拝啓  サイバーエージェント  藤田晋社長様

梅雨とはいえない猛暑の中ますますご清栄の事とお喜び申し上げます


さて、貴兄のブログを拝見し、いささか思うところがございましたので一筆啓上させていただきたく存じます


僭越ながら貴兄のブログにリンクを張らせて頂きました事ならびに貴兄記述を引用させていただく事につきご諒承賜りたくお願い申し上げます(引用部は赤色表示させていただき貴兄記述である事を明確にいたします)




お詫び2


貴兄によりますれば


問題点をひとつひとつ潰していけば、今後パフォーマンスの
更なる向上が見込めます。

今回のバージョンアップで本来目指していた姿に近づけると

思います。


とございますが、貴兄におかれましては事業計画プランを実行に移すに当たって

見込めます。  思います。

という程度の認識で遂行されるのでしょうか

経営者ではないにせよ、私も企業人の端くれとして考えますところ「見込み」や「予想」で事業を展開することは決して芳しいことではないと思う次第です。


また、揚げ足を取るつもりはさらさらございませんが

問題点をひとつひとつ潰していけば、今後パフォーマンスの更なる向上が見込めます。」

と仰っておられますが、今も続く現場の方々の努力はまさしく

パフォーマンスの更なる向上のための問題点のひとつひとつの潰し込み

であり、貴兄のご認識には「本末転倒」の念を抱かずにおれません。


そして

本来目指していた姿に近づける

のではなく

まさしく

本来目指していた姿を実現する

というモチベーションの元におそらくは不眠不休で現場において作業努力が続いているものと信じております


貴兄の記事を拝見し、現場に丸投げしてあたかも他人事のような記述であるとの想いを拭い切れず、これではユーザーの満足と信用回復に全力をあげている現場の努力が報われないと思う次第です。

確かに、一連の事態にたいして、経営者のお立場から「あってはならない失敗」であり多きに不満はおありでしょうが、今は、「ユーザーへの適切な情報開示」と「現場の士気をいかに高めるか」が貴兄のなすべきことではないでしょうか。


ユーザーの多くの期待を背負っておられることを今一度ご賢察いただきますよう改めてご依頼申し上げます。


                                                             敬具