9月10日。

我が息子の11歳の誕生日でありました。


皆様から心温まるお祝いのメッセージを賜りました事、あらためて心より感謝申し上げます。

こうして、我が息子ならびに僕たち家族を多くの皆様に見守っていただける幸福を今、あらためて噛み締めている僕であります。



さて、今年の9月10日は木曜日でありました。

平日の真ん中であり、とりわけ木曜日は、息子の日本拳法の稽古日に当たっており、帰宅は夜9時を回りますので、この日は朝にお祝いの言葉と誕生日プレゼントを渡しただけで「お祝いは週末に」となったのでありました。



ところで、昨年より地元の野球チームに入った息子、毎週土・日は張り切ってグランドに出かけ、帰ってくるのは夕方という日々。

この季節、「冬支度」で忙しい僕の畑仕事も応援を頼みたいところですが、とても・とても「当てにならない」のであり、正直、親よりも忙しい週末を過ごす息子であります。

誕生日となると彼には「恒例の作業」があるのですが、それを土曜日する予定が、これまた野球の練習から帰ってきたのが遅くなり、日曜日へと変更した我が家でした。



さて、日曜日。

夕方7時頃、ようやくグラウンドから帰ってきた息子。

風呂に飛び込み、汗まみれ泥まみれの体を洗い流してさっぱりしたら「恒例の作業のため」おもむろにキッチンに立ちました。




そう、自分のバースデーケーキを作るためです。



せめて「半日」の時間があればスポンジケーキから焼くのですが、とても今年はその時間はありません。

「料理」であれば僕も多少の手出しが出来るのですが(実は、この日、お昼に一品作っております。それも追ってご報告いたします)、残念ながらスィーツが不得意の僕にはお菓子の類は「範疇外」であります。

ということで、スポンジケーキは、我が家が家族ぐるみでお付き合いしている近所のケーキ屋さんにお願いいたしました。


余談ではありますが、この我が家から歩いて5分ほどのケーキ屋さん、僕とはかれこれ30年のお付き合い。

僕の結婚披露宴のウェディングケーキを特注で作ってくれた恩あるお店でもあります。

喫茶店も営んでおられますので、休日の朝はこちらでモーニングサービスを頂くのも我が家の恒例。

息子にいたっては、家内のお腹の中にいるときからお世話になっているお店であり、息子が「ケーキ屋さんになりたい」という夢を与えてくれたお店なのであります。




時計は夜7時半を指そうとしております。

大急ぎで、作業開始です。



(まずは、生クリームを泡立てて)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



ひと夏の間、グラウンドで走り回り続けて、腕も真っ黒に日焼けしています。

こうして改めて見るとかなり筋肉も付いてきたようです。

確実にこの一年で成長はしているのだなと実感する僕であります。



続いて



(スポンジにクリームを下塗りして)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



デコレーションしていきます



(フル-ツを間に挟んで)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



(スポンジを重ねて上にもトッピング)


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-




最後にロウソクを立てて



(完成です)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



いやはや、何とも不細工なこと。


なにしろ野球から帰って来て究極の腹ペコ状態の息子です。

もう、早く食べたい一心で急ぐ急ぐ。

今年に限っては「コンセプトは食欲」だったようです。


まあ、それも良いでしょう。

11本のロウソクを立てた年、彼にとっては仲間達と思いっきりグラウンドでボールを追いかける事に熱中した歴史の「証し」です。

「早く食べたい」の思いが勝った息子の「元気」を喜びたい僕であります。




(ろうそくを点して)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


さて、このシーン、息子の大好きな「そのみお姉さん 」より


今年も、お母さんのお膝で抱っこだったら、嬉しいんだけどな~♪


とリクエストを頂戴しておりました。



はい。

お母さんの膝の上は息子の「大好物」であります。

誕生日の前日も膝の上に乗っていた「味わい母子」であります。

ですので、当然息子は「乗る気満々」。

が、僕が、「そのみ様からリクエスト来てるからね」と言ったが為にブログ公開を恥ずかしがった家内に写真撮影を逃げられてしまいました。

つい口を滑らせてしまった僕のミステイクです。そのみ様には、期待させてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

いつになくノリの悪い「味わい母」でありましたが、来年もきっと「膝の上」でしょうから、必ず来年は撮影したいと思う僕であります。





日曜日の夜、ささやかながら本当に幸福な我が家でありました。