一歩、世界に近づくブログ -9ページ目

一歩、世界に近づくブログ

どんな国へも、まずは興味から!

言葉や食べ物やその他の文化など、
自分が直接触れた「面白い!」と思った
”外国に関わること”を、力を抜いて書いていきます。

1記事あたり、約2分で読めます!

↓サイドバーから、気になる国をご覧ください!

ポンフェラーダという町に入ってすぐのバルの店先に、プルポ(タコ)屋さんの屋台を発見。スペインで屋台など初めて見た気がする。

このプルポというのは、ガリシア地方の名物料理で、茹でたアツアツのタコをひとくちサイズに切って、オリーブオイルをかけ、粗塩を振り、パプリカパウダーをまぶして仕上げるという、どう考えても美味しそうな食べ物だ。僕らはこれを非常に楽しみにしていたので、注文した。

想像の上を行く旨さだった。
以前、神楽坂でこれを自慢にする店で食べたことがあるが、プルポに関しては、屋台 〉神楽坂でアッサリと決着がついた。

{F05553E2-2DD0-43E8-A6C1-D3517E6FC740:01}

{BAF2F8DB-1596-4707-8790-3FEA3C47F6FC:01}

{E4D04515-27ED-4604-A84E-4616F0AB728B:01}

その後、店先にポスターに貼ってあるのに気が付いた。どうやら、そのプルポ屋のおじさんは有名なプルポ職人らしく、今日はたまたま店のイベントでわざわざこのバルの店先に出店しているようだ。

この幸運、タコの神様に感謝。
日本に帰ってから作ってみよう。
美味しければ何かの機会に振る舞います!

毎日、宿に着いてからの仕事のひとつに「手での洗濯」があるが(洗濯機は最低3ユーロかかる)、昨日、その干す作業中にかなりの立ちくらみをした。

寝不足や鉄分不足がその原因のようだけれど、そこから関連して、肉食が始まる前の昔の日本人は、「鉄分」という栄養素の補給はどうしたのか?何を食べていたのか?という事を考えた。

すぐに思い当たるのはレバーだが、これは肉なので×、ほうれん草は確かインド原産だったので輸入されるまでは×、プルーンも日本て食べるようになったのは最近のような気がするので×、あとは何だろう?魚の中に、鉄分が豊富に含まれてるようなヤツいたっけ?
木の実系のアーモンドなども鉄分がありそうだが、どんぐりのように昔から日本にあったのか、これも疑わしい。

ネットも本も無く、いわゆる調べるということが出来ないため、こういう事に思いを巡らせるのも久しぶりのような気がする。
他に鉄分がありそうなものを知っている方がいたら教えてください。

{77E7CCF4-D00F-4F49-98D0-B71ECB5A9014:01}

※写真は本文とは関係ありそうですが無いと思われます。

【水が出ない事件】

朝から水が出ない。
洗面所も、シャワーも。
そしてトイレも。

持参していた水を使って僕が洗面所で歯を磨いていたら、その途中で男子トイレの“個室”からおじさんが出てきて、僕に尋ねてきた。

「…もしかして今、水が流れないのか?」
「なんだか、そうみたいだよ」
「Shit(くそっ)!」

彼がその後ソレをどうしたのか知らないが、この時ほどリアルなshitを僕は聞いたことがない。※お食事中の方スミマセン

{9C3DC63E-A8D9-4176-8B72-910B8C0FFD4C:01}
※写真は本文とは関係ありません。



この巡礼路を歩きながら考えること。

隣を歩く妻のこと、日本で待つ家族のこと、新しい家族のこと、ここに導いてくれた先祖のこと、キッカケを作ってくれた祖母のこと、愛する地元のこと、魅力的な友人たちのこと、亡くなった人たちのこと、過去の職場のこと、これからの仕事のこと、小さい頃の記憶のこと、住んでいるシェアハウスのこと、政治のこと、国際関係のこと、世界の経済のこと、インフラ整備のこと、広告の考え方のこと、集客方法のこと、印象深い小説のこと、好きな漫画のこと、忘れられない映画のこと、道から連想されるゲームのこと、スペインの歴史のこと、古代ローマ史のこと、スペイン語のこと、これからの天気のこと、これまで通った町のこと、これから訪れる町のこと、今日の宿のこと、洗濯物のこと、今日のブログのこと、キリスト教のこと、教会のこと、香りと音楽による効果のこと、他の宗教のこと、16年前のチベット旅行のこと、出逢った巡礼者たちのこと、名も知らぬ人からの親切のこと、巡礼路のこと、道で見かける植物のこと、鳥の歌声のこと、ヒーリング効果のこと、昆虫のこと、さまざまな建築様式のこと、ドアのこと、紋章のこと、アウトドア道具のこと、体調のこと、必要な栄養素のこと、靴の中に入り込んだ小石のこと、トルティージャとボカディージョ以外の食べ物のこと、カフェ・コン・レチェ以外の飲み物のこと、顔と腕だけ真っ黒になった日焼けのこと、腹筋のこと、人生最長に伸びた髭のこと、分厚くなった足の裏のこと。その他もろもろのこと。

