DESIGN TOUCH Conference (関和亮さんとのセッション) | Perfume 時々 A.オリゼ~

Perfume 時々 A.オリゼ~

時々MIKIKO先生、時々Saori@destinyさん、時々 高木正勝さん、時々…

東京ミッドタウン主催「DESIGN TOUCH Conference」

その中で、MV制作における「エンタテイメント」と「デザイン」の
講師を関和亮さんが担当していました。

既に色々なところで、このセッションに関するレポがアップされています。
おそらく、飽きている方も沢山いらっしゃると思うのでw 先ずは、
私と道明寺さんだけが聞いている内容から。



セッション終了後ですが、関さんにサインを求めに行きました。
書き込んでもらうモノとして取り出したのは、「Perfume Livefolio」
(以前、全ページレビューとかしているので、個人的に思い入れがあり)
是非、サインが欲しいと関さんにお願いしました。

(全ページレビューについてはこちら↓ww)
http://ameblo.jp/eb-key/theme-10020159264.html

そのときに話した内容がこちら。



関さん「Perfumeのサインじゃなくて良いんですか?w」
よP~「もちろんですww」

よP~「ちなみに、メンバーの楽屋とかって自由に出入り出来るんですか?w」
関さん「いや、いつでもということではないですw」
道明寺さん「そりゃ、着替えてる時とかはダメでしょうww」
関さん「(笑)。ライブ直前とかね、本人達、凄く緊張しちゃってるしね・・・」
よP~「なるほど・・・」


というわけで、「Livefolio」へは、横アリファイナルの会場全体を写した
写真にサインを頂きました。
(道明寺さんは、iPhoneのケースにサインをもらっていました)

$Perfume 時々 A.オリゼ~


関さんに教えて頂いたエピソードですが、ツアーでさえ、本番直前に
近づけないくらい緊張するのであれば、東京ドームはいったい・・・?

想像すら出来ない。むしろ、この話を聞いていなければ、本番前の3人の
緊張に対して興味さえ持たなかったと思います。でも、今日のライブ直前は
大丈夫だよって念を送りたいなと思いました。

関さん、ありがとうございました!



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会場では、椅子が3個×3列という形で配置されていました。
正面中央にスクリーン。関さんとアシスタント(?)さんが のっちサイドに
座った状態でセッションが行われました。


「外人じゃないですw」という自己紹介(?)と共にスタート。
(以下、ポメラ持参でメモった内容です)


関和亮です。
自己紹介しますと、映像とカメラをやっています。
今回のセッションのテーマは、MV制作です。

MVの作り方なんですけど、先ず、『出会い』というものが必要です。
それで、サカナクションというバンドに、昨年出会いました。

きっかけなんですけど、サカナクション、良いバンドだな~と思っていて、
プロデューサーの方に作らせて下さいと言ったんです。
そしたら、話が決まりました。
あ、こんなんで出来るんだと、そのとき思いました。


(アルクアラウンド視聴)



YouTubeで話題になっているんですけど、嬉しいです。

それで、MVを作るときには、先ず、みんな集まって、どういったものが
作りたいか話をします。そこでは、資料を公開しつつ進めたりします。
サカナクションさんの場合は、打ち合わせの時、「関さんの作りたいものを
どうぞ作ってください!」と言われたのが印象的でした。


タイトルが変わっていますよね。
アルクアラウンド。

帰国子女の友人からタイトルについて、a look aroundとかけている
という話を聞いたんです。
このことを大発見だと思って、興奮した調子で本人に話したんです。
そしたら、「あ、そうですよ」とスーッと言われましたw

『a look around』
探すという意味ですよね。
歌詞が独特で、J-popにない感じだと思いました。


それで、作りたいものを作ってくれと言われたので、前々から
考えていたアイデアがあったんです。
見る位置を変えると、違うように見える。
これを取り入れたいと思いました。
(タイトルのように)探すような感覚だと思いました。


(スライドに使われた資料が表示される)

図1(平面)
「歩く」
(『止』『ノ』『`』等、『歩』を構成する形の)大きさはまちまちになってます。

図2
前後をつけて配置しています。
(「歩く」と見えます)

これを、全ての歌詞についてやりたいとはなしたら、最初、終わらないのでは
ないかと言われていました。


出来る限り、マイクスタンドとかが少なくなるように工夫しました。
(次のスライド、マイクスタンドを並べた写真が表示されます)
実際の撮影に使われたものです。


次の例に行きましょう。
(スクリーンには「Perfume」の表記)

Perfumeさん好きな人?
良いですよねw

(VOICEのPVが流れ始める)


