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一歩、世界に近づくブログ

どんな国へも、まずは興味から!

言葉や食べ物やその他の文化など、
自分が直接触れた「面白い!」と思った
”外国に関わること”を、力を抜いて書いていきます。

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2010年1月21日

ギリシャを出て、トルコ編に入る前に、
今日はちょっと「ありがたみ」について
書きます。

旅をしていると、ちょっとしたことに
「ありがたいなあ。これがあって、
ほんとに良かったよ」と思えるモノがあります。

今回のここまでの旅でそれを感じた、
3つのアイテムをご紹介します。
忘れないうちに記し、これらに感謝を表したいと思います。

その1:
「フード付きパーカーのフード」

ともすればファッションのポイントになる
くらいしか用途の無さそうな、
フード付きパーカーのフード。

僕はずっと「このフードをわざわざ被ってる
人って、果たしてどんだけいるんやろ?
ラッパーとかしか見たこと無いし」って
思ってました。

しかし。
旅先で、急な雨に降られたとき。
降り止まない雪に悩まされているとき。

そんな時、ひょいとフードを頭に引っ掛ける
だけで、あら便利。
あったかいし、少しくらいの悪天候も平気です。

しかも気づきました。
フード付きパーカーを着てフードを被った上に、
さらにフード付きパーカーを着てフードを被ると、そらもう防御力が飛躍的に伸びるんです。

ホントに、頭と耳を覆うことが、こんなに
外気に対して効果のあることなんて
忘れかけていた。

いやーありがとう。
感謝しています。


その2:
「チョコレート」

ともすれば、ヤレ、太る原因だ、とか
虫歯になるぞ、とか言われてしまう
チョコレート。

僕は以前から割とチョコは好きなほうですが、
別段感謝とかはしてませんでした。
なんとなくチョコが食べたいから食べる、
そんくらい。

しかし。
腹が減っても食べ物がすぐに手に入りそうに
ないとき。
疲れてテンションが下がってしまったとき。

そんな時、パクッとチョコを口に放り込む
だけで、あら不思議。
まもなく束の間の幸せが約束されます。

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しかも気づきました。
この食べ物、世界中にあるのです。
つまり、「チョコがほしい」と思っても
手軽に求めることができるのです。
必要な時にすぐに力になってくれる。

いやーありがとう。
感謝しています。


その3:
「ポケットティッシュ」

ともすれば街角で配布するお兄ちゃんに
道を塞がれつつ手渡され、
使い終わればすぐに目障りなゴミと化す
ポケットティッシュ。

僕はよく鼻をかむので以前から
相当愛用しているのですが、
ポケットティッシュなぞ、東京を散歩するだけで
いくらでもタダで手に入るので、
感謝まではしていませんでした。

しかし。
何故か急に鼻血が出てきてしまった時。
鼻をただちにかまないと落ちてきて
大変なことになりそうな時。
手が食べ物で汚れてしまった時。
トイレに入ったら紙が無かった時。
目薬を注したいがハンカチが手元に無い時。
ハンカチが無いときに限って汗が滴りそうな時。

そんな時、シュッとポッケから
一枚取り出すだけで、ホッと一安心。

ピンチが鮮やかに消え去り、
心の平穏が訪れます。

しかも知ってました?
これ、海外じゃ誰もタダで配ってません。

いつか旅行に行く予定のある人は、
もらっておくと海外でかなりの効力を
発揮しますよ。

旅先で子供にあげても喜ばれました。

いやーありがとう。 
感謝しています。


今回感謝させてもらったみなさん、
今後も何卒よろしくお願いします!!!
(やべえ。ティッシュが残り3枚だ…)

2010年1月


僕にしきりに話しかけてくる

ファンタオレンジを持ったこの男。


英語がまったく通じないので

彼が何を伝えたいのか知るために

紙切れを渡してみたはいいものの、

僕が渡してスグに

何かを書いて返してきた。


スラスラと速攻で何かを書いてたけど、

もう書き終わったのか?…


ズイブン早いな、なになに、と見てみると、
紙にはただ、
「H」という一文字が…


H??


