地元鹿児島市での,とある自衛隊OBの集まりで,最近,宇都参議院議員の得票が減ってきているのは由々しきことだと司会者が言っていたことがある。

 

「それは・・・」と私は唇を噛み締め,諸外国に比べて銃弾が貫通しやすい鉄帽や,対戦車地雷に軽く10メートルは吹き飛ばされる(ほぼ確実に死ぬ)多くの装甲車両,スグに突っ込みを起こして撃てなくなる機関銃等々,

 

現在に至っても劣悪な隊員の装備や,対馬や南西諸島を含む全国で進む,実質上は中国資本によって買占められていく水源地や軍事上の緊要地形への言及が常日頃も見られないこの議員への不信を苦く噛み締めながら,

 

「そいつは無理も無いなあ」と呟いて眼前の膳部に視線を落とした。

 

韓国の慰安婦問題へのウンザリくる毎度毎度の蒸し返しは確かに不快だが,わが国が日韓基本条約を示しての毅然とした拒絶を怠ってきたことや,

 

本来ならばアメリカが慌てるほどの不意急襲をもって攻撃奪取すべき竹島を意気地なく先延ばし??する見苦しさや,

 

あまつさえ今頃になって10億もの公金を思慮も無くくれてやった者達の責任を堂々と追及してこその「期待の若手代議士」ではなかろうか。

 

それを,インフルエンザや「不測の事態」を持ち出して馴れ合いに終始するのでは,日本国民ばかりか韓国の心ある人士にも失礼な話だと思う。

 

自衛隊がアメリカ軍の警察犬化していくのも「むべなるかな」

 

「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部宏治 著」より。