{E7B23190-0F6C-4EA9-A79D-3090BA4B2BE4:01}

しかし、長ったらしくいろいろ挙げたものの、毎日の行動は集約すれば上記の3つ。
歩いて、食べて、眠る。
その繰り返し。
非常にシンプルです。

シンプルな暮らしを一度経験してみたい人は、本当にオススメです。

続く。

赤ちゃんは、コウノトリが運んでくるという。
なるほど、コウノトリの巣は今回の旅で初めて目にしたが、どの巣もかなり大きいので、人間の赤ちゃんも中に入りそうだ。

コウノトリは何故か教会の鐘のある場所に巣を作る傾向があり、確かに僕らは何度も何度もそれを目にした。

この数日で、偶然にも、日本の友人たちから赤ちゃんが産まれたという報告が何件も届いた。

どんな宗教だっていい。宗教の壁など越えて、コウノトリの話を前提とするならば、産まれてくる前と同様に美しい鐘の音をたくさん耳にするような人生を歩んでくれたら良いなと思う。

{0619220C-215F-4995-B20A-D7786EC9C7C2:01}
↑日の出の巡礼路。


さて、今日は山の中の田舎道を進む道だ。
野鳥の声が非常に美しい。録音して何度も繰り返し聴きたくなるほど美しい。
普段は鳥の声を愛でる習慣は無いが、旅先で耳にすると、なぜか心からリラックスする。
姿の見えない鳥の声を聴きながら山を歩くという贅沢は、まさにプライスレスだ。


山の中を進むと、パッと開けた場所があり、そこに巡礼者たちをもてなす休憩所があった。
ほんの一坪ほどのスペースに、飲み物やフルーツが置いてあり、巡礼者たちはセルフサービスでそれらを口にしてよい。
対価として心ばかりの寄付を入れればよく、必要ない者は通り過ぎる。

このブログにも何度か書いたが、僕はこういう場所に非常に感謝をしている。公からの援助なく、個人が好意でやってくれているのだ。

今日の場所は若い男女が1人ずつおり、多分カップルの彼らが世話人として待機してくれている。話をしてみると、女性のほうはこの山中に住み、男性のほうは毎日通ってきているという。

{6991D7CF-F87D-4211-B2BE-88411F8787FE:01}

{B021ECD8-BB78-47A6-8B4A-F9836E15969E:01}

{88F5247D-9378-459A-8926-F453BE571557:01}

とても気持ちのよい空間だったので、2人に「ここは、とてもいいオアシスだね!」と伝えると、男性のほうが僕のバストン(杖)を見て、「君のバストン、壊れてるのか?先っぽが無いじゃないか」と言ってきた。 

僕が「うん。壊れてるんだ(笑)」と言うと、「良かったら、そこにあるのを持って行くといい」と、誰かが忘れていったか置いていったキレイなバストンをくれた。
なんてツイてるんだ。こうして僕は、チェコ製の立派なバストンを手に入れた。


経由した村、サン・ユスト・デ・ラ・ベガの教会に寄ったが、例のごとく閉まっていた。
諦めて先に進もうとしたら、なんと教会の向かいの家から出てきたおばさんがカギを開けてくれた。管理人なのか?
内部が変わったデザインの教会だったが、庭も丁寧に手入れされていたし、僕らのために窓から光を入れてくれたり祭壇の照明を点けてくれたりした。ありがたいことだ…。


アストルガという、あのガウディが設計した司教館が有名な街に入った。
街に入ってすぐの教会では、クレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプを押してもらうため(スタンプは履歴を残す重要なアイテム)に、祭壇の脇の神父さん専用の部屋にまで入れてもらえた。毎度毎度、ありがたいことだ…。

