でしたが、今回のように柔らかい刃物はかなり削れますのでやり過ぎ注意)

今回のようにサビが酷くなければ分解掃除する必要もなく、カシメ付きのまま3分くらいで終わりそうですね。裏面はバリ取り程度にヤスリを寝かせて1回〜2回動かす。

かなり刃が付きました!
これは衝撃!

本家黒田社長さん?の動画では岡恒の研ぎをされています。

岡恒の刃は23度かな?で推奨されており、そんなもん出来るか!と皆諦めるのですが(笑)、

ヤスリを刃先に対し、


90度であてる
それを半分寝かせる(45度)
また半分に寝かせる(22.5度)

と感覚的に角度を出す技をご紹介されてますので是非参考になさってください。
ここ数日で女性ユーチューバーが似た動画を出してますが完全なパクリです(笑)

私のやり方は〜なんて動画にしてはいけません。
ちなみに汚れ落としを紙ヤスリでやるのは父ちゃん的には推奨できません。やり方を間違えると刃先が丸くなる。簡単そうで紙ヤスリって使いこなすのが難しいシロモノです。

お酢につけたので少し黄色くなってしまいましたが、一旦完成です。
錆止め556を吹いて保管しましょう!

これで本番(岡恒)研ぎの予行練習もバッチリ!

バラすのがめんどくさい
締め具合も難しい

ので、諦めがちなハサミですが、何だかシロートでもやれそうな気がします!