【本レビュー】スタンフォードの自分を変える教室 | 世界が変わるブック&ダイアリースタイリング*ブックスタイリスト中谷貴代/コーチング/読書術/手帳術

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こんにちはニコニコ
 
「やらされる」から「やりたい」私になる!
CITTA手帳ライフコーディネーターを目指す4期生、中谷貴代です。
 
 
本スタンフォードの自分を変える教室
メモケリー・マクゴニガル
 


本日の一冊は、「スタンフォードの自分を変える教室」。

 

 

 

これまで抽象的な概念として見られていた

「意志」の力についての考え方を根本的に変え、

実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる一冊です。

 

 

 

タイトルに「教室」とつけられている通り、

10週間の講座を受講するような形で構成されています。

 

 

全部で10章あるうち

各章で重要なポイントを1つ取り上げ、

その科学的な根拠を説明し、

それをどうやって自分の目標の達成に

役立てるかについて説明されています。

 

 

 

 

まず、最初に課されたテーマ。

「変えたい自分は何か?自分の課題は何か?」

 

 

 

私の課題は、

日曜に次の日の出勤を思って憂鬱になるのをやめる

にしました。

 

 

 

そう、ただいま7月29日、日曜日の午後。

 

明日の出勤時間がじわじわ迫ってきています。

 

心臓がドキドキ、呼吸が浅く止まりがちで、

指先に緊張からくる痺れを感じます。

 

 

 

典型的な「サザエさん症候群」。

 

いや、サザエさんは18時過ぎだけど、

この本を読んだのはおやつの時間くらいだったので、

もっとひどい!!笑

 

 

恥ずかしながら、この「サザエさん症候群」、就職してからずっとなのです。

 

 

ダイエットしたい。お酒を控えたい。運動習慣をつけたい。

 

 

やりたい習慣、やめたい習慣はいろいろあるけれど、

何よりもこの「日曜日のモヤモヤ」をいい加減何とかしたい…!

 

 

そんな希望を持って、本書を読んでみました。

 

 

学んだことは。

 

 

本書のタイトルにある「自分を変える」とは、意志力を磨くこと。

この教室は、意志力を磨く、「意志力の科学」を中心に進められています。

 


 

意志力は自己をコントロールする力。

失敗するときは、なぜ失敗したのか、自分を知ってパターンを理解する。

失敗したときの自分に名前をつける。

(「クッキーモンスター」「なまけもの」など。)

 

 

 

意志力を強くするには、自分の行動を意識する。惰性で行動しない。

 


 

意志力を意識するには、自分に対する思いやりを持ち、

心と体の反応を科学者の目で観察する。

 

 

 

意志力は、朝起きた時が一番多く、だんだん消費していく。

 

 

 

5分間瞑想をして、呼吸を1分間に4~5回のペースで繰り返すと、

意志力を自己コントロールできる力が最大限に引き出される。

 

 

 

ここまで読んできて、何だか、思い出したことが・・・

 

 

この「意志力」って、ヨガのプラーナやん!!!

 

 


プラーナとは、ヨガにおける「生命力」のことです。

 

 

人が生まれた時に一生分のプラーナが決まっていて、

だんだん消費しながら生きているのだとか。

 

 

イライラするとき、モヤモヤするとき、

プラーナの流れが乱れ、無駄に消費してしまうことになります。

 

 

このプラーナの流れが乱れると、

心が波打ち、余計自己肯定感が下がり、

終わることのない自分責めに。

 

(昨日のブログもご参照ください。→

 

 


ヨガの目的は、心を安定させること。

プラーナの波を穏やかにすること。

 

 

 

本書で言うところの、意志力を磨くことですね。

 

最近取り組んでいるヨガ哲学の学びともピタリと一致して、

ますます納得!です。

 

 

 

それもそのはず、著者のケリー・マクゴニガルは

ヨガ、瞑想、統合医療に関する学術専門誌

「インターナショナル・ジャーナル・オブ・ヨガ・セラピー」の

編集主幹を務めるほどの方だとか。

 

 

 

この科学的な考察の裏に、

実践の中で培ったヨガの考えかたも生きているのですね。

 

 

 

さて、ここまで読んだうえで、私の課題

日曜に次の日の出勤を思って憂鬱になるのをやめる

をどう解決するか。

 

 

本書の9章には、こう書かれています。

 

 

思考や感情や欲求を抑えつけようとするのは逆効果で、そうするとかえって自分がどうしても避けたいと思っていることを考えたり、感じたり、行なったりしてしまうことになる。

 

 

効果があるのは、以下の4つ。

 

・「仕事を思うと憂鬱」という感情を、落ち着いて認める。

 

・体に起きている反応に意識を向ける。

 心臓がドキドキする。呼吸が浅くなる、など。

 

・「この仕事を済ませて、組織の業務を順調に流す」という目標を思い起こす

 

・「考えない」という思考を、「行動する」という思考に変える。

 

 

 

残り少ない日曜日の時間、穏やかに楽しみます。

 

 

そして、明日目が覚めた時から、憂鬱ではなく希望をもって行動しますね。

 

 

 

もし、今、明日の仕事を思って憂鬱になっている人がいたら。

このレビューが何かのヒントになれば幸いですニコニコ