は?
なにこれ??
どういう意味???

エッチ?

それとも大文字の「I」って書いたのか?


というか、Hにしても、Iにしても、

どちらにしても意味が全く分からん。


まさか日本語と同じ意味だとも思えない。

日本語のエッチは、ヘンタイ(HENTAI)の

頭文字を取った言葉だから、ギリシャでは

同じ意味のはずがない。


百歩譲って日本語と同じ意味だとして、

いったいそれがどうしたのか?

売春の誘い?

それとも、もしかして…

…いやいや。


僕は頭の中をクエスチョンマークでいっぱいにし、それを表情にも思いっきり出して

「さっぱりわからない」というふうに首を振った。


すると彼はようやく何かを諦めたのか、
寂しそうな顔をして紙とペンを僕に返した。


うーん。

いったい何だったんだろう。




その後、ようやくバスはアテネの

リオシオンバスターミナルに戻り、
休む間もなく
そこからまた数分歩いて

アッティキ駅、そしてメトロに乗り

地下鉄シンタグマ駅構内へ。


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この駅は、アテネオリンピックを機に

綺麗になったらしい。

駅に着いた頃には間もなく夕方を迎える時間に 

なっており、しかもシンタグマ広場は

ただでさえスリなどの被害が多い場所なのに、
宗教絡みのデモ行進をしていておっかなかった…


上:シンタグマ広場


明日からはトルコ。

そのトルコへのフライトが早いので、

ゆっくり寝れる宿を取りたいが
先日泊まったユースホステルは部屋が

寒すぎるので、その近くの

「ACROPOLIS HOUSE」で

部屋を取った。


ここは飛び込みで行ったにも関わらず、

非常に丁寧で親切な対応をしてくれた上に、
内装も雰囲気があってとっても良かった。


フロントのおじさんが、地元の人が行く

美味しいタベルナ(大衆食堂のこと)を
紹介してくれたのでそこへ行った。


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タラモサラタ(日本語で言うタラモサラダ=

タラコとジャガイモのサラダ)と
ジャジキ(ヨーグルトときゅうりを和え、

オリーブオイルをかけたもの)、
イカとサーモンのグリルを注文した。


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手前がジャジキ、奥がタラモサラタ


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普段と比べると少々贅沢だが、
今晩はヨーロッパ最後の夜だし、

少しくらいいいだろう。


ジャジキは酸っぱくてそして辛いという、

複雑な味わいを持った料理だった。


日本語のタラモサラダの事をギリシャ語でも

タラモサラタって、すごい一致だなあ。

サラタは分かるけど、タラモが一致してるのが

偶然とはいえすごい。


それにしても、昼間のファンタオレンジの彼は

いったい何だったんだろう?




2010年1月21日 


メテオラに別れを告げ、長距離バスは 

2日前に来た道をアテネに向かって戻り始めた。 


天気が良かったので最初は景色を見ていたが、
さすがに7時間もバスに乗っていると

飽きてきたので、途中からは電子辞書を

いじくって遊んでいた。


電子辞書?と思われる方もいるかもしれないが、
この普段使い慣れないアイテムはなんと、

約34冊分の辞書が内蔵されている上、
SDカードでスペイン語などの辞書も

付け加えることが出来る、工夫次第では

半永久的に遊び続けられるという

素晴らしいものです。


僕は5年前にフランスへボランティアに行く際に購入して以来、ずっと愛用しています。

そういえば、こないだも電子辞書のことを

このブログに書いたな…



さて、乗車時間も半分を過ぎた頃、

途中休憩でバスは簡易カフェみたいな所へ

停車した。


僕がなんとなくジュースの棚のあたりを

1人でウロウロしていたら、
後から現れた20代前半らしき男の子が

ジュース棚から「ファンタオレンジ」を出し、
急に僕の方を振り返って「お前も飲むか?」

みたいなことを言ってきた。
(ギリシャ語だったので多分そうだろう、という程度だけど)


