2010年1月23日
朝起きたら、なんとここイスタンブールの
日本人宿、電気が止まってる・・・!
朝だから照明は使う必要が無いが、
寝起きにシャワーを浴びようとしていたのに、
これじゃあ使えないではないか。
やれやれ、4階の居間まで
「何とかしてくれ」と言いに行くか。
管理人もそこにいるはずだから。
しかし、なぜかこんな日に限って
過去最大級の寝グセが・・・。
さすがに人前に出れる姿ではない。
寝グセを直すにはお湯が一番。
だがしかし、今はお湯が使えない・・・。
仕方なく水で寝グセを直し、
4階の居間に行くと、
狭い部屋で宿泊客の男4人が縮こまりながら
なにやらボソボソと話していた。
そこで聞いてみた。
「あの、この宿、停電みたいなんですが、
ブレーカー上げたりとかはしないんでしょうか?」
「ああ、なんだか、この宿が停電っていうより、町全体が停電みたいだよ。」
町全体が停電!!??
イスタンブールが??
ホントか??
「・・・そうですか・・・・。
ところで、管理人さんはどこに・・・?」
「まだ寝てるよ。」
か、管理人だよね・・・?
「ちなみに、じゃあ皆さん、シャワーってどうされて・・・」
「さあ、誰も入ってないからねぇ」
お話になりません。
腹も減ったし、シャワーが使えそうな宿に
移ることも考え、外出することにした。
念のために窓から外を見て
天気を確認すると・・・
……大雪。
なんてことだ。
空からこんこんと絶え間なく、
白いふわふわしたものが降り続けているではないか。
今は君たち雪の出番ではないはずだ。
クリスマスは2ヶ月前に終わったし、
この国ではバレンタインデーは祝わない。
呆気に取られてしばらく窓の外を見つめていた
僕はようやく自分を取り戻し、とりあえず
外に出てみることにした。
やれやれ。停電の上に大雪か。
忘れられない洗礼をありがとう。
宿から出てしばらく歩くと、すぐ近くに
ユースホステルがあった。
部屋も今空いているし、この宿なら今のこの状況でもシャワーが使えるそうだ。
ロビーにはビリヤード台やバーまで併設されていた(行かないけど)。
ここ、なかなかいいじゃん。
この宿を有力な候補とし、念のために他も
見てみようと大通りに出た。
すると、雪の向こうからたった今イスタンブールに着いたような雰囲気の日本人カップルが歩いてきた。
話しかけてみると、彼らも何軒かの宿を歩き
回って探しているらしい。
この大雪の中、大きな荷物を持って
何軒もホテルを回るというのは、
僕と同じような金銭感覚で旅している人の
可能性が高い。
うんうん、その大変さ、よーく分かるよ。
彼らは、ちょうど僕がいま泊まっている
日本人宿も候補として探していたようだったので、宿の場所を教えてあげて、別れた。
しかし、数分後、また別の路地でバッタリと彼らに会った。
そこでまた会話を交わすと、なんだか妙に話が合ったので、僕も一緒に宿探しをすることにした。
出会った2人は新婚の夫婦らしく、
新婚旅行で世界一周をしているらしい。
ちょっとここで2人の紹介を。
旦那さんはNさんという人で、広島住まい。
ホストをやったあと、老人ホームで
働いていた経験があり、そしてこの旅に出るまではソーシャルワーカーをしていたという、
面白い経歴の持ち主。クリスチャン。32才。
奥さんのTさんは在日韓国人で、旦那のNさんとは職場が同じで上司だったらしい。
日本語はもちろん、英語も堪能で、
冷静に物事を判断する才媛。29才。
話を元に戻しまして・・・
数軒いくつか回った中には、
なんだかインチキくさい宿もあり、
結局、今朝見つけたユースホステルに
彼らと一緒に泊まることにした。
しかも、ドミトリーの4人部屋を
僕らで貸し切る形になり、
そのころには気持ちもずいぶんとくつろぎ、
明日あたり一緒にちょっくらハマムに行ってみようか、という話になった。
ハマムというのはイスラム圏にある
広~い公衆サウナのような空間で、
同性の中年(つまり、女性客はおばさんに、
男性客はおじさん)に身体を洗ってもらうという、独特な場所である。
なぜにカネを払っておっさんに身体を洗って
もらわにゃならんの、と言うなかれ。
これが、なかなか有名なのである。
この周辺で評判の良い「チャンベルリタシハマム」に直接行くより、この宿を通して
予約すると5DH(約300円)安くなるというので、スタッフにお願いした。
またそのスタッフは、他の観光地のツアーも
手伝えるというので話を聞いてみた。
実はトルコの観光に至っては、観光ポイントが
点在している上、国土も広いので
自力ではまず周れず、基本的にどこかしらのツアーに参加するのが一般的らしい。
広いトルコの観光どうしようかな~とは常々思っていたので、丁度よかった。
だがそのスタッフは「僕は今から会議があるので、詳細はすぐそばのパシフィック・トラベルという旅行会社に聞いてくれ。向こうには電話しておくから」と、どこかに行ってしまった。
パシフィック・トラベルにはNさんたちも付いて来てくれて、結局、約1時間半(!)の商談の末、このイスタンブールからセルチュク、パムッカレ、カッパドキアのツアー予約という決着が着いた。
かなり安くまで値切ったが、それは奥さんの
Tさんに流暢な英語で助けてもらったおかげだ。改めて感謝をせねばならない。
ところで今日はヤケに寒いと思ったら、
なんとマイナス4℃らしい!!
今からこの中、果たして観光できるのか??