牛すき丼 と言えば玉ねぎ

こどもたちは中位の玉ねぎ半分をなるべく薄く切る


玉ねぎは切れる包丁でササッと切れば涙は出ない

しかし
決まった分量に予めカットされた玉ねぎを
時間をかけてスライスするうちに
涙を誘う刺激成分はどんどん発生する



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「目が痛いよ~」と涙目で訴える
「痛いよね! でも頑張れ~! お家の人が待ってるよ」と励ます
「うん」と頷き何とか切り終える

それでもスライスした玉ねぎは参加者の分だけテーブルにある訳で…

「まだ痛いよ~!」
「何でもう切って無いのに痛いの?」

そうだよね
そう思うよね

それでも頑張るこどもたちが実に可愛い


 痛かったり、熱かったりしながらも仕上げた牛すき丼

お家の方も嬉しいでしょう

見ている私でさえとても嬉しいのですから


そんなひとつひとつの小さな頑張りが形になった時
こどもたちには小さいけど確かな自信になっているはず
そしてちょっと誇らしいはず

楽しげなランチタイムの様子がその証


家庭料理教室  イージーキッチン  mari