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ちなみに彼はメテオラのあるカランバカから

ずっと僕と同じバスに乗ってきていた。

言わば旅の仲間だ。


僕にはファンタオレンジは必要なかったので、

要らないよ、と英語で伝えると、

残念そうに去っていってしまった。


今回のこれまでの旅では、現地で同年代の人から

声を掛けられることはあまり多くないので
正直、僕は驚いて、ついつい断ってしまったのだ。
しかし、もしかしたら彼は日本人と交流を持ちたいのかもしれない。


ファンタオレンジくらい一緒に

飲めばよかったじゃないか。

そう考えると少々悪い気がした。


しかし、簡易カフェの外に出ると、
・・・・また、彼がいた。


さっき買ったばかりのファンタオレンジを

飲みながら、タバコを吸っている。


そして僕の顔を見つけるやいなや、すばやく

「お前もタバコ吸うか?」というように

箱を差し出してきた。


これは驚きだ。


ハッキリ言って、ヨーロッパで向こうからタバコを勧められたことなど、これまで一度も無い。

むしろ「お前タバコ持ってないか、あれば

一本くれよ」と言われるくらいだ。

これはいったい、どういう事だろう?

だがここで断ると、二度も彼の好意を

無碍にしたことになり、失礼かもしれない。
せっかくなので、一本頂くことにした。


プカプカと吸っている間、

彼はしきりに話しかけてくる。


僕も、同年代のギリシャ人と会話が出来る機会が得れて嬉しいな、なんて思えてきた。

しかし、それもほんの束の間だった。

彼は、英語が全く分からないようだ…。


「言ってる意味が分からないよ」というのを

表情やジェスチャーで伝えようとするも、
それすら伝わっていないのか、

お構いナシにずっと何かを話しかけてきている。

彼は、何を必死に言おうとしているんだろう?

次第に向こうも話しながら身振り手振りが

加わるが、それでも意味が通じない。


そこにたまたま見知らぬおばさんが通りかかり、

彼はおばさんに助けを求めた。
しかし、おばさんは何やら苦笑いするばかり。


僕もおばさんに「僕は彼が何を言っているのか

分からないんです」と助けを求めるも、
どうやらおばさんも英語が全く分からないらしく僕の言うことを理解してくれない。


このままじゃラチがあかない。
そうだ、紙に書いてもらおう!と考え、
僕は上着のポケットをまさぐった。


出てきたのは「ギリシャ鉄道マップ」…

これだけか…


まあいいや、とその紙とペンを彼に渡し、
さあ、ギリシャ語でも絵でも何でもいいから

とにかく書いてくれ、と終わるのを待った。


どうやら彼はもう書き終わったらしい。

ズイブン早いな。

なになに、見てみると、

その紙にはただ、◯◯という文字が・・・


続く。


2010年1月20日


ギリシャ、メテオラ。


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少々道に迷おうが、巨石の上の修道院群の

扉が今日は閉ざされていようが、関係ない。


その立地自体がスゴイ場所。
世界遺産だし、行くだけでも価値はある。


実際、これを観たいがためにギリシャまで

来るという人もいるくらいで、唯一無二の

自然と文化の融合を味わえそうだ。


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上記の写真のように、手前の家と比べての
岩の大きさが異常。聳(そび)える、
という言葉が妙にしっくりくる。

結局、迷ってしまった前回と方角を少々変えて

山を目指して進んでいくと、

人家はどんどんとまばらになっていく。


しばらく己のカンを信じて登っていくうち、

ようやく小道を発見できた。

今回のこの道は、正しいのだろうか?


オフシーズンだからか観光客は皆無。
地元の人もおらず、看板すらも無い。

でも、この小道はなんだか正しい気がする。


そう信じ山道を登り続けること約50分、

ようやく舗装された道に出た。



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写真:黄色い看板は最寄りの町である

「カランバカ」と書いてあります


そして、ついに、修道院群でも最も有名な      

「Agia Triada Holy Trinity」への入り口を

発見!

やった~!

