小泉訪朝時に起きた「これで幕引きネ」を狙った飯倉公館事件

http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-12b2.html

 

先だっての訪米で,特定失踪者の「との字」もトランプに出さなかった総理は,

 

米中と北がじゅうぶんな「打合せ」の上で,もうこれで終わりにしろよ!ついては,こんだけ金を作れよなと言ってきたらどうするつもりだろう?

 

今でさえ,拉致関係者がいなくなるのを「粘り強く」待っているかのような冷たい印象を留守家族や関係者に与えている政府だし,飯倉公館事件の「恥ずかしい前科」はあるしで,

 

領土保全と東北復興と並ぶ最重要課題だったはずの「拉致解決」が風前の灯火となってきたような気がしてならない。

 

領土侵略にしても,指をくわえて見ているだけで,たまに「厳重に抗議」したと,信用ならないナチス謹製の記者クラブが伝えるが,では抗議した後にどうなったかの事後報道は一切ない。

 

「遺憾の意~」とまずは鏡に向かって言って,いざ侵略国の面前に出ると「すみませんが・・・」とヘーコラ低姿勢で「抗議したことにしといてください」と「頼み込んでいる」アベコベなコメディが「見え隠れする」だけだ。

 

なんだかCIAの工作員を捕虜交換したように見える「アメリカ人3名の帰還ショー」にしても,大々的なトランプ流演出を見せつけられて不快になるばかり。

 

当方には,交換しようにも真正のスパイも地球全域に張り巡らせた諜報網もない。

 

北の刈り上げ君に「なんで拉致のことを日本は自分で言ってこないでいつも他国頼みなんだ?」なんて事実上の腰抜け呼ばわりされるのも,

 

尖閣での着々とした既成事実作りに何もカウンターを打てないのも,一にかかって日本が戦えない国だからというに尽きる。

 

この期に及んで,交戦権も国軍も諜報機関も持たずに,つまりは必要な戦争を自らのみの判断でできる国づくりをするという覚悟を持たずに,

 

何の狙いか実績作りか,ごまかし改憲をなんとかしようなんて愚の骨頂だ。

 

過去の清算と拉致解決をリンクさせるなどという,ふざけた言いがかりをつけられるのも,いまだに南京や慰安婦,強制連行へ対する国を挙げた思想戦に立ち上がれないのが原因だと思う。

 

もちろん,いつ行くのか待ち過ぎて伸びた首が地球を何十周したかわからない,アメリカをおおいに失望させる首相の靖国参拝が実行されないこともまた。

 

口先ばかりの「戦後レジームの超克」の犠牲に拉致被害者がされたのではたまらない。

 

道義を捨て去って他国にすがりきったままでは,弱肉強食の地球でサバイバルすることはできない。

 

拉致被害者と特定失踪者という同胞を平気で見殺しにして五輪フィーバーに狂奔しようとするのなら,それ相応の報いを日本国は受けるべきだと思うほかない。

 

残念だが。

 

西南戦争時に西郷軍が襲った旧県庁も取り壊され,今はこの建物が細々と残るのみ。