(PVが流れてますが)喋ります。
ぶっちゃけ話なんですが・・・

・・・。
Perfumeに、あ~ちゃんって子がいるんです。
あ、これが あ~ちゃんです!
この あ~ちゃんが・・・。

ちなみに、これ、twitterとかで書かないで下さいねww

それと、壁のシーンは・・・。
これも内緒でお願いしますww


パネルとか、RPGのようにしました。
ただ、あんまりやりすぎると膨大な予算がかかるですよねww

最後は(パンチラシーン)、ジャッキーチェンです(笑)


Perfumeさんの場合、割とメンバーと長くやっているので意見が出ます。
アーティストさんの意見については、聞くときと聞かないときがあります。

VOICEは、チャレンジしていくような雰囲気を出していきたいという
ことだったので、壁のくくりぬけという過酷な試練を与えました。
よくCGとかって言われるんですけど、そうじゃないんです。
時間がかかって、大変な事になりました。


続いて、コンテをお見せするんですが、恐らく凄い事になります。

その理由なんですけど、絵が下手なんです。
禁断のコンテとなっていますww

(voiceのコンテ紹介。のっちの絵が残念だと自虐的に話します。)


Perfumeさんの場合、インディーズの頃からやっているんですけど、
当時、予算あまり取れなかったんです。

曲は良いし、本人達も良い子だし、何とかしたかった。
それで、予算がないけどがんばったビデオというものを紹介します。

(マカロニのPVが流れます)



皆さんご存知ですよね。
元々、ビデオを作る予定がなかったんです。このマカロニは。

何をしよう?
3人の素を出そう、ということにしました。

僕、写真を撮っているんですけど、(マカロニでは)
3人のスナップ写真を撮ってるような感じを映しています。

本当は、自分で撮影しようと思ったんですが、さすがにそれは
止められましたw

予算はかかってないんですが、表情は柔らかいし、3人の青春が
残っているのかなと思います。

Perfumeちゃん。
Perfumeちゃんって言っちゃったww

色々な手法を考えさせられるアーティストです。


(コンピューターシティのPVが流れます)


地味なんですけど、このエフェクト・・・
タイトル等、プログラムを使って自動生成させています。

MAX/MSPというソフトで作りました。
使ったことある人いますか?

単純に世界で初めてだと思ったからやりました。

コンピューターシティは、ダンスビデオだと思っています。
ど直球だと思うんですよね。黒バックだし。



(Baby Cruising LoveのPVが流れます)



これは「Baby Cruising Love」という曲です。
光の軌道が見えて、面白くなっています。
アイデアは、自動生成の延長の考え方ですよね。
ただし、ぶっちゃけ、CGです。



最近、CM的なものではないけど気に入っているバンドがいます。

(regaさんの「Mr.MARLOWE」PVが流れます)


regaというバンドのMVですが、4台のプロジェクター使用して
石膏に映しています。
映像自体、後からはめ込んあのではなく、予め映像を用意しておいて
4台分を一斉に映しています。

身近にあるもので出来ないかと思ったのがきっかけです。
石膏は、ハンズで購入しました。皆さんでも出来ると思います。

ここで紹介した理由なんですけど、皆でも出来るということが
言いたかったんです。
デジカメとか、動画モード着いていますよね。
Perfumeも一眼レフで撮ったりしています。すると、ビデオではない
味が出てきます。

僕が学生の頃とかはなかったんですよね。
今、そういうものが手に入るので、皆さんも動画を撮って欲しい。
YouTubeにアップして欲しいなと思います。


(avengers in sci-fiさんの「Delight Slight Lightspeed」が流れます)


avengers in sci-fiというバンドのMVです。
これもアイデア勝負ですよね。森と照明さえあれば出来ます。
このMVについては、お寺の和尚さんが森を貸してくれたんですよ。

MVというのは、色々なものを試せるものだと思います。



それで、セッションのテーマにもなっているエンターテイメントって
何だろう?ということなんですけど、派手な世界を見ていないので
何とも言えないんですが、自分とミュージシャンが楽しめることが
大事だと思います。

今までは、幸運な事に出来ています。
単純に僕が楽しむことなのかなと思います。

音楽業界って、最近、芳しくないじゃないですか。
この先どうか?ということを考えた場合、
個人が個人で楽しめるものになっていくと思います。

ミュージシャンによっては、どうぞ、こういう映像を使ってくださいと
言って、それを編集するときがくるのかもしれません。

それと、映像を作りたいから、そのための音楽が欲しい。
今までは、音楽に付随して出来るものがMVだったんですけど、それとは
逆の考え方が出てくるかもしれませんね。

音楽がなくなることはないでしょうし、売れなくなったら売れなく
なったなりの提案が出てくると思います。


次に(セッションテーマでもある)デザインとは?
色々なものがありますよね。
MVでは整理することだと思います。構成等の整理。
後から出来ることでもあります。

物事を整理することが大事。

あと、僕は絵が下手なので、歌詞カードに色々と書いているんですよ。
ここにこれ、という感じで。


(色々と書き込みされたアルクアラウンドの歌詞カードが表示されます)
こんな感じで。

他にも資料をお見せします。(次々とスライドが切り替わります)

