当たり前すぎて、否定する人はいない。
しかし、飲むだけでは済まない国もある。
タイやバングラデシュ、ラオスなどと隣接している国、ミャンマーの人々は、なんとお茶の葉を料理にも使う。
お茶のスイーツならば世界中で流行しており、もはや流行どころか日本のように定番化してしまっている国もあるほどだが、ミャンマーは食卓に並ぶ一品として、お茶の葉の料理を持っているのだ。
果たして、うまいのか。
どんな味がするのか。
それを確かめるべく、僕はミャンマーレストランに行くことにした。
都内でミャンマー料理を食べるとしたら、それはまず大体が高田馬場ということになるらしい。
この街には昔からミャンマー人が住み着いていたようで、そのなごりから今では何軒もミャンマーレストランが存在するという。
高田馬場のお隣り、新大久保がコリアンタウンになっているのと似ている気がする。
いくつかの候補から検討し、僕はその響きから「ミンガラバー」という店名のミャンマーレストランに行くことにし、予約した。
予約した時間になり、店に入って、ミャンマー人オーナーとおぼしきおばちゃんに予約した旨を告げると、なぜか彼女は少し驚いたような顔をした。
というのも、僕が予約したのは本店らしく、ここは別館とのこと。2店舗もあるとは知らなかった!そりゃこちらのミスだ、じゃあどうしようか、と思ったのも束の間、「本店は予約してもらってたテーブル以外、いま満席です。ここ(別館)でも大丈夫よ、ワタシ向こうに言っておくから」と。
親切にもそう言ってくれ、僕と妻は奥の席に通され、まずは「ミャンマービール」を2つ頼み、渇いたノドを潤した。おっ、これは軽くて飲みやすい!
そして、いよいよ例の料理が運ばれてきた!
続く。