何も無くても、ここまで来れた!
しかし、間近で見ると、やはり巨大だ。

異様にでかい。

あとは、ここを登るだけだ。



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すごい景色だ。
なぜこうも人里離れた巨大な岩の上に、
修道院を造ろうと考えたのだろうか。

世間と距離を置き、修行に励むため?


ヨーロッパのどこか(忘れた)にある

アトス山という場所には、今でも女人禁制で

神に仕えるキリスト教寺院があるとのことだが、ここも同様の目的なのだろうか?


ただ、静かに岩の上に鎮座する孤高の修道院。

なんだか妙な神秘性を感じてしまい、

叫びたくなった。


「メテオラーーーーーーーー!!!!」


目の前の岩と修道院に向かってそう叫ぶと、

なんかスッキリした。



「Agios Stefanos Nunnery」という

近くの修道院も遠くから眺め

(ここも今日は休み)、早い時間に山を降りた。


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上:落ちそうで落ちない岩が、しびれますね。


町へと帰りがてら、何度も巨石を振り返り

見ていると、この先で訪れるトルコの

カッパドキアでも目にするであろう奇石

(キノコのような岩とか)も多く発見した。


修道院を造ったのは人間のしたことだが、

奇石は自然が長い時間をかけて作り上げたもの。


その作り手は果たして風なのか、雨なのか、

それとも太古の地殻変動とかなのか?
今の状況ではすべては仮説だが、とにかく

「よくこんなのが出来上がるもんだ・・・」と
関心するには充分なものでした。


いろいろと知りたい欲が膨れたが、

いま泊まっている宿ではネットが繋がらず、

情報収集できなかった。

何かガツンとした刺激が欲しい方、

ギリシャのメテオラはオススメです。


会社を辞めた今、もう付き合いは無いけれど、

ここを強く推してくれた埼玉の電気工事会社の

社長、彼のおかげで、ここまで来れた。

改めてお礼を言いたい。


2010年1月20日


支度をして、外に出たのは既にお昼前。
山あいの町、カランバカに着いたはいいけれど、
ここ界隈のなんの情報も持ってないので、

まずは昨晩見つけておいた観光案内所へ。


そこでせめて地図くらいはもらわないと、

何も出来ない。


そしてやはり、昨晩バスの窓を通して見た

あの白く巨大な「壁のようなもの」は、
ここカランバカから行ける巨石の上に建つ

修道院群「メテオラ」そのものだった。


この巨大な岩の存在感たるや、

半端無いものがある。
ただそこに”ある”だけなのに、町を歩きながらであっても、つい気になってチラチラ見てしまう。
これだけ確かにどっしりとしたものは、

なかなかお目にかかれるものではない。



数分歩いて、おぉ、あったあった「i」のマーク。

ヨーロッパでは(他の国もかな?)このマークが観光案内所を表します。


しかし、ドアを開けるも、何か雰囲気が違う。

しかも「i」のマークも微妙に違うぞ・・・
あちゃー、どうしようかな、間違えたかな

と思っていると受付の女性がこう言った。

「ハロー。観光案内所なら隣の建物だから。」
どうやら、よく間違われるらしいな。

なんでそのままにしとくんだろう。


本物の案内所でカランバカとメテオラの地図を

もらうも、これがまた、かなりアバウトな地図。
「エルマーとりゅう」みたいな

絵本に出てくる地図っぽくて、

雰囲気はあるが果たして地図としての

役割を果たすのか、コレ・・・?


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↑もらった地図。



そこで案内所の受付に

「メテオラには徒歩で行けるんですか?

ここからどうやって行ける?」と聞いてみた。


すると「この道を、ずっと真っ直ぐ、

山に向かって歩くのよ」と返ってきた。 


・・・地図だけじゃなく、説明もアバウトやな。

まぁ、簡単な道なのかもしれないし、

行ってみよう!


しかし。

やはり、迷った。

普通に山道みたいなとこを登っていくも、

行き止りに・・・!


