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かのんのお部屋

日々いろいろ思ったことを☆

師について神秘哲学を学んでいた頃、「エネルギー(エナジー)バンパイア」という存在を知った。テキストとしていた書籍にその記述があり、師が実際に体験をしていたことを話してくれたのである。


私の師は、エネルギーで身体の治療が出来る人だったこともあり、不調をかかえた様々な人が師の下を訪れていた。その中に、毎回エネルギーを奪っていく女性がいるのだと言う。それは、エネルギーをもらうという可愛いレベルではないようで、本当に「奪う」という感覚なのだそうだ。その女性は、エネルギーを得て暫くはいいのだが、直ぐにエネルギーが枯渇し師の下へやってくる。その繰り返しだと言っていた。



当時は、そんな人がいるんだ・・・!と怖くなったが、実際に経験した訳でもなく、感じ取れる訳でもなかったため、対岸の火事程度にしか考えていなかった。平凡な私には関係ないだろうと。


だが、なのである。


叔父との一件から、何も特別な人だけが体験することではないと思うにいたった。そういったエネルギーの奪い合いは、実は普通に見える人びとの間でも日常茶飯事に行われていることなのだと。


バンパイアというほどのものでは無いにしろ、奪えると思った相手からは、エネルギーは奪える。それは、無意識の行為であり、ありふれた日常の行為なのが怖いと思った。


以前の記事 で、私の生母と(血縁のある)祖母が早世した事と、祖父と叔父のモラハラ行動に何らかの関係性があることを示唆した。同じ家庭に生きた、生母と祖母。そんな彼女達とまったく正反対の強い生命力が祖父と叔父にはあった。


私自身が受け継いだ体質から見ると、生母と祖母はもともと身体が弱かったのだろうと思う。だから、それが原因で早世したのだろうと最近まで思っていた。しかし、明らかなエネルギー奪取の構図に気がつき、それだけが原因ではないと思うようになった。日常的にエネルギーを奪い取られて、彼女たちの命は早くに尽きてしまったのではないだろうかと。


もっとも、奪われるだけ奪われてしまった、生母や祖母にも問題はあったのだと思う。おそらく、「奪うことを許す」という態度を無意識にとり続けていたのではないか。自分のことよりも、人のために頑張り、頼られ、甘えられ、ついつい手を貸すことが日常茶飯事であったのだと思う。しかし、それは相手を甘やかす要因になりうるもの。本当の優しさとはかけ離れたものである、という事に彼女たちは気がついていなかったのかもしれない。


このエネルギーの流れは、依存・共依存の状態とよく似ている。というか、そのものではないかと私は思った。


相手に頼り甘える「依存」。
依存を助長する「共依存」。


祖父や叔父は「依存」、生母や祖母は「共依存」という関係性だったのだろう。


実はである。


ツインソウルの彼に逢う前の私も、生母や祖母と同じ「共依存」タイプだった。何か問題がある人をみると、私が何とかしてあげなければ、私が頑張らなければ・・・と甲斐甲斐しく世話を焼く。頼られることに慣れすぎていて、甘えられない性格。しかも、可愛げがなかったため、思ったようには愛されない人生を送っていた。


甘えられない自分を認識してはいたが、どうしていいかわからない。そもそも、甘え方がわからない。甘えを許してくれる(と思った)人には、甘えすぎてしまう。そうして嫌な顔をされると、「やっぱり甘えてはいけないんだ」とことさらに遠慮するようになる。甘えの限度がわかっていなかったため、適度に甘えることができないでいたのだ。それは、本気でわからないことだった。


ツインソウルの彼の存在は、そんな私に「甘え」方を示してくれた。

具体的にアドバイスをくれた訳ではない。彼が私を突き放してくれた事が功をそうしてのことである。彼がどうしてそんな態度をとるのか?私の何が問題なのか?と考えることで、結果的に良い方向に意識を向けることができたのだ。


私は彼に、自ら考え、自らの足で立つことを教えてもらった。自立することを促してもらった。そのお陰で、自分自身の地固めができてきたのである。


相変わらず「あなたなら」と頼られることは多い。頼られて嬉しいのだが、自分の出来る範疇を超えていることもやってくる。無遠慮に甘えてくる人もいる。人が良さそうに見られるのか、頼りになりそうに見えるのか分からないが、無理なものには「NO」と言うようになってきた。遠慮もなく奪いにくる人からは、距離をとる勇気も持てるようになってきた。以前は、人を信じすぎるきらいがあったが、信じすぎないようにもなってきた。自分のなかに「人付き合いの基準」ができたので、それに照らし合わせて自分の行動をコントロールすることが出来るようになったのだ。


だからであろう、ツインソウルの彼に振り回されることがなくなってきたし、私も彼の自立を信頼して待たなければならないと思えるようになってきた。心が平穏なのはそのせいだと思う。


正直なところ、共依存という心の癖をもっていた私が、「信頼して待つ」という心境になるのは簡単なことではなかった。コントロールの出来ない感情に振り回され、心配ばかりしていた私だった。しかし、却ってそれが、ツインソウルの彼との距離を遠ざける結果になると気がつき・・・自分自身をコントロールすることを心がけていった結果、心穏やかにいられるようになってきたのである。そうして今、全てを天に委ねるということが自然に受け止められるようになったのである。



エナジーバンパイアする人もされる人も、たぶん自分自身のコントロールができていない。


自分自身のコントロールが出来ない分、それを別の物でなんとか穴埋めしようとしているのであろうと思う。それが、いわゆる依存問題なのだと思う。


大小の差こそあれ、本質は同じところにあるという訳だ。

そこに気がつかないと依存問題は解決しないと思われる。


自分自身のコントロールとは、自分で自分を愛すること。自分で自分を満たせれば、バンパイアする必要は全くない。誰かに依存する必要はない。


依存問題というコントロールドラマの存在に気づかせ、そこから抜け出させてくれた、ツインソウルの彼に感謝する次第である。