道化のクレヨン
れいの意識が無い。
それでも僕は立ち止まるわけにはいかないんだ。
色んな人が励ましてくれた。
僕は・・・
れいに会いたい。
2013年1月14日。
「思い出とか記憶とかで、失っていた意識や記憶を取り戻した」
確かそんな話があった。
僕たちの場合は「絵」だけど、
記憶喪失と違って見ることができない。
もう僕は本当にだめだーこのまま何もできずに終わるんだ・・・
つまらない感情が生まれる。
はあストレスが。
何をやってもうまくいかない。一人じゃだめなんだ。
自分以外の誰かのためだからもっと頑張れるし、つらいことがあっても乗り切れる。
いつもと違う日常がいつもと同じように訪れていた。
ああ何だか考えてばっかりだ、最近ギター弾きに行ってなかったからだろうか・・・
ギター?
そうか僕にはギターがある・・・
僕たちのもう一つの思い出、それは音楽だ。
ギターを持って考える。
どうすれば・・・
いや、答えは決まっている。
だからもう右足はブーツ装備なんだ・・・
だから左足もブーツ装備なんだ・・・
だから玄関の扉を開けたんだ・・・
そして僕は、音楽を届けるんだ。
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【家→商店街】
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雪が降っている商店街。僕は偶然武藤さんに出会った。
僕と目が合ってギターを持っていることを知ると「よしっ!」と言ってくれた。
れいのことは話してないんだけどなぁ・・・
後で聞いたところによると「いい顔してたから何となく」だそうだ(笑)
深く考えない人だ。
それは今日の僕も同じか・・・
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【商店街→病院】
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ギター演奏には最悪な天気がまるでドラマのようだ。
傘を借りればよかった。
これだから実話(ノンフィクション)は困る。