2010年1月10日
昼前、宿を出て、プラハの街へ散歩に出た。
昨夜降り続けていた雪は止み、
今日は晴れている。
歩きだしてすぐ、店の入り口からして
オーラが出ている雑貨屋を見つけた。
中に入ってみると、雑貨屋というより、
チェコ製のアンティークのおもちゃ屋のようだ。
狭い店内に、何十年もの時を経た
おもちゃが所狭しと並べられている。
日本の谷根千でも、神保町でも、京都でも、
それからまたパリのクリニャンクールなどでも
見たことのないような独特のおもちゃがいっぱいだ。
興味深く眺めていると、店のおじさんが、
それはもう本当に楽しそうにニコニコしながら、
「どうだい、すごいだろう?ゆっくりと見ていっておくれ」のような事を言った。
自分の店の商品を愛しているんだなぁと伝わってくるような店だった。
もし僕がこのチェコを出てすぐに日本に帰るなら、
きっとたくさん買ってしまっただろう。
少し進むと、見たことのないスイーツを売っている店があった。
金属製のポールに生地を巻きつけながら焼き、
カリッとさせた上に粉糖をまぶしたようなやつだ。
好奇心からひとつ注文し、出来上がりを待つ間、
なんていう名前の食べ物なのか聞いてみた。
「トゥルデルニク」と店の青年は言った。
やはり、見たことも聞いたことも無い。
食感も楽しく美味しかったので、新しもの好きの日本に入ってきたら
ひとブーム起きそうだと思うんだが、どうなんだろうか。
誰かやってください。
”もぐらのクルテク”という、こちらは既に日本でも人気の
キャラクターの専門店があったので、日本へのお土産をいくつか購入。
そして・・・カレル橋に来た。
実はココこそ、僕がこのプラハで最も来たかった場所だ。
橋の両側に聖像が並び、ここを歩く人々を見下ろしている。
高校生の頃、地元のリサイクルショップで見つけた
ボロボロの古い洋雑誌を広げた時に、初めてこの橋の存在を知った。
そのとき僕はその雑誌のこの橋の写真に衝撃を受けたが、
どこの国のなんて橋だったかなんて、まるで分からなかった。
なのに、モノクロの写真で表されたその景色だけがずっと
脳裏に焼き付いており、その後なにかの拍子にこの橋のことだと
分かった時には、いつか必ず行ってやると心に決めた。
想像通りの素晴らしい場所で、
僕は感謝を込めて聖像を撫でた。
プラハ城へ向かう坂道への途中、
切手やらシールやらコースターやら、いわゆる紙モノ専門の
アンティークショップがあり、そこも覗いてみた。
これら紙の商品だけで、しかも見る人によっては
ゴミというかガラクタのようなものだけで商売が成り立つのだからすごい。
しかも、こんな立地の良い場所で。
それくらい、この店にあるものは世界中に需要があるのだろう。
この店はおばあちゃんが1人で切り盛りしているようだったが、
この方がまた非常に素敵な笑顔を振りまく人だった。
コキタナイ東洋人(僕のことです)にニコニコしながら、
あれもこれも見せてくれる。
きっと先ほどのおもちゃ屋の主人と同じく、自分の仕事を愛し、
誇りを感じているのだろう。すばらしいことだ。
城の前まで行くと15時ジャスト。
ちょうど近衛兵の交代の儀式をやり出した。
無表情で、あくまで無表情で、体格のよい兵士たちが
銃を構えたまま行進し、自分の配置に着く。
ただそれだけなのに、それがむちゃくちゃカッコいい。
こういうの、イギリスなどでも見れるイメージがあるが、
まさかチェコで見ることになるとは思っていなかった。
それから、聖ヴィート大聖堂に訪れた。
ここがとにかく、すごかった。
その理由は、また次回!










