JR旅客6社はもともと,切符の発行日や定期券の有効期限に「平成」などの元号を記さずに年数だけを記載している。

 

これまで特に支障はなかったが,急増する訪日外国人が日本独自の表記に戸惑う恐れもあるため,

 

来年5月1日の改元を控え,西暦表示に改める動きが広がっていると時事通信社が伝えている。

 

各社は改元を西暦表示に変える「いいきっかけ」(JR西日本)ととらえているんだそうで,いったい何が「いい」んだかワケがわからない話だ。もともと元号を入れていないのこそがおかしい。

 

来日する外国人が日本独自の表記に戸惑うからなんて何の理由にもならず,では逆に,訪問国の独自の風習や表記に戸惑う日本人旅行客に合わせて,

 

その国が,貴重な独自の文化をホイホイと蔑ろにして捨て去り,日本人旅行客に迎合しているのか?といった素朴な疑問が湧く。

 

戸惑うなら,いい機会だから元号の由来を学んだらいいだろう?

 

本末転倒もいいところで,どんな感性でこんなヨタ記事を配信しているのか?

 

それこそ政府はそういった「元号に関する啓蒙」をしつつ,古い歴史を持つ日本を諸外国へアピールすればいい。

 

観光庁も,人の金を右から左に動かしては「インバウンド需要喚起をやっております演技」で「天下り先拡大」にばかり小汚い鼻をうごめかすのではなく,

 

わが国の国体を知らしめることに一役買ってはどうだろう。

 

どんな記者が取材し,どんなデスクがOKを出した記事なのか知らないが,元号を滅ぼして西暦を氾濫させるのがそんなに嬉しいか?

 

西暦とはそもそもなんなのか?諸外国におけるユダヤ暦やイスラム暦の取り扱いの実態はどうなのか?

 

各国が自らの固有の文化の一端である「年月日の表示」を,利便性や金のために軽々しく扱っているかどうか?等々を,

 

切符や定期券ばかりかカレンダーや公文書に至るまで一覧表にしてキッチリとお茶の間に示して周知した上で,

 

元号の抹消,つまりは皇室を無きものにしたいというアカの企みを国民に問うがいい。

 

鹿児島県 伊作温泉入口にあるユーモラスな西郷どん