かのんのお部屋 -47ページ目

かのんのお部屋

日々いろいろ思ったことを☆

一般的に、男性は従順な女性を好む傾向がある。自分の言動を信じて文句を言うことなく、素直に付き従ってくれる女性を可愛いと思うらしい。

「女は黙って男に従うもの」

この価値観は、戦前まで色濃く残っていた。
しかし、それは戦後のウーマンリブの台頭で少しずつ影を潜めていくことになる。

それでも、年配の方にはこの感覚がしごく当たり前に残っているのを実感することがあった。

遺産相続問題で色々とわかったのだが、生母の父である亡き祖父はこの考えの人だった。祖父の前妻である実の祖母の妹、大叔母夫婦の考え方も同じだった。生母の実家方では、女性は黙って男性に仕えていたらしい。

ところが、後妻として嫁にきた現在の祖母は、この限りではなかった。永らく独り身で生きてきた祖母は、黙って夫に仕えるほど従順な女性ではなかったのである。もちろん、家長である祖父の言うことを全く聞いていなかったわけではない。しかし、祖父の横柄な態度に対して私に不平不満をもらしていたところを見ると、従順さとは程遠いものがあったと思われる。それに対して、祖父は思ったような従順さを示してくれない祖母を、多少、苦々しく思っていたようで、その愚痴を大叔母夫婦にもらしていた。

祖父の葬儀のおりに、大叔母の夫である大叔父が祖母に対して冷たくあたっていたのも、そういった愚痴を聞いて、男性としての怒りが頭をもたげていたからのようである。「妻ならば、夫に付き従うのが当たり前だ」と。

大叔父の言うことは、わからないでもない。しかし、実際に祖父の横柄さを身を持って感じたことがある私としては、祖母の意見がしごくもっともに聞こえた。それに加え、叔父の粗暴な振る舞いをみてきたため、私としては「男性に付き従う」のはお門違いだと思っていた。女性を大切に扱わない、そんな男性に誰が付き従えるものか・・・と、逆に怒りがふつふつとわいてきたのである。

自分自身の言動も顧みないで、女性にばかり従順さを求める。私が今まで付き合ってきた男性も、そんな感じの人ばかり。友達から聞く男性の話もさして変わりなく、世の男性はそんな人ばかりなのか・・・どこか、冷めた目で男性をみていた私だった。

ところが、なのである。

ツインの彼には、それを全くと言っていいほど感じない。それどころか、何も言われなくても従順に付き従いたくなるのである。大好きだから、というそんな単純な理由ではない。もちろんそれもあるのは事実ではあるが、一番の理由はそこではないのである。

一番の理由は、彼自身が「尊敬できて信頼できる人」だと私自身が感じているからなのだ。

彼の事がよく理解できていなかった初めの頃は、「尊敬」も「信頼」も感じていなかった。よくわからない言動をする彼に、戸惑いすら感じていた。それでも、大好きな彼だったが故に従順になろうとするのだが、彼の言動が間違っていると判断すると、私の心が反抗する。それで、いつも言い合いになってケンカになっていた。

そう、無理して従順になろうとしていた頃は、ケンカばかりだったのである。しかし、「尊敬と信頼に足る人物」と心から納得した現在、無理することがなくなった。たとえ、私の意見と反対の事をいっても、「彼にまかせておけば間違いはない」と思えるようになったため、反抗する必要がなくなったのである。

これは、私の中の男性性と女性性のバランスがとれてきたと言うことだと思う。

「彼にまかせておけば間違いない」という感覚を持ち始めて、私の心は楽になった。今までは無理して「何とかしなくちゃ!」と焦ってばかりいたため、心に余裕がなかったのである。女性であるのに、男性ばりに頑張っていたのは、以前も記事にしたとおり、私の身体の不調としてあらわれていた。私の中の女性性は傷つきまくっていたし、男性性は頑張りすぎていた。

それが今、バランスを取る方向にきているのである。そのためであろうか、ツインの彼ほどではないにしろ、優しくて頼れる男性陣がまわりに集まってくるようになった。私を見下す男性陣には、一線をひけるようになったのである。

ここ最近、ツインの彼との関係性が変わってきたのを感じているのは、このためだろうと思う。もっとも、ともすると以前の癖がでるため、前回の記事のような事が起こるのだが、何がおかしいのか?ということにも、すぐに気が付けるようになったため、大事には至らない。

エネルギーの流れは、以前記事に書いたとおり、陽→陰が好ましい。男女間では、男性→女性が理想的である。男性が女性を導くかたちが一番自然なのだ。

「女は黙って男に従う」というのも、ある意味で間違っていないことになる。しかし、これは私が感じているように、「女性側が男性を無条件に受け入れる」ことができるようにならないと、どこまでも我慢の連続になる。嫌々、従うことになりかねない。

ちなみに、自分という軸がないまま、なんでも言うことを聞く女性もいる。これは、従順なのではなくて、ただの言いなりだと私は思う。自分という軸をもって、さらに無条件に男性を受け入れることができる女性が、男性の理想とする従順さではないかなと思う。

だから、「女は黙って男に従う」というのは、口で言うほど簡単ではないのだなと思う次第。心の底からの信頼感がなければ、相手に従うことは無理なのだろう。

支配コントロールという中での男女関係では、「サレンダー」という感覚で相手に「従う」と捉えることはできない・・・そんなことを、ツインの彼との関係性から思う私なのである。