富山県でセルコ ホームの2×6、APW430、第3種換気、ガルバリウム鋼板と杉板張りで太陽光発電によりある程度自立循環可能な滑川パッシブの家に住んでいます
Q値1.19、UA値0.3、C値0.56の高断熱高気密により省エネルギー
日射取得、日射遮蔽、通風等パッシブでさらなる小さいエネルギーを重視しました
住宅性能も当然大事ですが、↓のようなシステムに支配されてしまっていることをまず理解しなければいけません
Q値やUA値といった断熱性能が住まいの燃費等を求める大事な数値となります
が、昨日から疑問が…
もしかしたら私の知っている断熱性能計算って一般的ではないのか!?
(計算上は)Q値、UA値はこれになります!と言われて計算書を見ても100%理解している方は少ないでしょう
何故か?
難しいからですね
間取りや住まいの大きさや設備をどうするかで頭がいっぱいで、そんなところまで勉強して知る時間も労力もないからではないでしょうか
が、断熱性能が分からずに家作りを進めるのは燃費も分からない自動車を買うのと同じです
日本の家作りはそれが普通ですがね
こちらをご覧ください
開口部U値は一律1.6で計算してありUA値は0.38でQ値は1.37です
これは「住宅省エネルギー技術設計者講習会テキスト(平成25年版)」から簡易計算の場合の開口部U値です
トリプル ガラスのU値はガス入り空気層7mm以上×2枚であれば付属部材なしで一律1.6となっています
簡易計算とはこのことで、実際のU値(実際というのも語弊があるかもしれませんが)とは違います
ではこちらは?
開口部U値を0.9で計算してあります
するとQ値1.19のUA値0.3になりました
こちらが実際の断熱性能になります
因みにこれ実は変です💧
U値0.9の根拠はこれかな!?
左下の②付属部材なしがU値0.9ですね
実際はスライディングであったり縦すべり出し窓等で違います
そして計算し直すと開口部U値はトータル23.98から26.95と悪化しQ値は1.2になりUA値0.31になりました
しかし例えばですが、換気回数を0.5から0.3回にするとQ値は0.94まで上がります
これは空気質に関わるので皆さん忘れてください
YKK APのサッシを使っている場合はこちらから実際のU値が分かります
この中から選び↓
附属書のPDFに
先程のこちらのような実際のU値があります
ただ、ガラス厚と中空層厚が分からなければいけませんが
因みに、久々にこんなビルダーっぽいことをしたら色々と変化していますね
これらを理解しているならばQ値やUA値を言われた場合に「それはサッシの実際のU値、自己適合宣言書に基づいた計算結果ですか?」と質問してみましょう
営業さんはまず、建築士さんでもだいたいは理解していません💧
え?簡易計算?そんなの許されるの?と思いませんか?
夢の家作り、一生に一度の買い物は机上の計算が簡易計算でされているかもしれません
そもそもUA値を知らない方はかなりおられるはず
ましてやQ値はまず計算すらしていただけないのでは…
大事な家作りはいかに勉強し施主力を高めるか、まともなビルダーを選べるかどうかが全てです
最後に椿井さんへ
限定された情報ですが、安全牌を考えて計算すると3/2のブログにあるUA値より0.018良くなるかと思いますよ