「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部宏治 著」より
植民地に乗り込む宗主国の大統領よろしく,アメリカが占領中の横田基地へとトランプはやってきた。
アメリカ兵と共に自衛隊員もトランプのスピーチを拝聴させられ,見え透いた嬉しがらせを聞かされた。
天皇皇后両陛下と無礼千万な姿勢での握手をトランプは夫婦して交わし,シンゾー総督に「もっともっと俺様んとこの高価な武器を買えよ!」と命じて,
ゴルフだ食事だと血税を使い散らして,意気揚々と飛び立って行った。
護ってもらってるからしかたがない,どれほど侮辱されても命あってのモノダネだ。
万が一の場合は自衛隊員の命を差し出せばいい。気の毒だが隊員が自らそれを望んでるんだし・・・か?
シンゾー植民地総督やその一味に悔しさのカケラもうかがえないのは「しょせん去勢された奴隷頭とはそんなものだろうな」とも思うが,
多くの隊員の命を預かる「将軍や提督もどき」からも,
あるいは天下りを成し遂げてから電波芸者よろしくテレビに呼んでもらっている「もどきOB」からも,
自衛隊票で国会に送ってもらっている隊員OBの国会議員達からも憤りの声は上がらないように見える。
「高額な米式装備を購入させられる前に,容易に銃弾が貫通するヘルメットや,対戦車地雷に高々と吹き飛ばされる装甲車両等の,自衛隊員が強いられている生命軽視で劣悪な装備の改善が先だろう!」と,
田中元長野県知事がラジオで怒りの声を上げていたのには,いったいどっちが首相にふさわしい識見だ?と,
国難が服を着て世界中に「援助を表明しては公金をバラまく」という日本国の不幸を思わざるを得なかった。
敵は本能寺にあり。