電子書籍なるものを使ってみたこともありましたが、何となく「本は紙」という思い込みが有って敬遠していました。
でも、文庫本ならいざ知らず、サピエンス全史やホモデウスの様な分厚い新書は重たくて・・・・、と悩んで居たら、Kindle版のサピエンス全史「試し読み増量版」が無料で配布されていたので思わずダウンロードしてしまいました。
KindleはAmazonが運営している電子書籍で、アプリはPC用、Android用、iOS用、いずれも無料で使えます。
使ってみたら、6インチのスマホ画面でもさほど字の小ささを感じる事も無く快適そのもの。
本を持ち運ばなくても、どこに居ても読みたい時に読めるのが最大のメリットで、デイサービスの休憩時間の暇つぶしにもってこいです。
急にリハビリのプログラムが始まってもスマホを閉じるだけ。
スマホを開ければ読みかけのページがさっと開く。
情報を共有しているので、PCでもタブレットでも読みかけのページを開けます。
何よりも私に取って有り難いのは、ページをめくる作業が不要な事です。
指先が思うように動かないのでページをめくるのが大変で、その度に読書を中断しなければならなかったのが、どんどん読み進められるので楽しくなりました。
その度に持ち上げて格闘する必要が無くなったので、スマホの重さも膝の上に置いておけば全然問題有りません。
で、サピエンス全史とホモデウスを買おうとしたのですが、この本は色々な人に貸し出すことになるからやっぱり紙の本の方が、とスケベ根性を出してちょっと高い本の方を注文してしまいました。
電子書籍は紙の本のような保管スペースも要らないのですが、回し読みできないのが玉に瑕です。
完全に失敗でした。
重たい。読みたい時に読めない。ページがめくれない(紙質の関係で文庫本よりはマシですが)。毎回しおりを挟むのが大変。
さっさと他の人に差し上げて、Kindle版を買い直そうかと思って居ます。