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すぐそこにはあの巨大な象の足のような岩が

見えていて、その上には目指すもの(修道院)が

あるはずなのに、行き方が分からない。

これはなかなか、焦らされます。



そこでまた観光案内所まで戻り、

再度、道の事を聞いてみた。
あと、もっと詳細な地図の有無も。


…だが、無いそうだ。

そして説明もさっきとほぼ変わらない。

すべてがざっくり。

さらに、よくよく修道院情報を見てみると 

水曜・木曜は休みらしい・・・!

今日は休みの日じゃん!


だが、ここで行くのを止める訳にはいかない。

修道院の中に入れないのは残念だが、

こちらは時間が無いのだ。

景観を味わうだけでも価値があるだろう。

もう一度、行くだけ行ってみよう。


つづく。


どうやらこのバス、カランバカではなく、

トリッカラ行きだったようだ…。


トリッカラ、なにやらおいしそうな響きだ。

居酒屋に行って注文したくなる。

いやいや、そんなこと考えている場合じゃない。

もう結構暗くなってきてるけど、今日中に

カランバカに着かないといけないのだ。


たまたまバス待ちでそばにいた地元のおじさんに

「カランバカへは?」と聞くと

「あれだよ!あのバスに乗り換えるんだ!」と

到着したばかりのバスを指差して教えてくれた。


そして小一時間またバスに揺られ、

ようやくなんとかカランバカに到着した。

小さな町のようだが、バスの窓越しに見える
巨大な壁のようなものは何だろう?
まさかあれが、この町で有名な岩っていうんじゃないよな…?デカすぎるぞ…?
あまりにも大きすぎて怖さすら感じる。


どちらにしろ闇夜でよく見えない。

真相は明日のお楽しみだ。


飛び込んで入ってみたホテルのおじいさんは

英語が全く通じず、彼が呼んできた

近所のおじさんの助けを借りて部屋を確保。

やっと人心地がついた。

そういえば腹が減っていた。
鶏唐揚げが食べたい。なぜだろう。

トリッカラ…



適当にレストランへ入ってみた。


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超まったりとした雰囲気。





古めかしい店内に、古い田舎の歌みたいなのが

かかっているレストラン。

いい意味で独特の世界が作り出されていて、
しかも店員の感じが良くて、料理も美味かった。



何故だか食べたかった鶏の唐揚げは

さすがに無かったので、かわりに

「スパイシーチキンナゲット」
という上記の写真の品を注文。

ここはギリシャなのに、

なぜかマーボー豆腐の味がした。

さあ、そろそろ宿に帰って洗濯を干して、

もう寝よう・・・。

あの巨大な壁が気になる。

2010年1月19日

シャワーからは水ではなく、 

あったかいお湯が出る。

実にいい。 


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ここはアテネ、ピレウス港の

「hotel Delfini」。

シャワースペースが笑っちゃうくらい小さいが、そんなことどうでも良くなる。



上:ホテルのある通り。

港町だけあってお世辞にもキレイとは言い難い。



さて、朝ごはんはあらかじめ

スーパーで買っておいた食パンに、

先日乗った飛行機の機内食で使わなかった

バターとハチミツを塗ったもので済ませた。


そして、昼前に港のあるピレウス駅から出て、
今度は長距離バスターミナルのある

アッティキ駅へ。

遠いサントリーニからようやくアテネに

帰ってきたのでゆっくりしたいところですが、

このアテネは思ったほどやることがない(笑) 


なので、隣国マケドニアの方角へ向かった所に

ある「メテオラ」に行こう!と決めた。


ただ、メテオラには当初行く予定が   

全く無かったのでガイドブックはおろか、
そのコピーも無いし地図も情報も無いし、
ホテルの予約だってしていない

(まぁ、これはいつもだけど)。


しかし、まぁ現地に行ってみればいいじゃん!

