かのんのお部屋 -97ページ目

かのんのお部屋

日々いろいろ思ったことを☆

かれこれ半年前ころから、右股関節に痛みが出るようになった。


何もしていないときは痛みはないのだが、長時間歩いたり、ストレッチや筋トレをしようとすると痛む。自然に治るものではなさそうだし、このまま放っておいてはまずいと思い、とりあえず身体をみてもらおうと整形にかかった。


レントゲンを見て、脚の可動を調べた先生の見立てによると、股関節にはまったく異常がみられないという。では、この痛みの原因はどこからきているのかというと、どうやら、腰からきているようだということだった。椎間板が神経を圧迫しているかも?ということらしい。


かも?なので絶対なのではないのだが、股関節だとばかり思っていた私は、意外な結果に驚いた。なるほど・・・と思い、ではどうすれば?と思い、整形の先生の次の指示を待つ。だが、先生からはそれ以上の言葉はなかった。


痛み止めと筋肉を弛緩させる作用のある薬とシップが出たが、(これじゃぁ、治らないな)という思いがよぎる。私が待っていた指示というのは、運動療法である。それ相応のストレッチなり筋トレがあると思うのだが、それに関して一切指示はない。


手術も必要なければ、それなりに生活もできるようだし、まぁ、ここは薬で様子を見ましょうということだったと思うのだが、それで良いのか?という思いがよぎる。症状が軽いうちに、なんとかしないとこの先もっと大変なことになるんじゃないの?と。




とりあえず、痛みの原因がわかったので、自分なりの対処法を考える。



幸いにも私の手元には、整形外科医でアスリートのスポーツドクターをされている方がかかれた本があった。「整形外科医がずっと教えたかった 医者いらずの体の整え方」である。この本には、私が疑問に思ったことがズバリ書かれていた。



「自己管理や運動ができればしっかり治せるのに」



という、現場ドクターならではのジレンマがこの本の執筆の動機だったそうである。これを指導するには、患者さん一人ひとりに丁寧に応対する時間が必要なのだが、患者さんそのものが多すぎて、その時間がとれないとのことらしい。今現在の医療システムでは、本気で治そうと思ったら自分でなんとか模索しなければならいようだ。


整形外科医がずっと教えたかった 医者いらずの体の整え方/講談社
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さて、この本に沿って、自分の腰をチェックしてみた。


ひとつひとつみていくと、非常に可動が悪い箇所があるのがわかる。
そこを改善するために、ストレッチと筋トレが紹介されているので、それをやってみた。

この動きは以前、ヨガやピラティスでやったことがあるもので、私が一番苦手としているものだった。あぁ、当時から私の腰はすでに弱っていたのね、と再確認する。さらにいえば、この動きは体幹を鍛えるもの。マラソンや登山で体幹の重要性を嫌というほど思い知らされたので、私が一番注目していた箇所である。しかし、一朝一夕に鍛え上げられる箇所でもなく、地道なストレッチを続けることが大事だと悟った。




それから数日後、街を歩いていてふと店のウィンドウに映った自分の姿を見た。姿勢が悪いなぁと思い姿勢をよくしてみたのだが、腰のあたりがイマイチ収まりが悪く感じた。収まりよく姿勢を正してみると腰が自然と中へ入る形になる。これが一番、良い腰の状態だということに気がつき、ことの次第をヨガの先生に伝えてみた。




「それって、反り腰ってことじゃない?お腹とお尻の力がぬけてるってことよ」


まったくもって、そのとおり!と思った。

私は、まさしく、お腹とお尻に力がいれられないのだ。

だから、ヨガのポーズもピラティスも今ひとつ納得したポーズが取れないのだった。いわゆる「丹田」に力がはいりづらい身体をしていたということなのである。




しかし、「反り腰」という言葉ははじめてきいた。目からウロコの指摘である。

今まで誰ひとり、そういう表現で指摘してくれた人はいなかった。骨盤の歪みを指摘されることはあるが、腰が反っているとは言われたことがないのである。盲点だと思った。




「反り腰」は、そもそも骨盤が前傾していることから来ている症状である。ようするに骨盤が前に傾いているため、立っていない。その状態で姿勢をよくしようとして、骨盤が立っていないまま上半身を起こしたのが「反り腰」なのだ。これは、一見姿勢がよく見えるが非常に身体に無理を強いている格好になる。特に腰に一番の負担がくる。




さらにヨガの先生に、「巻き肩でもあるよね」といわれた。巻き肩とは、肩が前に巻き込むようになっている肩をいう。胸がひらいてないぶん、肩甲骨まわりの筋肉がはっている。あぁ、だから息が入っていきづらいんだと思った。



以前の記事にも書いたが、
「正しい呼吸のためには、正しい姿勢が必要」なのである。


以前から、「丹田」に力を入れることが大事ということは頭ではわかっていたものの、意識してもどうしても力を入れることができなかった。そもそも意識ができないのだ。腰のあたりがドーンとぼやけたように鈍感になっていたといえばわかるだろうか?だから、トレーニングが辛くなる。意識しても意識ができないのは、結構辛いものがあるのだ。この壁がなかなか越えられなかった。




それが、骨盤の前傾に気がつき、日々、意識して立たせながら生活するようにしてみたららばどうであろう。少しずつではあるが、お腹に力を入れる感覚がわかってきたのだ。




私は、身体の壁を乗り越えつつあるのかもしれない。


最近、お腹で歩くことがなんとなく意識できるようになってきた。

まだ、変な歩き方になるがこうやって歩くんだ!と感じながら歩いている。

ウォーキング・マラソン・登山・・・そのどれも今まで、正しい姿勢で動いてなかったんだなぁ・・・と若干のショックを覚えつつ、だから身体に故障がでるのかとも納得もしている。




基本中の基本の姿勢、ここに気が付くまで数十年。

これは、生き方の姿勢にも言えるのかもしれない。




変な姿勢ですごしてきた私の人生を振り返り、よくもまぁ頑張ってきたものだと褒めてやりたいと思う。がむしゃらに、一生懸命頑張ってきた今までの私。きっと、この姿勢が頑張る私を形成していたのだろう。頑張らなくては!前へ前へ一生懸命に!!この生き方が当たり前だったんだと思った。




でも、気がついたからには立て直す。

身体と同時に、生き方の姿勢も立て直す。

頑張りすぎず、リラックスして生きていけるよう立て直す。




今まさに、一番重要な土台の立て直しの真っ最中。

この土台が立て直されなければ、身体の柱が立たない。


そして、身体の柱が立っていなければ、心の柱が立っていてもどこかでブレてしまう可能性は否めない。


ここまで気が付くことができて本当によかった。

あとは、実行あるのみ。

やれることを地道にやっていくのみである。