{973137DE-471A-47E1-B5BF-E40EE861D89D:01}
↑ガウディ設計の司教館。


アストルガの市庁舎の前では、先日アルベルゲ(巡礼者用の宿)が一緒だったフランス人のジャンポールとブライアンに会った。

2人から、「日本にもこういう道があるらしいな。熊野古道っていうんだが。」と言われたので、僕はわざわざ日本から持ち込んだ御朱印帳を見せた。
すると、ジャンポールはそれを気に入ったらしく、ジャイアンみたいに「これは俺がもらった!」と胸に抱きかかえ、ブライアンに注意されていた。
こんなチャーミングなおじさんに、私もなりたい。

アストルガのカテドラルは、精緻な外観、巨大な柱、高い天井が印象的であった。妻はこの場所を気に入ったようだ。
{6B2BD59D-24AE-47FA-A910-A08945354FDB:01}

{7E8CC40D-80DD-4BB5-AB53-20C000B7D89A:01}

{3F9CB40F-EE02-4A8A-917E-1FED16FD8BD8:01}

ようやく、今日の目的地の村に到着。
たまたまこの村にあったバルが、この巡礼路をテーマにした映画『サン・ジャックへの道』のロケ地だと妻が気づき、バルの親父さんにその話をしたら「まさにウチの店なんだ!」と喜んだ。(興奮した彼は、注いだばかりのビールをひっくり返してしまうほどだった)。

村に一軒しかないアルベルゲは、飲み物がセルフでタダだった。晩飯は自炊。宿に着いてから履いている下駄(少し重い)を褒められた。

続く。

本日
サンティバニェス・デ・バルデイグレシアス~エル・ガンソ
(スタート地点から533.8㎞)
{8D90E888-C26A-413F-802E-BCD8C78E04DB:01}

巡礼の道は、深夜に歩くことは無いかわりに、早朝からのスタートとなる。実はコレがなかなかタイヘン。10月に入った今でも、夜8時を過ぎるまで外が明るい代わりに、朝も8時を過ぎるまでかなり暗い。

で、かなり暗いと何が困るかと言うと、巡礼路を示す黄色い矢印がどこにあるか分からない。全然見えない。

矢印が無いと、我々巡礼者はどこへ歩みを進めればよいか分からず、ただただ途方に暮れるしかないのであります。

そして、スペインの朝はかなり寒い。今の日本の朝がどれくらい寒いか体感できないけれど、何枚も着込まないと鼻紙が何枚あっても足りやしない。
日本以外の国では街でティッシュなんて配ってないので、鼻紙は貴重品なのであります。


さて、経由したヴィジャダンゴス・デル・パラモの村には、先日ログローニョから観光でも訪れたクラビッホのヤコブの戦いに纏わるレリーフが教会にあるそうだが、開いてないので諦めて先へ進む。


オルビゴ川にかかる大きく美しい橋が非常に素晴らしく、感動しながら写真を何枚も撮っていたら、やはりそれを誇りにしている地元の人々から「ブエンカミーノ(よい巡礼を)!」「ブエンビアへ(よい旅を)!」とすれ違いざまに声がかかる。

{25D80C79-AC95-4206-A10F-41CAFEBE74AD:01}

この橋には、ある騎士とある姫の恋の伝説が伝わっており、そのエピソードを知ると、たとえ歩かなくても楽しめる。

昔スーパーファミコンでやった『ファイナルファンタジーⅤ』というRPGの、ガラフという老剣士が感動的な闘いを行ったのが、こんなヴィジュアルの橋だったような気がする。
もしかして、ここがモデルだったりして。

個人的には、この巡礼路沿いにおいて橋で有名なプエンテ・ラ・レイナより気に入った。目下、好きな橋ランキング上位であります。

{2E6BD6B1-AEEE-4E99-970D-98B8F46C3433:01}

{F08FA4C4-D870-4150-9840-5F9DFF26B0AF:01}

{5725A56E-3566-415E-B477-975719564571:01}

舌を噛みそうな長い名前の村、サンティバニェス・デ・バルデイグレシアスで今日の宿を決め、ここに先に到着した韓国から来た23歳のギヨン君と知り合った。

彼は常にニコニコしていて、さらに、「良かったら」と言って鱈の干物と海苔をくれた。どちらも、ほとんど日本のと味が変わらない。特に、海苔という食べ物の味わいの奥行きには改めて感動した。海苔ってマジでうまい。これを持参した彼のセンスは素晴らしい。