なんとかなるさ!という感じで
バスターミナルへ。


メテオラは巨大な岩の上に建つ修道院郡が

有名で、テレビや写真で目にすることも多い

ギリシャの観光名所のひとつ。


実は、前職の営業マン時代、埼玉県の

電気工事会社をやっている社長との商談後、

「今後、もし君がギリシャに行くことがあれば、

メテオラには行っとけよ!メテオラ、な」と

言われた。


なぜか念を押されたので、

記憶に残っていたし、気にもなっていた。
そんなにすごい場所なのだろうか。


アッティキ駅から徒歩でバスターミナルに着いたのは午後13:30。


窓口で「カランバカ(メテオラに行く為の拠点となる町)に行きたいんだけど」と伝えると、

「カランバカ!?今まさにバスが出るところよ!早く2番乗り場へ行って!!」と女性事務員に

急かされ、乗り場にダッシュするも

運転手に「次のに乗れ」と言われてしまった…。


2時間待ち、ようやくその次のバスの時間になった。ここから、カランバカまで約5時間のバスの旅だ。なかなか前に進まない…。



バスの運転手は、街灯が無い山道を何故か
ずっとケータイで話しながら全速力で運転する。結構こわい。

外が暗くなった夜の8時ごろ、

急にバスが停車し、降ろされた。

やっとカランバカに到着かぁ~。

ここから今日中にメテオラに移動できるのか?

ここ、何もないただのバス停じゃん。

辺りは真っ暗闇。

車がビュンビュン走っているだけ。
こんなとこで降ろされて、町の中心地へは

どうやって行けばいいんだ?


そして、フト気づいた。

…もしかして、…ここはまだ、

カランバカですらないのでは?



そう、ここはカランバカではなかった。

バス停のプレートによると、

トリッカラという場所らしい。

おいおい…ここはどこなんだ⁉︎


つづく。

2010年1月18日

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今日はこのサントリーニ島から
ギリシャ本土に戻る日だ。

3時半のアテネ ピレウス港行きフェリーが
出るまで、宿の近所を散歩してみた。

まずは隣にある教会・・・と思って
行ってみたのだが、通常、観光客でも
スンナリ入れる正面の入り口は閉ざされていて、
脇の小さな入り口のみが開いていたので
覗いてみた。



教会の中からは中年女性が誰かと大声で
話している声が聞こえてくるが、
姿は見えず、内部も薄暗いので勝手に
入って行きにくい雰囲気だ。

ただ、チラリと目にした壁や柱の装飾はこれまで西ヨーロッパで目にしてきたものとは大違いで、
新鮮な驚きがあった。
色使いなのか、装飾の加工の仕方なのか、
そもそも絵のタッチからして違う気がする。

確かに、この地はプロテスタントやカトリックではなく、ギリシャ正教。これまで観てきた
国々の教会よりも、どちらかと言えばロシアなどの教会に近いはずだ。

宗派が違えばこういう装飾的なところにも
違いが現れる・・・ということか。





上:同じ教会を前日夜に撮影したもの。
  クリスマスのような星型の飾りがかわいい。


バスの出発まではしばらく時間がある。
もうしばらく散歩を続けよう。



上:人のいないオープンバーで佇むネコ。
        とにかくネコやイヌが多い。




上:公園の壁の落書き。家の右側には、
     「HIP HOP」って書いてある。
       なぜ。




上:道の壁に突然打ち付けてあったプレート。
     私を忘れないで、って意味だろうか?
     ほとんど人に会わなかったこの島。
     人の代わりに、このプレートから
     メッセージを受け取ったカタチになる。


そろそろ船の時間だ。


フェリーに乗り込む前、

ギリシャの食べものである「ギロピタ」を

買おうとしたが、小さな店の前に

行列が出来ていて、並んでいては

出航の時間に遅れそうだったので諦めた。

オフシーズンで人が全然いないのに、

ここだけ行列って!


