雨にも関わらず、100人以上も集まっていた。
全員で経を唱えてから正座して筆で経を写していくのだが、正直、自分がこんなにも忍耐力が無いとは思わなかった。
6行目くらいから足がしびれ始め、それに合わせて文字も歪み、雑になっていく。
心の中で経をあげるどころじゃない。
終盤、「揭帝揭帝(ぎゃあていぎゃあてい)」という文字を書く頃には、余りの足の痛さにそれこそ「ぎゃあ」と声をあげてしまいそうになった。ホントに。
そのため書くスピードを上げてしまい、約100人中、5番目くらいに終わってしまった。
係のおばあさんに、「これからも細く長くお越しくださいね」と言われた。
出直してきます。
合掌。