現在貸切バスの統括運行管理者をさせていただいております。
『運行管理者』と言ってもピンとこない方が多いのではないのでしょうか?
文字通り『運行』を『管理』するお仕事なのですが、
・乗務前点呼(アルコールチェックと当日乗務の確認)
・出庫・現着・終了の確認
・入庫後点呼(アルコールチェックと翌日乗務の確認)
がメインのお仕事です。
すなわち、当日の運行が問題なく、滞りなく行えるようにする仕事です。
ある意味運行に関してですが、
社長・営業所長より権限があります(責任も伴いますが)
運行管理者が運行できないと判断した場合、車両・人員を変更
それができなければ『運行そのものを取りやめ(運休)』になります。
人の命を預かる大切な判断ですので、間違いは許されません。
まあ、実際は『乗務員』さんから突き上げられ
管理職(上司)からは押さえつけられ、
と、中間管理職的な立ち位置です。
この仕事は他職と兼任されている方がほとんどで、
『ドライバー』や『整備管理者』との兼任が多いようです。
(中には営業所長・社長とかもいるようですが)
メインは内勤ですので一般事務職の一部という感じでしょう。
この資格を取るためには国家試験の合格が手っ取り早いです。
事前に3日の講習(運転免許・実務経験がなくても可能)を受講し、
年1~2回の試験に合格するという方法です。
私が受験したとき(平成27年)はドライバーか8割・事務員が2割位でした。
女性事務員の方もいらっしゃいましたので、性差は関係ないと思われます。
まあ、若年者はほぼいなく30代以降が多かったように思います。
3日連続の講習がネックですが、時間に余裕のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう?
資格慣れしている人であれば40時間程度の勉強で合格できると思われます。
要領のいい方でも100時間もあればいけると思います。