息子君のやめます問題は、今回で3回目である。

時折気持ちが折れ、朝起動出来なくなってしまう。

聞いても深く語らない、疲れきってしまっているのだと思う。

所属しているチームは、区内でも強い方。
練習量も多い、朝も早い。

野球が大好きなら、続くのかも知れない。

寝ても覚めても野球を考えてる人なら、続くのかも知れない。

だが、うちの子はそうでもないのだ。そんなに野球が好きでもない。
その気持ちを周りの大人が騙し騙しで3年間。

小学生の時にやらなきゃいけない事は沢山ある。

お友達と遊ぶ事。
勉強する事。
手伝いする事。
家族と出かける事。
おじいちゃん、おばあちゃんを大事にする事。
なにかをやり通す事。
好きな事を見つける事。

野球は素晴らしいスポーツだ。
続けられるなら、続けてもらいたい。
ただ、小学生のうちの優先順位で1番では無い。続ける事はとても大切だが、犠牲になる事も多い。

少しでも重荷になっているとしたら、取り払ってやるのも親の仕事なのです。

前回の辞めます騒動の時、かなり時間をかけて息子とは話しました。

でも、半年も経たずにまた折れた。

前回はコーチ陣とも話した。こうして、辞める辞めない状態を続ける事は、息子にとって何より不幸だと言ったのだが、あまり伝わらなかった。

主力級の選手になるから、続けてもらいたいと言われた。親も否定的にならず、チームの方針に賛同してもらいたいとも言われました。
この時私の中でチーム、そして野球指導者とは深い溝が出来たように思います。

さて、今回ではどうするか。
昨日は仮病で休んで、今日は先輩の最後の試合かも知れないのでよく見てこいと行かせました。

子供が考える事と、大人が考える事。
バランスよく進められれば良いのにと大人は考えてしまいがち。
だが、私情や世間体、地域意識...そんなものは子供にとってはどうでも良い事です。

頑張ってるのは子供たちなのに、いつの間にか大人は自分達の指導方針に酔いしれる。
父母会の居心地良さ、親の役回りの楽さが中心になってしまう。

今回はどうなるだろう。
息子君の意見を第1に考える事が出来るのでしょうか。