先日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に見学に行った際に、
みやげ物屋で買ってしまったものがある。
その名も「スペースカレー」。
うそかまことか、”宇宙ステーション長期滞在用に特別に開発されたビーフカレー”と
謳った、なんともスケールの大きいカレーである。
僕は何故か宇宙食に興味があるので、店に陳列されていた
宇宙食として作られたアイスクリームやタコヤキにも大いに心を奪われたのだが、
やはりカレー好きとしては宇宙の味も知っておかねばならないだろう、と
レジに持って行ってしまった。
この、宇宙感を全面に出したシルバーのパッケージ。
レトルトカレーは普段あまり食べないし、そこまで味に期待はしないが、
あの大手、ハウス食品が作っているようだ。
裏にはこう書いてある。
・・・日本人宇宙飛行士用にJAXAとともに開発し、07年6月に宇宙日本食として
正式認証されました。無重力状態で食べることを想定し、スパイシーで味を濃くしました。
また、ウコン・カルシウムを多く含み、宇宙空間での生活をサポートしております。
無重力空間では、お湯で温めずに専用の加熱トレーで温めて食べます・・・(原文ママ)
なんと、わざわざ日本人の宇宙飛行士用に、味を工夫してあるらしい。
この世に何人存在するのか分からないくらい、ものすごく狭いターゲットだが、
ハウス食品さんはこだわったんでしょうね。
無重力状態だとスパイシーで味の濃いものが食べたくなるのだろうか。
その点については僕はよく分からないけど、ウコンならば分かります。
昨日も、お酒を飲む前に、ウコンのチカラを借りました!
それにしても、この商品はパッケージに書かれた解説によると、
ただの宇宙食ではなく、そしてただの日本食でもなく、
宇宙日本食、という食べ物らしい。
これまで聞いた事もなかったが、そう来たか!って感じだ。
納得できるような、できないような、このネーミング。
ちなみに肝心の味の方は、思ったよりも美味しかった。
ビーフだけでなく、きのこも数種類入っており、楽しく食べれた。
近い将来、宇宙に行くことがあっても、このカレーならば飽きずに食べられそうだ。
先日、ケータイの解約のため、
ある家電量販店内のケータイショップに行った時のこと。
都内ではもはや珍しくないが、そこに外国人の店員がいた。
それも、なぜか妙に目立つ白人の女性店員。
背が非常に高いうえ、鼻も高い。
ここは日本だけど、平気で英語で話しかけてきそうな感じだ。
まるで作りもののように彫りの深い顔、エーゲ海のように青い瞳。
そして家電量販店に似つかわしくない雰囲気。
しかし、どこの国の人なのかが全然見当がつかない。
僕も幾つかいろんな国を見てきたが、これまでに見かけない種類の顔だちなのだ。
しばらくして彼女は、僕の左側にいたインド系の男性客に近づいた。
そら、きっと彼に英語で話しかけるぞ…
「おきゃくさま、ごようけんは?」
「・・・きしゅ、へんこうを。」
白人さんとインド系が日本語で!
まあでも不思議ではない。
ここは日本だから。
英語が世界の共通語とは言え、
日本において外国人同士が日本語で会話するのは目にする光景だ。
インド系は待つように指示され、次に彼女は、僕の方を向いた。
緊張の瞬間だ。
「おきゃくさま、ごようけんは?」
「ケータイの解約を。」
「では、わたしがうけたまわります。おくへどうぞ。」
話すスピードこそゆっくりだが、日本語が非常にうまい。
手続きをしてくれている最中も、彼女は日本語を話すこと自体が楽しいのか、
それとも、日本語を話す自分が面白いのか分からないが、
常に口許に笑みを湛えたまま対応してくれ、気分が良かった。
でもやはり、どこの国の人か見当が付かない。
そうだ、名前は!?
名前の響きから出身を推測する手がある。
名札を見てみればいいのだ。
はたの
ネームプレートにはそう書いてあった。
ハタノ?
