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かのんのお部屋

日々いろいろ思ったことを☆

先日、山岳連盟が主催する登山講習会に参加してきた。
 

 

登山初心者に向けて、登山の心構えやもしもの時の応急処置をレクチャーする講習会だ。

いくつかの山を登ったものの、初心者も同然な私。

そもそも登山の基本がわかっているようでわかっていない。

だから、上級指導者の資格をもつ登山のベテランに、直接、基本を教えてもらえる、またとない機会だと思った。


 

 

私自身の登山経験は、たぶんこの指導員の方々から見たら、かなりの無謀なものに映るであろう。今まで出来ないと敬遠していたことに、敢えて自ら挑戦しているため、地元の山岳救助隊の方が私を評して「チャレンジャー」と言うくらいだ。恐怖と真っ向から対峙しているため、いつもギリギリな登山になる。


 

ギリギリであるが故に、余裕のある登山ではしないような体験もしていることに気が付く。頂上間近にして引き返す決断をする、遭難の疑似体験をする、アイゼンなしで積雪の中を登山する、ハーネスを装着されての下山、防災ヘリのホバリングを間近で見る、実際の遭難現場に居あわせるとか・・・etc. 危ない・無謀といった意味で普通の人より経験は豊富かもしれない。

 

 

 

だからだろうか、講習会でレクチャーを受けることがとても腑に落ちる。なるほど!だから、こうなったのか、こうすれば良いのか、こんな方法もあるんだ、とまぁ、学ぶことがたくさんある。実際に危険を体験しているため、言われることがとてもリアルに耳に入ってくるのだ。

 

この講習会のパンフレットの一番最初に、山登りの三要素という図式があった。
それによると、登山には、気力・知力・体力がバランス良く必要だということだった。

 



この図のように、3つの力がバランスよく作用することによって、自立にいたる。
山での遭難、死亡事故などが多発している昨今、大自然の猛威に負けない「自立した登山者」を目指してほしいというのが、この講習の目的でもあった。

 

この三要素が一つでも欠けたり、小さくなると遭難事故につながりやすい・・・

まさしく、そのとおり。
私はこのバランスが崩れている状態で登山をした。


 

だから、ハーネス装着を余儀なくされたし、登頂にいたる前に下山することになるし、遭難の疑似体験なぞすることになったのだろう。一人では確実に危ない登山をしていたのである。今まで無事でいられたのは、登山のエキスパートが一緒にいてくれたからこそである。


 

しかし、常にエキスパートを頼りにしているわけにもいかない。
やはり、自分の足で自分の力で登りきることができてこそなのだ。

それができてこそ、本当に山を楽しめると思うし、何より真の自信になると思う。
私は、そこを目指したいのだ。

 

いつかは、自分の力で登りきることができるようになりたい・・・!

 

これは、ハーネス装着をされた時からずっと思っていた事だった。
自分の力で山を登って降りてこられるようになりたい、心底そう思ったのだ。


 

だからこそ、基礎の基を教えてくださるという、この講習会に参加したかった。
お陰様で、有意義な参加になり満足している。


 

まずは、自立した登山者になるよう、三要素のバランスをとりたいと思う。

その上で、少しずつ自分のレベルにあった山々に挑戦していきたい。

そうすれば、登頂を断念した山々にも再び向き合えるであろう。
そうして、いつか登頂を果たせることと思う。

焦らず少しずつ、自分と向き合っていきたい。