彼のスタート地点は僕らと同様、フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーだということなので、この村に来るまで数日かかっていると思われる。
そしてその間、大事にとっておいたはずの海苔を惜しげも無く僕らにくれたところに感謝。
久々に口にした故郷アジアの味、最高です。

ちなみに、彼はドラマ「ごくせん」で日本語を覚えたそうで、少し日本語が分かる。ドラマで日本語って覚えられるものか?と思うが、実は韓国人にはそういう人が多い。

ただ、そのドラマの影響で、ギヨン君は僕に「あなた」と呼びかけるべき時に間違えて「お前」と呼んでしまい、慌てて謝ってきた(笑)

なお、『ごくせん』のほかには、『のだめカンタービレ』(韓国でリメイクもされたらしい)、『結婚しない男』、『ちょびっツ』、『深夜食堂』、『スレイヤーズ』、『セーラームーン』、『電車男』、長澤まさみ、伊東美咲、などが有名らしい。
…うーむ、関連性が分からない。

それにしても、今夜泊まる村の名前は難しい。

続く。

本日
ラ・ヴィルヘン・デル・カミーノ~サンティバニェス・デ・ヴァルデイグレシアス

世間では「引き寄せ」なる言葉を最近本当に多く目にするようになりましたが、今日はそれが自分の身に起きたのでカンタンにご報告します。


大都市レオンからの巡礼路、徐々に都会を離れていく道すがら、ふと鼻先をかすめたフワッとした焼菓子の匂い。

小麦粉や砂糖を混ぜて焼いたり揚げたりした、コーヒーや紅茶と相性抜群の、あの幸せの香り。

一歩一歩、自分の足を進めるごとにその匂いは強くなる。

あぁ、この匂いはドーナツだ。
マドレーヌでもカヌレでもダックワーズでもなく、油で揚げた、まごうことなきドーナツの香りだ。

そう言えば最近、ドーナツなんて食べてない。
日本でも機会が無いと口にしないし、旅に出てからは店すら目にしなくなった。
でもこの匂いはなんだか美味しそうだ。
無性に食べたくなってきた。

しかし、妻に「なんか焼菓子の匂いがするね」と言っても、まだその匂いに気が付いていないのか、それとも、また食べ物の話かと呆れているのか、首をかしげている。

まあいいや、と思い先に進み、かぐわしい匂いの元と思われる焼菓子工場の前を通りかかった時だ。

突然、その工場のドアが開き、中からサングラスをかけた男の人が出てきて、階段を降りてきた。なにか大きな袋を両手で持っている。

男は、僕らに気が付き、それから、まっすぐこちらに歩いてきた。
そして僕らの前に立ち、何故か、その両手で抱えた袋の中に入っていた平たい箱を開けた。

中には、パウダーシュガーが振りかけられたドーナツがずらりと並んでおり、男はこう言った。「良かったら食べてくれ。ブエンカミーノ(良い巡礼を)!」

僕らは有り難くひとつずつ戴いた。

手に取ったドーナツは、まさに工場で出来たてのそれで、まだ温かく、サクっとフワッと、口の中に天使が舞い降りるような味だった。

男が誰で、何故ドーナツをくれたのか、真実は分からない。一般客かもしれないし、この工場から街の商店へ運ぶメーカーの人かもしれない。
おそらく、巡礼をしている僕らを応援する意味合いでくれたのだとは思うが、このタイミングは神がかり的だった。

欲しいなーと思った直後に、欲しいと思ったものを持った人が目の前に現れ、差し出してくれる。こんな幸せってある?
妻も同様のことを考えていたらしく、しばらく経っても感動していた。

{EBC255B1-46D9-430B-9578-E4563FF4FB89:01}

さて、本日のアルベルゲ(巡礼者用の宿)は、非常にキレイで、オスピタレイロ(宿の世話人)も親切。ウインクがとっても上手な南米系の顔をしたおばちゃんだ。

同室になったのは、少し日本語を話せるアメリカ人のブライアン、アラスカ出身のリンダ、フランス出身のジャンポール。

アメリカ人のブライアンは僕にカタコトの日本語で挨拶し、僕はジャンポールにカタコトのフランス語で挨拶し、フランス人のジャンポールはブライアンに英語で話しかけていた。

これは特に意識してやったことではないが、いろんな国の巡礼者が生活を共にするので、相手の立場に立った行動が重要で、効果的でもある。その後の関係性が格段に良くなるのだ。


特にレストランや食堂がある町ではないので、スーパーで買い物をして自分たちで晩飯を作っていたら、他の巡礼者からスープを分けてもらえた。ラッキー!

