イギリスは紅茶のイメージがあり、イタリアはコーヒーのイメージがあり、アメリカはコカコーラのイメージがある。
しかし、北欧に対しては特定の飲み物のイメージが個人的に無かったので、「実はコーヒー消費量上位!」って言われると、「おぉ、そうなのか!」って少々驚いてしまった。
寒く厳しい冬が長い国だから温かいコーヒーをたくさん飲む、というのも言われてみれば納得。
そしてさらに、「コーヒーを飲んだりしてくつろぐ」という意味の単語まであるそうだ。
それが「フィーカ」という単語らしい。
日本だと例えば「用事がひと段落したから、ちょっとお茶しない?」と言ったりするシーンで、彼らは「息抜きに、ちょっとフィーカしましょうよ」と言ったりするのだろうか。
僕は北欧にはまだ行ったことがないのでよく知らないが、そんなフィーカタイムに登場するお菓子などもきっとあるのだろう。
新宿伊勢丹の地下に可愛らしいパッケージでクッキーなどを売る店があり、たまーに買ったりする。
そこの店名がたしか『フィーカ』だった。これまでは完全にこの店名がただの固有名詞で、意味なんか無いだろうと思っていたが、ところがどっこい、上記のような意味がある立派な単語だったのだ。
箱に入った小さなクッキーや、馬を象(かたど)った手のひらサイズのサブレみたいのを並べてある。実際、現地ではこれらをお供にコーヒーを楽しむのだろうか?
…ところで、全然話がそれるけど、いま上で「馬をかたどった」と打ったら「かたどる」の字が「象る」と出て、象(ぞう)という字と同じなので、「馬を象る」って言葉、なんだか面白いなと思ってしまった…
さて、話を戻して、これまで北欧に対し、強く行きたいという衝動に駆られたことは無かったけれど、コーヒー党の1人として、遥かな地のコーヒータイム、いや、フィーカタイムのことに興味を覚えました。
こんど、北欧に詳しい人がいたら、そこらへんが実際どうなのか、聞いてみたいと思います。
今回もありがとうございます。
なお、スウェーデンに興味がある方はこちらもお読みいただけると幸いです。きっと発見があります。
続く。