色の饗宴 | かのんのお部屋

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日々いろいろ思ったことを☆

今朝、NHKの「ごちそうさん」を観ていて思った事がある。




結婚して家庭に入るというのは、自分自身の色をその家庭に溶け込ませることでもあるんだなと。




一人ひとりの個性があって、出来上がっている世の中。

色んな人がいるし、色んな考え方がある。



血を分けた家族の中ですら調和するのが難しかったりすることが多々ある現実の中、全然別の考え方をもつ家族の一員として入るわけだ。血のつながりも何もないなかからゼロからのスタート。そうそう簡単にすんなりと調和できるものではないであろう。




特に主人公のめ以子は、東京から大阪へ嫁いだ身。




東と西は慣習が違う。そんな所にきて、自分の色を損なわずにその家庭の色に溶け込ませるのは並大抵のことではない。自分の伴侶以外、知り合いすら居ないところからの生活はどれだけ大変であっただろう。




しかも、嫁ぎ先の家族が個性の強い色を持った人達ときている。

そこへ、やはり個性の強い色を持った彼女。自然、反発も大きくなるであろう。


思うに、この個性の強い嫁ぎ先の家族に彼女が入ったことによって、家庭の中が、そこに住む人たちが、どんな色に変化していくのか、これがこのドラマの見所のような気がする。




自分の個を頑なに主張しつづければ、諍いしかおきない。が、相手の個を受け入れていけば、もっとステキな新たな個が出来る。そんな風に考えることができるようになれば、世の中楽しいと思うのだ。ドラマの中のめ以子は諍いしか知らない西門の人々に、そんな楽しい世界があるんだよ、ということを料理をもって伝えていく役目があるのかもしれない。





同じNHKの番組で見たことのない料理の名前を聞いて、妄想で料理を作るという番組がある。




そこで出来上がる、個性豊かな料理の数々。

それは、常識を超える発想の宝庫だ。

そこから、あらたな発見があったりして非常に面白い。


自分の常識だけでは、ぜったいにこんな発想はなかったであろう。



だからこそ、色々な考え方というのは必要なのだと思うのだ。


たくさんの色と色が混ざり合って、溶け合った時、新たな色が生まれる。さらに、出来上がった色がまた新たな色と混ざり合っていく。これが、進化というものなのではないか。




新たな色を取り込むのは、難しいことではない。ただ、ありのままを素直に受け入れればいいだけなのだ。これが簡単でないとするならば、それは自分の心の問題がそこにある。ありのままを受け入れたくない問題を解決しなければ、取り込もうとすることに反発してしまうだろう。




流れを変えないよう、やっきになって抵抗しているうちは自分自身が苦しい。世の中はままならぬもの。だから、人生は苦であるとお釈迦様は仰ったのだろう。



そんなままならない苦しみから脱する方法こそ、抵抗をやめて流れのままに身をまかせることなのではないかと私は思う。それが、般若心経の教えるところのものなのであろう。




それが、「あるがまま」に生きるということなのではないだろうか。




この世の中は、たくさんの色が集まったところ。色と色との饗宴の場だ。

自分以外の色を理解し受け入れることを学ぶために、自分はここにいるのだ。

それが理解できれば、そこに起きてくる出来事全てが意味をなしてくるのがわかるだろう。不平不満を言って人生を恨んでいる場合ではない。嫌な事が起きた時こそチャンスなのだ。受け入れられない原因に自分自身が気づくチャンスなのだ。



そうやって、「気づき」を得て自分自身が相手の色を拒むことがなくなれば、相手もまたあなたの色を受け入れるのだと思う。そうやって、人と人は溶け合うことができるのではないだろうか。




それこそが、豊かな人生を送る秘訣だと私は思うのである。




変化を受け入れよう。そして、楽しもう。

自分の人生というカンバスに多彩な色を織りなしていこう。




そこにどんな世界が広がっていくのか、ワクワクしながら人生を謳歌していきたいと私は思う。