{1EB274D2-CF64-4962-8E01-6FDE9D3AD98E:01}

教会はモダンなデザイン。こちらでは非常に珍しい。

{CB1BE09F-B040-4577-A586-67791992928E:01}

{4E0430EB-FC49-4B44-82C5-8741EC77BA84:01}

{4CD14745-6E00-4158-AD46-E0D9E3082A0C:01}

すでに先に進んでいる日本人のトモ君が、彼が居るアルベルゲの壁に書いてあったラクガキの写メールを送ってくれた。そこにはこう書いてあった。

「西の果てのカミーノ、東の果ての熊野古道」

誰が書いたか知らないが、まさにその通り。
このカミーノ(巡礼路)が終わったら、姉妹道である和歌山県の熊野古道も歩いてみたい。

続く。

本日
レオン~ラ・ビルヘン・デル・カミーノ
(スタート地点から478.5㎞)
{C196660C-DF05-4D9C-BC4C-8513FCE62F3C:01}

「ただ毎日ひたすら歩くだけ」とはいえ、無人島をグルグル回っているのではなく、生きた人間の住むスペインという国を横断しているので、最低限のスペイン語の単語や会話を知っていると、楽しさが倍増します。
(英語だけでも大丈夫だろうけど、スペイン人からしてみればスペイン語の方が嬉しいはずだから)

しかしながら、動詞の活用が難しい。
スペイン人自身が「スペイン語は動詞の活用が難しいよ」と言っているので、ホントにそうなんだろう。

というわけで、動詞と同じくらい、もしくはそれ以上に重要な名詞を並行してコツコツ勉強しています。

勉強の仕方は、いたってシンプル。
道や町で目に付いた単語を都度調べていくだけです。大きく3つに分けられます。

1、食べ物に関連する単語

まずは興味のある分野から。
僕は食べることが大好きなので、飲食店で目にした単語(メニューや、黒板などに書いてあるもの)をメモ帳に書きつけたり写真を撮ったりして、あとから電子辞書などで調べるという方法をとっています。

ケータイで調べれば?と思うかもしれませんが、それだとWi-Fi環境に左右されるので、どこでも使用できる電子辞書が意外とこういう場合便利です。

アルベルゲ(巡礼者用の宿)にキッチンが付いている場合は自炊するときもあるので、添付の写真のようにスーパーに行ったときに特売のチラシをもらってきて、それを調べることもあります。

飲食店の場合は自分で注文したり食べてみたりすることで、「この単語はあぁいう味するあの料理のことだ」と身をもって覚えられるし、スーパーの場合は素材や現物そのものを触れたりするので記憶に残りやすいです。


2、巡礼路沿いの単語

巡礼路沿いの単語は限られている。
このブログでも何十回も書いている「アルベルゲ」だって「オスピタレイロ」だってそうですらが、日々の生活に密着しているので覚えないといろんなことがスムーズにいかないし、そもそも苦労しなくても、口にしていれば自然と覚えるもので、最悪間違えていたら近くの巡礼者が訂正してくれます笑


{94BA6B9F-3105-497E-A430-FFA04BB4C65F:01}

{A9254EF6-4EE4-4D57-AC2D-59909F3A858E:01}


3、キリスト教関連の単語

キリスト教徒でないとはいえ、歩いているのはキリスト教の道。教会に行けばパンフレットを貰えることもあるし、現場での解説はスペイン語だけの場合も多い。それらの文章に登場する単語もまた、重要なものは何度も目にするものなのでメモって調べて覚えてしまうと、いろいろ参考になります。いま自分が目にしている建築物が、何世紀ごろに何のために造られたどんなものなのか、ざっくり分かるだけでも感じ方が全然違います。

{12C5576F-1C4B-4E44-B739-EFDCA7807A6B:01}

もちろん、付け焼き刃ではたかが知れてます。
でも単語ひとつ知っているかそうでないかは、やはり大きいです。
今回も、お読みいただきありがとうございました。

続く。


早朝、この数日間一緒に巡礼路を歩いた仲間たちを見送り、我々は今日もレオンに滞在。
しかしこの街は昨日に引き続き、祭りで街全体が閉まっている。

そこで、レオンからバスで約2時間かけ、オビエドという町に来てみた。比較的大きい、世界遺産の町である。

到着後、町の中心部から市バスで10分、アストゥリアス様式と呼ばれる建築の教会を観に行った。
今から1200年ほど前に建てられた、他のスペインの建築と異なる独特の教会である。