まるで日本人みたいな名前だ。
もしかして、ファタノ?
ファタノじゃどうも呼びにくいってんでハタノと表記しているのか?
または、ファタール?
フランス語で「運命」を意味するファタール?
僕は、解約の手続きが終わったあと、聞いてみた。
「はたのさんは、どちらの国からいらっしゃったんですか?」
「あぁ、私はハーフなんです笑。スペインとブルガリアの。
以前、交換留学生で日本に来て、そのまま結局日本にいるんです。」
なるほど!それでこちらで結婚して、苗字が変わったということか。
考えてみれば至極当たり前の話だ。
外国人=カタカナ名、などという勝手な思い込みは怖い。
それにしても、スペインとブルガリアのハーフとは。
どうりで見たことが無いはずだ。
そもそもブルガリア人がどういう顔立ちか知らないもの。
ブルガリアは今の自分に、まず関わりの無い国だ。
しかし、今回の一件は、もしかしたらブルガリアという国からの
声なき誘いなのかもしれない。
そしていつの日か、本当に行く事になるかもしれない。
ブルガリアのリラという場所には、美しい僧院があるらしい。
かの国に訪れる際には、ぜひ足を運びたい場所です。
新宿駅ナカの「小田急エース」という商店街には、
女性向けの服を扱う店が並ぶからか、
女性向けの飲食店もまた多い。
今週、珍しく大きく体調を崩した僕は、
普段はまず入ることが無いが、
「たまには、お粥でも食べてみよう」と
この小田急エースの粥専門店に向かった。
(男性の皆さん、そんな店があるんですよ)
しかし、いざ入らん、とした矢先、
なぜか急に気が変わり、僕は
粥専門店の向かいのうどん屋に入ることにした。
きっとうどんの方が温まりそうな気がしたんでしょう。
そして驚いたのは、この店のうどん、
いわゆる普段うどんを形容する時に使う
”つるつる、しこしこ”ではなく、なんと
”するする、すべすべ”していたのです。
麺の断面も、四角形というよりも楕円形っぽい。
珍しい口当たりのうどんだな・・・と思っていると、
店を出るときに壁に書いてあったのがこの言葉。
”讃岐の男うどん、備中の女うどん”
讃岐は今の香川県あたり、
備中は今の岡山県あたり。
多くの東京人が口にするうどんは讃岐うどんで、
それが男らしい”しこしこ系”だとすると、
岡山の伝統的なうどんは、たおやかな口当たりの女うどん、と
そういう意味らしい。
「ラーメンなど、麺をすする店には1人で入りづらい」という女性は多い。
しかし、この店はこれまでの
「うどん=麺=入りづらい」の式を壊し、
もしかしたら
「うどん=男うどん or 女うどん=女うどんは女性であるあなたたち向けの食べ物なんですよ」
と提案しているのではないだろうか?