ちなみに「ギロピタ」とは、日本でも最近

よく見かける「ドネルケバブ」のような食べ物。
丸くて平べったいパンの上に、

たくさんの薄切り肉と赤タマネギ、

ヨーグルトソース、トマト、さらに

フライドポテトも載せてくるっと丸めた

ファーストフードである。


最初僕は「うえっ。肉にヨーグルトって!」と

思っていたのだが、パクリと頬張ると

そんな思いはどこへやら、肉の油っこさも、

タマネギの辛さもこのヨーグルトがマイルドに

中和してくれて、非常に美味しいわけです。
そして非常に美味しいものは大好物になります。


満腹感を感じながら、島をあとにした。

非現実的な不思議な空間を堪能した島だった。

例えて言うなら、独特な静寂のある、あの

キユーピーマヨネーズのCMの世界に

迷い込んだような、そんな島だった。



7時間以上に及ぶアテネまでの船の旅で、

フェリーの中で買える食べ物と言えば、
コーヒーのアテのクッキー類か、
「GOODY’S」という名の怪しげな

ファーストフード店で買えるハンバーガー。


結局、往路でも食べた「GOODY’S」の

ポテトとハンバーガーにお世話になりました。
今日はこんなのばっかり食べてるな。




アテネのピレウス港に到着し、

もう遅い時間なので前回泊まった

「HOTEL DELFINI」へ直行。

ここは港から近いので有難い。


しかし、

値段を聞くと、たった数日前と比べて

急に高くなってるぞ…⁈

前回とレセプションの人は違ったが、
「おかしい、3日前はこの額で泊まった、

それは確かだ」と伝えると、最初は

「おかしいな、そんなはずはないんだが」みたいな顔をしていたが、結局こちらの要求通り、

3日前の価格でよい事になった。

危ないところだった・・・。


ただ、ここはベッドが丁度いい固さなので

寝やすい。ベッドがフニャフニャしてると

熟睡できないのだ。



上:ちなみにシャワースペースは恐ろしく

狭い。ホットシャワーが出るだけマシか。

部屋にあるテレビをつけたら、

CNNをやっていた。

世界のニュースが英語で紹介されている。


どうやら、中米ハイチで地震があったらしい。
カメラの向こうでは子供達が騒いでいる。

彼らは何て言っているんだろう、と

考えているうちに、眠気が襲ってきた。


明日もギリシャ国内の次の町への移動だ。

おやすみなさい。


    直近であげたブログ  その73「人気のない人気の観光地」、その74「2つの理由」には写真がほとんど無かったため、その75として写真メインでご紹介します。

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    これまで数々の写真で目にしてきた、あの白と青の建物たちがすぐそばに!
    うーむ、本当に海の青と建物の白とのコントラストが素晴らしい。


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    徹底して白と青にこだわっているのが気持ちいい。


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    風車のまわりも店の前も階段も、ご覧の通り誰もおりません。

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    レストランの看板。なんだか味がある。
    ボトルのラベルにわざわざオリーブオイルと描いたのはワインと思われたくないからでしょう。
    特産ですからね。

    {E86F5C09-E6EB-4B54-9906-EFE52E8339E9:01}

    道に突然現れる扉を開けると、目の前は海で、
    船が横切る…
    なんだか不思議な感覚です。現実感が無い。

    {2CF58FB3-0489-4CEC-B9B9-A080705A2BE7:01}

    ドアと馬の絵。
    葉巻をくゆらせ、ドヤ顔しています。

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    風にあおられ過ぎて、端がボロボロになった国旗。この島の風の強さを表しています。

    宿に帰るまでの間、すれ違った人間より、出会ったネコやイヌの方が多かった。
    この日に出会った彼らのうち何匹かが僕についてきたのは「その74」に書いた通りです。

    オフシーズンのヨーロッパは観光客がいない、とよく言われるけれど、この島ほどそれが如実に現れる場所もないのではないだろうか?