{00739847-F988-46B2-8279-3CA7A70166CC:01}

{000BC2AF-005C-4361-BC0C-CF43D613980E:01}

{2AF2B476-1FC4-4A3E-9AFA-FA70039B5760:01}

森の中に佇む、サンタマリア・デ・ナランコ教会と、サンミゲル・デ・リージョ教会。
1日に3回しか見学できないようだが、その3回目にたまたまギリギリ間に合って、中に入ることが出来た。

サンタマリア・デ・ナランコ教会は、中に人間やライオン、もしくはグリフィンのようなレリーフが残っており、建物としての雰囲気もたしかに他の教会とは全然違う造りになっていた。

{9488A1C9-31FA-4F62-9DB4-51CDC5A4A7C9:01}

内部の窓からオビエドの市街を見下ろすと、雲の合間から町にたくさんの光が差していた。妻いわく、そういう光の筋のことを、「天使のはしご」と呼ぶのだそうだ。

{96399BF1-2164-4CA8-AFBC-AFAAD1FA38C0:01}

丘の上の1200年前の教会に見守られ、天使のはしごがおりる町だなんて、素敵じゃないだろうか。


後者のサンミゲル・デ・リージョ教会は、内部が写真禁止だった。ほとんど判別できないが、かつて絵が描かれていた形跡が見えた。

{94513FB9-BE5D-43A6-912F-4C8C0812B7E0:01}

ブルゴスやレオンのようなきらびやかで荘厳な教会とは全然違う、まるで森の中の遺跡のような古い教会が町の中心部からバスで10分のところにあるなんて、オビエドという町は面白い。


中心部に戻り、帰りのバスの時間までカテドラルに行った。なんと、カテドラルも入場制限ギリギリだった。

ブルゴス周辺から西にかけて、教会の祭壇の後側のデザインが、いくつかのパートに分けられた額のようなものが主流になってきているように感じるが、このオビエドのカテドラルはその集大成というか、傑作のようなものだった。さすが、ブルゴスに並ぶ世界遺産。

{7AFFDC7A-C77E-416B-BA94-3E2A47DEE5ED:01}

{37308A92-A750-4852-8F8E-741D2E6FA751:01}

時間が無かったので昼飯は久々に目にしたケバブ屋に飛び込み、レオンへの帰りのバスに乗った直後に雨が降ってきた。うーむ、今日のタイミングはカンペキだ。


レオンに着き、晩飯はまたバルをハシゴ。
三軒まわって、2人で計約3500円!
二軒目の生ハム専門店の生ハムが人生最高に美味かった!白い脂身部分が舌の上で溶けるシアワセ!


ところで、スペイン人はホンットーにフライドポテトが大好き!(スペイン語でパタタ)

どこのバルに行っても、ポテトポテトポテト、大衆食堂に行ってもメイン料理の付け合わせはポテトポテトポテト…

彼らはあまりにもよくポテトを食べるので、アメリカ人の巡礼者が「アメリカ人でも、ここまでポテト食べないわ…」と呆れるくらいだから、相当だ。

今夜のバルの三軒目なんて、店員に「サービスのポテト、味付けソースはどの味にする?4種類あるけど」と聞かれた。
大前提としてポテトは必須アイテムなんだね…
いやはや。

続く。

本日
レオン~オビエド~レオン
今日は朝から雨。最近雨が降っていなかったので、久しぶりだ。何時間も降り続いたが、今日歩く道は都会レオンに近づく道なので途中から下は土からコンクリートに変わり、ある意味で歩きやすくなった。

レオンに到着すると、アルベルゲでアンドルーに再会。ナバラで出逢った、あの『北斗の拳』のTシャツを着ていたフランス人だ。
彼は数日分だけ僕らより前に進んでいるはずだったので、もう会えないと思っていたが、こんなところで再会できるとは嬉しい。

しかもアンドルーは実はジョルダンという名前だった。ファーストネームにもファミリーネームにもアンドルーなんて名前は入っていない。なぜ間違って名前を覚えてしまったのか定かではないが、「And you?」を聞き間違えたのでは、とする自説が有力です。


