7月21日

今いる場所から目を上げなさい

創世記 13章14節


信仰がもたらす祝福と幸福について、少し思いを巡らせてみましょう。私たちは往々にして、自分自身の取るに足らない存在を足かせにしてしまいがちです。自分をあまりにちっぽけな存在だと感じてしまい、主の偉大で力強い約束を自分のものとして受け取ることをためらってしまうのです。「もし自分が主の御心(みこころ)にかなっていると確信できれば、信頼できるのに」と言ったりします。

しかし、そのような考え方は間違っています。自分自身のことばかりに心を向けるのは、信仰にとって大きな妨げとなりかねません。キリストに、ただキリストだけに目を注ぎなさい。自分の信仰そのものではなく、信仰の創始者であり完成者である方に目を向けるのです。ただちらりと見るのではなく、しっかりと、長く、誠実に、そして献身的な態度で――敵に屈することなく、揺るぎなく、疑いや恐れの影を一切排除して――見つめるのです。恐れに屈することは、失敗の瀬戸際に立つことと同じです。

アルプスを越える人々は、峠の危険さや道の狭さ、そして岩だらけの切り立った渓谷について語ります。彼らは、上を見上げ続けることがいかに重要であり、安全であるかを知っています。めまいがするような眼下の深みに一度でも目をやれば、命取りになりかねないからです。信仰の高みへと登るためには、上を見上げなければなりません。今いる場所から目を上げるのです。自分自身や状況、方法や賜物(たまもの)ではなく、偉大な「与え主」に目を注ぎましょう。