箱根駅伝で初、東工大の選手が走る | レトロゲーム音楽研究所

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箱根予選
(立川駅構内にて、箱根駅伝予選会での各大学の旗)




明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。



さて、今年の箱根駅伝で

初めて、東京工業大学(東工大)の選手が走ります。

工学部 機械宇宙学科 3年の 松井 将器 さん。



中学時代に、ジュニアオリンピック 3000m 4位に入るなど

全国トップクラスのランナーでしたが

佐久長聖高校で坐骨を疲労骨折し、2年で退部。

一度は、陸上から身を引きます。

その後、元々 学業成績の良かった松井さんは

1日 14時間 猛勉強の末、東工大に現役入学したらしいです。



そして、大学に合格した日から、再度走り始め

昨年10月に行われた 箱根駅伝予選会 で好成績をおさめたので

関東学生連合という選抜チームで走ることが決まりました。



実は、筆者の大学時代の頃は

東工大の陸上部は人数が少なく

駅伝チームは10人そろわないので

サッカー部など他の部活から走れる人材を寄せ集めて

何とかして予選会に出場したものの

下から数えて何番目とか、そういう状況でした。

今回も、予選会は48校中、42位でしたから

大学チームで箱根駅伝に出場するのは、夢のまた夢。

(※予選会での 上位10校が出場可能)



しかし、筆者の大学時代の友人にも

水泳のインターハイ選手がいましたから

全国レベルに運動能力が高い人は、稀にいます。

そういった優れた選手を救済するために

個人として 予選会で好成績をおさめた選手を

各大学から集め、選抜チームとして

箱根駅伝に参加させようとするシステムがあるんです。



ところで、松井さんの在籍している 機械宇宙学科 (旧・機械物理)は

東工大入試の前期試験で、合格するのが最も難しい 4類 で

しかも、入学してから最も忙しい学科の 1つです。

松井さんは、授業で大道芸ロボットを作っているらしいですが

筆者のこの学科の友人は、人工衛星を作って

アリゾナ砂漠で打ち上げていました。



そんな時間制約の厳しい中

箱根駅伝に出場できるレベルに体を作ってきた

松井さんの努力は、並大抵ではないと思います。

走るのは 9 区。

伝統的に準エースが走る区間で、非常に困難な戦いになると思われますが

夢の舞台で、悔いのないよう完走して欲しいです。

1月3日、午前11時以降に走ります。




(9 区コース概要 戸塚中継所 - 鶴見中継所 23.1km)








P.S NEW!

TV中継にて、松井さんが 完走したのを見届けました。



01:12:08  (参考記録)

17位 / 21人中  (参考順位)



中継所に到着時点で 1位の走者から10分以上引き離されると

前の走者が到着する前に

繰り上げスタートされるのですが

1位の青山学院大学が、非常に速かったために

松井さんは、関東学生連合のタスキを受け取れず、渡せずという不遇の中

最後まで食らいついて、よく走りきったと思います。

本当に、お疲れ様でした。



<参考サイト>

東工大で初 松井 関東学生連合で箱根駅伝に | スポニチ

走力“偏差値”も本物!東工大・松井、「学連チーム」復活で初出場チャンス

箱根駅伝 区間エントリー発表及び応援について | 東工大ニュース

出場 21チーム 選手名鑑 | 松井 将器

箱根駅伝予選会、総合成績と個人成績トップ10

箱根駅伝 復路コースマップ

箱根駅伝 コース地図

学生たちの人工衛星プロジェクト | 東京工業大学

▼9区成績 (戸塚-鶴見 23.1キロ)  | スポーツ報知 NEW!

関東学連・小針「来年はチームで出たい」 NEW!