B60振動子ケーブル修理 | 川奈観光ボートハウスの公式ブログ

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ブルーコネクター部が破損して映らなくなったB60振動子の修理依頼が入りました。今まで振動子のケーブル部の修理は防水性能の確保から結構難易度が高い修理でした。

 

そこで探してきたのがこれ。ドイツ製の防水ケーブルコネクター。

これが思いのほか優れもので、切れたケーブルの先から中の細い線を出してソケットのスリットに挟むだけ。細かいハンダ付け作業が全くいらないのがまず助かります。

 

まず振動子側のケーブルから中の線を出して不要な線を切ってしまいます。B60は50kHz/200kHzの2周波を一対のプラス・マイナス線で、それに水温センサーとそのドレインを加えた計4本で駆動しています。

残った4本をソケット部品のスリットに挟んで余分な線をパチンパチンと切ってしまいましょう。

それをコネクターのジョイントパーツにねじ込んでいきます。

なんと、これで片方の接続が完成!

ケーブルを挿しいれる入り口にはラバー製のカラーが付いていてソケットをジョイントパーツにねじ込んでいくとこんな風に締まってケーブルに密着してIP6レベルの防水性能を発揮してくれるのです。

後ろから見るとこんな感じ。

カラーが締まってシッカリケーブルに密着しています。

 

次にブルーコネクター側の線を引っ張り出します。

今回はブルーコネクター内部の断線がありましたので7ピンのブルーコネクターの新品パーツを使って必要な線を選びました。

必要なのは7本のうち4本です。

これを反対側のソケットに挿しこんで同じように余分な線をパチンパチンと切っしまいます。

それを先ほどのジョイントパーツの反対側にねじ込めば切断部の修理が完成!

 

実際に映してみました。B60見事に復活しました!

 

今回見つけたコネクターは3.5~6.5ミリの直径のケーブルに適合するものと4~8ミリ用の2種類があります。

細いほうはフック3Xサイズの振動子「HST-WSU系」の振動子の5ミリ径ケーブルに使えて、太いほうはAIRMAR社系の直径7ミリケーブルに適合します。

 

これから色々なケースで試してみようと思っています。