この考えが的中しているのかどうかは知らないが、
確かにこの店の前を通ると、いつも店は賑わっている。
女うどん、味も戦略も、うまいです。
たまにハチミツ専門店に行くと、そのたびに
必ずと言っていいほど目にする単語、マヌカ。
このマヌカ、独特な響きだなーと思っていたら、
ニュージーランドの先住民族マオリ族が
古くから薬木として珍重してきた木の名前だという。
彼らはこのマヌカを「復活の木」と呼び扱ってきたが、
科学的にもその効能が認められ、
現代のニュージーランド医療でも実際に使われているらしい。
この薬木から取れるハチミツこそがマヌカハニーで、
「ハチミツの王様」と呼ばれている。
他のハチミツにはほとんど含まれていないという、
”食物メチルグリオキサール”という物資を多く含み、
濃厚なのにサッパリしつこくなく、
ハーブのような香りも持つらしい。
なんだかすごそうだ。
ちなみに、僕はハチミツとバターを塗りたくった
焼きたてのトーストが大好きです。
なので、ぜひいつか
このハチミツの王様を食べてみたいと思っているんですが、
ハチミツは冷えると白くカチカチになる性質があります。
その姿が妙に悲しく、あまり見たくないので
まだこの高級な王様ハチミツは買ったことはありません。
カチカチになっちゃうと悔しいからね。
ただ、最近体調を崩し久々に寝込んでしまったので、
この際、「復活の木」にあやかってこのハチミツをトライするのもいいかな、
と思っております。
ハチミツは本当に採れる場所によって味が違うので、
果たしてこの逸品、
どんな味がするのか、楽しみです。
※写真は残念ながらマヌカハニーではありません。
今や街中のみならず、あらゆる場所にフリーペーパーが置いてある。
求人系から飲食系、外国人向けなど様々な種類があるが、
中には旅行系のフリーペーパーなんてのもある。
フリーペーパーは読んで字のごとく無料なので、
読み終わったり、つまんなかったらポイッと捨ててしまえばいいのだが、
数年前に一度手に取ってから捨てられないフリーペーパーがある。
それが旅行系フリーペーパーの『スナフキン』。
ページ数こそ多くないものの、
写真やレイアウトや文章などにも工夫してる感じが伝わるし、
他の旅行雑誌と並べていてもカッコがつく表紙を有している。
どこが作っているんだろうと奥付を見てみたら、なんと学生団体。
出している彼らが学生の本分である勉強をしてるかどうかは知らないが(笑)、
バイトやらゲームやらデートやらやりたいこともきっと器用に行いつつ、
時間を捻出して創り上げているのだろう。
これまでに10号ほど出し、編集長も何代か代わっているようだ。
先日、僕は自分が持っている号だけでなく、既刊の他の号も読みたくなって、
メッセージの宛先にメールをして在庫のバックナンバーを送ってもらうことにした。
中でも、東南アジア特集号に寄稿した学生の文章は素晴らしく、
その学生の他の文章も更に読みたくなるほどだった。
無料でたまたま手に入った情報をキッカケに、
旅への世界が開いたり、次の旅先が決まったりすることもある。
ぜひ皆さんもどこかで見かけたら手に取ってみることをススメします。
そしてこのブログもまた、そういう素敵な扉のひとつになれたら…
発展していっただけの料理ではないようです。
先日、よくいくアジア料理屋で海老のサンバル炒めという料理を待っていた時、
手持ち無沙汰だったので何気なく読んだ小冊子に下記のようなことが書いてあった。
”台湾料理は、福建料理の影響を強く受けたほか、
福州料理、潮州料理、客家料理、広東料理、
そして日本料理の影響も受けている”
なるほど、日本とのつながりも深い場所だから日本料理の影響を受けているのは
考えてみれば不思議ではない。
そして、福建料理とか広東料理ってのはどこかで聞いたことがある気がする。
でも、あとの3つはそんなジャンルがあることすら、知らなかった。
日本ではあちらの料理を「中華料理」とひとまとめにして呼び、
せいぜい四川料理は耳にするが、広い中国、どうやらいろいろジャンルがあるようです。
省によって食べ比べてみたら、きっと楽しいんだろうなぁ。
そう言えば、昨日たまたま聞いた話で、中華料理というものは、
非常に上手い作り手とそうでない人の違いは”照り”に出るらしい。
油の量とかだけの話でなく、素材に合わせた炒め方をすることに
よって、輝くばかりの光を放つようだ。
料理は見た目も非常に重要で、その彩りがとかく重要視されるが、
”照り”という概念まであるとは、いやはや本当に奥が深い。
余談になりますが、昨日生まれて初めて、手作りで肉まんを作りました。
(と言ってもプロが作った皮でプロが作った餡を包んだだけですが)
あれ、皮を包むのがけっこう難しくて、肝心の
てっぺん部分が「なんとなく」になってしまいました。
料理は見た目が大事なのにね。