これは、(アルクアラウンドの)コンテです。

歩くを風船にくくりつけています。(離すと、空に飛んでいくようになっていました)

ぱらぱらマンガです。これは実現しました。

背景と同じ色にプリントアウトした文字を用意しておいて、人が通ると見える
ようになっています。

壁に投射して見えるとか。
これとか、普通の発想ですよね。誰でも出来るようなことをしています。
そういう提案も含めてやっていたりします。


続いて、質疑応答です。

『アルクアラウンドのPVで、長回し等があって大変そうだが。
苦労話等のエピソードを紹介して頂けますか。』

朝までかかりました。
カメラが、このポイントにこないと見えないものがあったりするんです。
それで、見えていたり、見えなかったりするんですが、空中にポインターを
置いていて、カメラマンが来るようにしていました。

あと、リハーサルが大変でした。
セッティングを朝の7時~夜12時までかけてやっていました。
ダミーの人を歩かせたりするんですけど、上手くいかなくて、そのときは
イヤな汗をかきました。

それと、文字の大きさですね。
関係性をうまく出せなくて戸惑いました。セッティングが大変でした。

もう、苦労話はどんどん出てきますね。
(イメージを壊してしまいそうで)なんか申し訳ないです(笑)

それと、ここだけの話なんですけど・・・。
・・・台車に乗せて押していったんです。


『先ほど、ミュージシャンの意向を聞く場合、聞かない場合があると
仰っていたんですが、その基準は?』

聞かない場合を話せば良いと思うんですけど、聞かない場合は、単純に
それはよくないと思ったからです。
そのときは、ひたすら、それがよくないということを説明します。
首を傾げながら作りたくないという思いがあります。

だいたい作りますよ!w

あと、イヤな人からいわれる場合、つくらないですw
基本的に、そんなにぎくしゃくすることはありません。
クリエイティブなことには、お互い、気を使っています。


『写真も映像もやられている方って少ないと思うんですけど、
映像を作っていて、これは、写真の方がおもしろいんじゃないか?と
思うようなことはありますか?
アルクアラウンドは、途中でぱらぱらマンガが出てきて、写真と映像が
クロスオーバーしているような気がしました』

先ず、僕自身、映像の仕事から始めています。
写真は趣味として始めたものです。

映像は、スチールの連続で構成されているんですよね。
映像をパっと止めたときに面白いなと思ったらスチール向きですし。

ぱらぱらマンガは、彼が、マンガの中に入ると面白いなと思ってやりました。

ただ、映像とスチールは別物だと思います。
映像は横位置(?)だけなんですよね。
スチールは、構図が変わってきます。

一コマ一コマ、かっこいい、かわいいをを目指しています。



『映画とMVの違いって何ですか?』

先ず、セリフが違います。
MVは、音楽が聞こえてこないといけない。音楽に付随しているものです。

撮影の仕方、考え方については、さほど変わらないと感じています。
もしも映画を撮るなら、すごい人間ドラマのようなものが良いですね(笑)


『沢山の映像のクリエイターがいる中で、誰にも負けないことって何ですか?』

それは、、、ツイッターで答えます(笑) スミマセン。。。


『アプローチの話について教えてください。先ほど、映像のための音楽という
話をされていたんですが、今現在、そういう仕事を始めていたりするんですか?』

空の映像を撮ったときに、季節等の情報を元にして音楽が作られる。
情報を元に自動認識して、感情というプログラムで出てくる。
そういうのが出てきたら面白いと思うんですよね。

そういった感情のプログラムを作るのが人間だと思います。
実際に始めているわけではないです。


『CGについて教えてください。CGの使われ方が絶妙な作品がありますが、
CGを使う場合の基準は何ですか?』

基準は無いです。
出来ないことをCGで補っています。
というのは、デメリットがあるんですよね。どうしても時間がかかってしまいます。

最初に考えるのは、短いスパンでMVを作るときにCGが有効か有効じゃないか。

(ここで、チョコレイトディスコのPVが流れます)


これも皆さん見たことあるMVだと思いますが、CGっぽくみえるけど、
CGではないです。



あ、時間ですか!
他に聞きたいことがありましたらツイッターで(笑)

これから、MVの世界が、どんどん変わっていくと思うんですよね。
誰でも映像を撮れますし、どんどん映像を作って、YouTubeとかに
アップしてみて下さい。

本日はありがとうございました。