    どこもかしこも、ほぼ95%以上が閉まっていて、オンシーズンである夏がいったいどのように様変わりするのか想像しづらい。それほど閑散としている。ただ、ゆっくりじっくり味わいたい人には、ピッタリの時期と言えます。

    今日もお読みいただき、ありがとうございます。

    2010年1月17日

    完全なるオフシーズンで、

    観光客はおろか地元の住民も

    多くなさそうな今の時期のサントリーニ島。


    しかし、ひとけが無くてツマラナイか

    というと全くそうではなく、

    ただひたすらに歩いているだけで楽しい。


    その理由1。

    町のつくり。


    海に向かって傾斜があり、

    そこに張り付くように家やカフェや 

    レストランがびっしりと、

    そしてそのそれぞれが「絡みつくように」

    建てられている。


    この、「絡みつくように」という表現が 

    正しいのかよく分からないけれど、

    そう表現するしかないような感じで、 

    それぞれの境界線があいまいなのだ。


    ふつう多くの人がイメージする住宅や店は、

    敷地があって、建物があって、

    庭なりテラスなりがあって、

    隣地との境界に塀があったり

    エントランスには門があったり

    ドアがあったりする。


    しかしこの島はただフラフラと

    歩いているといつの間にか

    カフェの中に迷い込んでいたり

    人の家の庭に入りこんでいたりしてしまう

    恐れがあるつくりなのだ。


    島という限られた土地で、

    世界中から集まってくる観光客を

    迎え入れるうちに複雑化していったのかも

    しれない。

    興味深いのは、それがゴチャゴチャと

    汚しいかというと全くそうではなく、

    眺めているだけでも楽しい気持ちになるような

    つくりなのだ。


    まぁ、もしかしたら今がオフシーズンで

    人がいないからくっきりと町のつくりが

    浮かび上がってそう見えるだけで、

    夏になり観光客が増えると人間の頭が

    うようよしてとてもそんな気持ちに

    ならないかもしれない。


    とにかく、絶景ばかりがもてはやされ、

    テレビや雑誌ではそれに応えるかのように

    キレイな映像や写真が紹介されるが、

    僕個人的としては美しい景色はもちろん、

    この興味深い町のつくられ方も

    注目されてもいいんじゃないかと思う。

    今回のこれまでの旅で、

    イタリアのヴェネチアと並ぶ、

    歩いていて面白い街(町)だ。



    ただひたすらに歩いていて楽しい、

    その理由2。

    ついてくる存在。


    人はいないが、この島にはネコやイヌが多い。

    テクテク歩いていて、ふと気配を感じ
    後ろを振り返ると、黒いイヌが
    一匹ついてきている。

    獲物を求め追いかけてくるというのではなく、
    桃太郎の子分のように、おともしやす、って
    感じで、ただ、ついてくる。

    すぐに離れるかと思いきや、僕の数歩うしろを
    無表情にひたすら何分もついてくるので、
    困ったを通り越してなんだか可愛らしくて
    笑ってしまう。

    まとわりついてくるわけでもなく、
    食べ物をねだってくるわけでもないので
    ほっておくと、いつの間にか、ついてくる
    イヌが二匹に増えている!
    僕が立ち止まると彼らも立ち止まる。
    振り向けば奴がいる。


    なんで、ついてきたところで
    特にメリットのなさそうな旅人の
    うしろにピッタリいるのか分からないが、
    きっと彼らはヒマなんだろう。
    オフシーズンは遊んでくれる人も少なく
    ヒマそうな人間に構ってもらいたいのかも
    しれない。

    壁に大きなタコの絵が描いてある
    シーフードレストランの前を通り過ぎる
    頃には、僕のおともは三匹に増えており、
    僕はなぜかリーダーとしての妙な責任感すら
    感じてきてしまった。

    海に面した町を見下ろせる、小さな高台の
    ような場所にたどり着いた。
    僕は、ここまでついてきてくれた
    ぶちの白いイヌの前に腰をおろし、
    頭を撫でたり、ヨシヨシしてあげた。
    顔は不細工だが、かわいいやつだ。

    この場所からは、誰にもジャマされず、
    静かな環境で(クルマも走ってないし、
    音楽すらも聞こえてこない)、
    太陽がエーゲ海に沈んでいくようすを
    じっくりと眺めることができる。

    賑やかな時期のサントリーニ島もさぞかし
    楽しいだろうが、この景色の独り占めは
    今の時期ならではだろう。
    ここに来てホントに良かったなぁ、と
    ぶちの頭を撫でながらしみじみ思った。
    明日も少し散策して、アテネに帰ります。