天の采配~モラルハラスメントその後の展開~ | かのんのお部屋

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日々いろいろ思ったことを☆

以前に書いた、遺産相続問題。

モラルハラスメント【その1


モラルハラスメント【その2】


モラルハラスメント【その3】


モラルハラスメント【その4】


その後、どうなったかを書いておこうと思う。


叔父に言うべきことを言う覚悟を決めた、昨年の6月、件の叔父から1本の電話が入った。

「後のことは弁護士に任せたので、そちらに話をしてくれ」

まさか、叔父が弁護士を立ててくるとは・・・たぶん、自分たちではどうすこともできなくなっての事だろう。

たくさんの不正をしていた叔父自身が、弁護士を頼むとは思いもしなかったので驚いたが、これで話がしやすくなったと思った。叔父と話すより、冷静に的確に話ができると思ったからだ。

ただし、勝手に話し合いをするわけにはいかないため、相談にのってもらっていた弁護士のもとへ事の次第を伝えに行くことに。ずっと、「出来ない」とやんわりと断り続けていた先生だったため、今回は、別の弁護士を紹介願う形で話をすすめようと考えていた。もし、それでもダメならば、あとはこちらで何とかする覚悟は決めた上でのことである。

「弁護士を雇った?なら、あとはこちらで対応しましょう」

今までは何だったのか?と言わんばかりの一変した態度。驚いたのはもちろんだが、同時に「これで私が手出しをしなくても良くなった」と安堵もした。

ずっと話を聞いてもらっていたのは、私の家族が勤める仕事先の顧問弁護士S先生。都会の街中に個人事務を構える位の御大で、何十年も弁護の道を歩んできた方だった。

今回の案件は、彼からしたら「何で私が・・・」というものだったのだろうか。顧問を務める会社の社長から「何とかしてやってくれ」と頼まれたから話を聞いてやっているのだ・・・そんな感じが話の端々から伝わってきていた。きっと、心の中では断りたかったのだろうと思う。流れ的には、私自ら諦めさせようとしていた感じだ。

だが、相手側が弁護士を雇ったことで、仕事がしやすくなったと判断されたのだろうか。遺産分割協議の話は受けてもらえることになった。

ただし、話し合いで揉めれば訴訟になる。それを見込んで、訴訟と養子縁組解除の件は新たな弁護士を紹介してもらえることになったのだった。

S先生が紹介くださったのは、A先生という若い弁護士。S先生曰く、「新進気鋭の弁護士」とのことだった。

S先生は非常に話がしにくい印象だったのだが、こちらのA先生は非常に話がしやすい方だった。頼んだことも迅速に行動して下さるし、わからない事を質問してもきちんと答えて下さる。世代的に同じ位ということで、話がしやすかったのかもしれないが、たぶんこれはA先生のお人柄でもあると思う。

もう一つ良かったのは、スマホのラインで連絡をすることができたこと。S先生には、直接事務所に出向くか電話、FAX、郵便という手段でないと連絡が出来なかった。これが、スマホでいつでもどこでも連絡できるというのだから、有り難いことこの上ない。仕事の仕方も、時代の流れがあるのだなぁと感じていた。

さらに、良かったことは、A先生と相手側の弁護士は見知った方同士だったということ。そんな訳で、色々な事がスムーズに進んでいった。

A先生の提案により、遺産分割協議にからめて養子縁組解除をもちかける、という方法をとることになる。何度か弁護士同士の話し合いがもたれ、合意書案が届いたのが10月頃。

確認後、承諾する旨を出し、さらに12月末、最終的な合意書が届いた。1月半ば、養子縁組を無効にする届出書が相手側から届いたため、必要事項を記載して提出。

これで、ようやく遺産分割協議と養子縁組解除が終了した。

そして、つい先日、祖母の公正証書遺言を作成し終わり、一通りのことが片付いたのである。

これで、祖母も心静かに余生が送れることであろう。ここまでくるのにかなり時間がかかったが、その分色々なことがわかったし非常に勉強になったと思っている。

途方にくれていた一年前、遅々として事が進まなかった、その後半年。

今考えると、S弁護士と先に出逢っていたことも良かったと思う。この一件、早急に事を進めていたら、もっと大きな問題になっていた気がするからだ。訴訟問題に発展して、未だに泥沼の話し合いをしていた可能性がある。祖母の余命が限られていることを考えれば、最高最速の解決方法が必要だった。たぶん、これがベストな方法でありタイミングだったに違いない。

S弁護士が事を渋っていてくれたからこそ、念入りな下準備ができたのだ。この「下準備」に時間をかける必要があったのも、時間をかけて解きほぐさなければならない問題がそこに横たわっていたからだと思う。それが、私の家系の問題であり、幼少期からの問題だったのであろう。

何ヶ月もかけての下準備は、言葉では言い尽くせない位に大変だったため、途中で投げ出したくなる事も度々あった。あまりに辛く、苦しく「大丈夫か?」と疑いの気持ちをもってしまった事も、一度や二度ではない。

だが、「必ず上手くいく」と心のどこかで諦めずに信じていた。万事休すの状態から、まさかの展開を遂げた今、諦めずに頑張って良かったなと思う次第である。

今回の事で、やれるだけの事をした後は、全てを天に任せておけば、何もかも上手くいくようになっているのだと強く実感した。

天の采配に感謝。有り難い限りである。