レオンは巡礼路においてパンプローナやログローニョ、ブルゴスと並ぶ都会なので、ほとんどの巡礼者は素通りせずこの街で一泊する。

したがって、今日のアルベルゲ(巡礼者用の宿)には先ほどのアンドルーを始め、多くの見知った巡礼者が顔を揃えることになった。

前半で特に大変お世話になったイイダさんや、先日のブログにも書いたジョルジとソフィアのカップル(?)、カストロヘリスで知り合ったテネシー州出身のアメリカ人クリスとイケメン揃いのその一味、シスターの村カリオン・デ・ロス・コンデスで出逢ったフランス人とブラジル人の夫婦や、「天使のおじさん」とアダ名を付けた国籍不明のおじさん、「爆笑問題」とアダ名をつけたカナダ人のおばちゃんペア、オーストラリアの太っちょや、何故かいつもスーツとハット姿のイギリス人のニコルなど。

ついでに、なんとこのレオンのアルベルゲは、オスピタレイロ(宿の世話人)が日本人だった!この巡礼路の日本の協会の方で、山本さんというそのかたは、自分で道を歩き、帰国前に2週間ボランティアでオスピタレイロをしているのだという。いろいろと便宜を図って頂き、本当に助かった。

アルベルゲというのは基本的に男女混合の2段ベッドなのだが、珍しくレオンは男女別で、女性は一階、男性は二階。しかし、先着5組の夫婦だけ男性階奥の部屋が夫婦専用部屋になっていて、そこを使うことになった。

結局、昨夜マンシージャ・デ・ラス・ムラスのアルベルゲの中庭で一緒に晩飯を食べたテレサとヘススの酔いどれ夫婦や、カナリア諸島から来ているノエミとダビッドの若い夫婦と同室になった。

テレサから、彼女らの出身地サラゴサのリボンのお守りをプレゼントされた。

そして、カナリア諸島のノエミとダビッドからは逆に、「日本に帰国してからでいいので、日本的なものをカナリア諸島までぜひ郵送して欲しい」と頼まれた。

「カードでもポスターでも、あなたたちが持っているようなテヌグイでもいいから、伝統的な日本っぽいものをお願い。いくら必要?」と聞かれたが、お金は要らない、と答えた。
こういうのはお互いさまだし、彼らには旅のあちこちで助けてもらった。なにより、日本に興味を持ってくれているだけで嬉しいし。


さて、ログローニョ同様、レオンも到着した本日がたまたま街の収穫祭のようで、かなりの人でごった返している。

{80A14A1D-C3B2-4C1E-97C5-7A99F2647D69:01}
↑ガウディの建築物の前で踊る地元民と子供達。

{87897C7A-CBEB-4BE9-9004-D81756C79046:01}
↑この広場、ふだんは誰もいません

普段はどこの村も町も街も、昼間はたいがいガラーンと閑散としているのに、この人の数、一体どこから出てくるのだろう。

民族衣装に身を包んだ地元の人が音楽に合わせて踊り、収穫祭をイメージした馬車のコンテストが開かれ、ワインはタダ、名物のハムやソーセージはどこのバルも大特価で投げ売り状態。

{BFDF8C24-1A66-4D9C-8DF1-78A4ACC8D59C:01}

{C010ADC2-BB0A-457C-9F64-F9459B30D525:01}

{DDCF898E-7587-43EF-800A-F04C4EBF32CF:01}

飲食店と教会以外はインフォメーションセンターも郵便局なども含めて閉まっており、だれもかれもが浮かれている。

{02F9A73D-1FC6-4095-BCD3-0273B64E52BB:01}
↑ステンドグラスが超美しいカテドラル。

{D1F94A44-B520-4F8D-9774-E529470BFF54:01}

{18F3E0E2-08F8-4AC3-BE4C-D0D845BE1AB6:01}

寝る寸前までテレサとヘススの夫婦、そしてヘススの従兄弟とアルベルゲそばのバルでワインを飲んだ。この夫婦は本当に、しらふでも酒を飲んでいても常に陽気で、いつも周りを巻き込んで大爆笑している。まさに、お祭りの日にぴったりの夫婦だ。

それにしても、お祭りはどこの国のでも、本当に楽しい。
こういう日にドンピシャで開催地に来れるなんて、なんてツイてるんだろう。巡礼の神様ありがとう。

本日
マンシージャ・デ・ラス・ムラス~レオン